藤見幸雄のレビュー一覧

  • 痛みと身体の心理学(新潮選書)

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    プロセス思考心理学について書かれた選書。

    寝ている間に夢を見ていても「それが夢かどうかわからない」状態であって、ほとんどの場合は目覚めて初めて「夢だった」と理解する。この目覚めている状態での認知も睡眠中の夢と同じく「ある種の夢」とすることで、自分自身への理解を深めるという内容。

    そして「こころ」とも「身体」とも異なる「もの」が存在するとする、という主張もある。

    基本的には自分自身に存在する二項対立を、その「もの」を使って解消していくことが中心なのだけど、この方法がかなりおもしろくてどんどん読み進んでしまう。たとえば完全に健康な人を目指すのではなく、不健康な痛みを抱える不完全な存在であるこ

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    2020年08月16日
  • 身体症状に〈宇宙の声〉を聴く―癒しのプロセスワーク

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    <身体症状に宇宙の声を聞く>

    P7
     現代科学の主流は、宇宙のゼロポイントエネルギーの影響を測定することに焦点を当てている。そして、微細なエネルギーの揺らぎによって宇宙の起源が発生したのかどうか、議論されている。それに対して私は、ごく小さな兆候に注目し、そうしたかすかな兆候がどのように私たちの人生を創造していくかを、「沈黙の力」の観点からとらえ直すを提案したい。

    P13
     そうした微細な経験に焦点を当てることが、非局在的医療となることを示していきたい。

    P17
     私はすべての動作や身体症状が、「実際の」日常的現象に先立つ、ごく症の、きわめて微細な「想像(界)的な」経験にまでさかのぼれるこ

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    2018年12月22日
  • 身体症状に〈宇宙の声〉を聴く―癒しのプロセスワーク

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    ミンデルは、もともとは物理学を専攻していて、スイスでユング派のセラピストになったのだが、近年、物理学にちょっと回帰しつつあるらしい。

    ということで、読んでみたのだが、多分、そんなことが書いてあるんだろうなー、というような内容で、特段の驚きはない。

    つまり、量子力学の観察者の問題とか、エヴェレットの多世界解釈、デヴィド・ボームの隠れた変数理論、超ひも理論を踏まえたマルチバースみたいな世界観。そして、それとタオイズムや仏教なども絡みつつ、いつものミンデル・ワールドが繰り広げられる。

    いわゆるニュー・サイエンスっぽい世界ですね。

    うーん、この人、どの本読んでも、あんまり変らないね。語

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    2017年04月30日
  • 痛みと身体の心理学(新潮選書)

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    POPとう言葉を知って初めて読んだ本。
    目をそむけている事や、認めたくない事を、認識することの重要性が理解できた。意識/ドリームボディ、陰/陽、場、全てはバランスが大切で、何層にもなる自分(身体)それぞれに、耳を傾けて了得して生きていくことが出来たら、生まれてきた意味があるなと思った。あと、魂、瞑想、霊性など普通にスピリチュアルな言葉がでくる事に驚いた。
    面白かった。別の本も読んでみようと思った。

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    2015年01月31日
  • 痛みと身体の心理学(新潮選書)

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    諸富先生が尊敬しているという藤見先生の本。プロセス指向心理学の本で、心理学の中では前衛的な内容だと思う。特別な概念や言葉が多くて、全部は分からなかったけど、興味はある。機会があれば藤見先生のワークに参加するとかして、もっと勉強して、理解できるようになりたいなぁと思った。

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    2013年11月06日
  • 痛みと身体の心理学(新潮選書)

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    プロセス指向心理学(POP)への、平易ですぐれた入門書である。私はプロセス指向心理学の創始者であるミンデルの着眼と、心理療法として方法、そしてその世界観に強く引かれ、共感する。この本でもその魅力が十二分に伝わる。しかもこの本は、痛みや症状から始まり、人間関係、死のプロセスを生きるコーマ・ワーク、 社会的・政治的問題を扱うワールド・ワークまで、プロセス指向心理学の幅広い領域を偏らずに紹介し、ミンデルの方法と世界観が、ミンデルや著者が扱った事例を織り交ぜながら、たいへん分かりやすく語られている。

    プロセス指向心理学の基本的な考え方を確認しよう。ミンデルは、身体と夢とを同じ本流から流れ出た支流と

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    2010年07月25日
  • 痛みと身体の心理学(新潮選書)

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    心理学というよりも神秘学。体も心も目に見えないなにかによって外部と密につながっているのだということを教えてくれる。

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    2009年10月04日
  • 痛みと身体の心理学(新潮選書)

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    アーノルド・ミンデルによって創始されたプロセス指向心理学の立場から、身体と心を一体のものとしてとらえる「ドリームボディ」の概念に基づいて、身体と心の両面に渡る悩みに向きあう方法を説いた本です。

    プロセス指向心理学は、ユング心理学やトランスパーソナル心理学に近く、従来の科学の枠組みには収まらないような内容をもっています。本書では、秘教的な語り方を抑えて、具体的な事例を引きながらプロセス指向心理学に馴染みのない読者でも比較的抵抗を感じることなくその内容を理解できるような解説がなされているように思います。

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    2017年12月23日
  • 身体症状に〈宇宙の声〉を聴く―癒しのプロセスワーク

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    プロセス指向心理学は、チューリヒのユング研究所でセラピーを行っていたユング派の分析家であるアーノルド・ミンデルが創始したセラピーの技法ですが、新たな世界観が自分の中に広がるかも。

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    2009年10月04日