石井剛のレビュー一覧

  • ことばを紡ぐための哲学:東大駒場・現代思想講義

    Posted by ブクログ

    食べる•味わう、話す•聞く、触れる、知る、分ける、待つ•耐える、うたう、書く•隠れる……。

    概念の再マッピングとして、「概念を名詞から解放し、動詞的なプロセスにあるものとして解釈し直す」本書の試み、面白い。

    冒頭、「食べる•味わう」は、日本や東アジアの歴史において、どのように論じられてきたかを見ていき、最後に、こうした行為への倫理性が問われなくなった現代へと戻ってくる。

    後に「待つ•耐える」では、資本主義の合理化、時間を稼ぐという価値観から、抜け出そうとしたスローフード、スローライフさえ、資本主義の「新たな」価値に組み込まれていってしまうという流れにも繋がって面白い。

    分からないものに

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    2021年12月17日