仕事をしていて読みづらい文章書く人いるなと感じます。逆説や理由が積み重なってるとか、だらだら長くて何が言いたいのかハッキリしないとか。
特に、昨今はTeams などチャット形式でやり取りすることが増えたので、口語調で長い文章が続くと読むのが辛くなります。
私自身は、文章をシンプルにPREPを意識するようにしており、これが伝わりやすい(相手に読みやすい)文章だと思ってきました。
他人の文章を指摘する前に、説得力のある文章を書いて手本を見せたいと思い、本書を手に取りました。
部下に勧めたい一冊です。
本書のはじめとあとがきには、「センスのよい」の意味について解説されてます。
それは読み手が心地よく感じる、つまり読み手について考えておくこと。
読む・解釈する時間(負担)を減らしたい、これは私が文章を書く時に意識してたことなので、共感できました。
私が読みにくいと思った理由も本書にあり、合点がいきました。
学べた点が二つありました。
一つは、句読点の打ち方は人それぞれ、相手と同じ打ち方にすると伝わりやすくなる(読みやすくなる)話がありました。
あくまでやり方の一つですが、「人に合わせて」書くのは難しいなと思いました。
もう一つは、「ことばの森」を作ること。ボキャブラリーがないと、まわりくどく、複雑な文になるのは納得です。最悪ミスリーディングにもなりかねません。ことばの森を増やす方法の一つに、社説を写す例がありました。昔親に言われたことがあり、やっぱり必要なことなのかと思いました。
なかなか習慣化するのが難しいと思いました(どこに時間を当てるのか)
個人的には本をたくさん読んで、たくさんレビューやジャーナルを書いて、ことばを覚えていきたいと思います。