中山悠のレビュー一覧

  • TCP/IP技術入門 ——プロトコルスタックの基礎×実装[HTTP/3, QUIC, モバイル, Wi-Fi, IoT]

    Posted by ブクログ

    ネットワークの分野は関連技術も広く深く、全体像も掴みづらく、またイメージもしづらいと感じ、これまでは苦手としており学習に踏み出せずにいた。
    本書は、全体的に丁寧な説明がなされており、わかりやすい。ネットワークの基礎を学ぶ上で必読書としてオススメできる。

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    2024年09月21日
  • TCP/IP技術入門 ——プロトコルスタックの基礎×実装[HTTP/3, QUIC, モバイル, Wi-Fi, IoT]

    Posted by ブクログ

    説明が懇切丁寧で、導入部から少しずつ、少なくとも自分にとっては飛躍なく説明が積み上げられている。良書。自分的には輻輳制御アルゴリズムとそのアルゴリズム同士の同一ネットワーク内での共存関係の話が新鮮で面白かった。また、QUICの概要を知ることができた。MQTT, WebTransport。技術仕様が固められアップデートや技術革新も早い通信だが、その背景や通底する考え方を理解することの重要性を実感できた。

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    2024年06月13日
  • TCP技術入門――進化を続ける基本プロトコル

    Posted by ブクログ

    入門と銘打っているが、半分ぐらい輻輳制御アルゴリズムの解説をしているなかなかクレイジーな本。でも解説の仕方がいいのか、不思議とわかりやすい。

    輻輳制御アルゴリズムとは、TCP通信で輻輳(通信量過多)が発生しないよう、データ送信量を決める重要なパラメータの1つ輻輳ウィンドウサイズ(cwnd)の算出方法を指す。
    輻輳制御アルゴリズムは多数提案・実装されており、輻輳を避けつつネットワークのパフォーマンスを向上するという目的を達成するため、「スロースタート」「輻輳回避」「高速リカバリー」などの機能を持つ。
    これらを実現するためには輻輳の検出が必要となるが、その検出方法としておおまかに下記の3つのタイプに分類することができる。
    ・パケットロスを輻輳と判断するLoss-based
    ・RTTの増加を輻輳と判断するDelay-based
    ・パケットロスとRTTを複合的に見て輻輳と判断するHybrid

    本書では、詳しさにばらつきはあるが、なんと計15個の輻輳制御アルゴリズムが紹介されている。
    また単に数式を並べるだけでなく、それぞれのアルゴリズムが提案された背景と、利点欠点をあげ、さらにネットワークシミュレータns-3とプロトコルアナライザWiresharkを使って輻輳ウィンドウがどのように遷移するかを実験しているため、とてもおもしろい。
    ネットワークの特性上必要となる、古いアルゴリズムと共存するための工夫なども紹介されていて大変興味深い。

    本書で紹介されている中で最も新しいBBRという輻輳制御アルゴリズムはGoogleが2016年9月に提案したということで、まだ発展中の分野であることがよくわかる。
    最終章では、ネットワーク技術の最近の動向にも言及している。
    ・5Gに絡めたマルチパスTCPの紹介
    ・IoT関連でTFO(TCP Fast Open)
    ・データセンタ向けのDCTCP
    ・自動運転関連でMEC(Multi-access Edge Computing)

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    2019年08月19日