谷田千里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
谷田が新しく創設した『フリーランス×会社員のいいとこ取り制度』の話。
新制度を活用した人、やりたいな〜と思って立ち止まっている人、新制度を聞いてびっくりした上司など様々な立場の人へのインタビュー形式で、堅苦しくなく読みやすい一冊でした。
フリーランスという言葉が流行り、「フリーランス最高!君も雇われてないで自分で稼げるようになろう!」という本が散見される中で
「フリーランスやりたい人はやってね」「会社員の方が合う人は会社員が良いんじゃない?」「で、タニタ的にはどっちも出来る制度を作ってみたよ!」からの「結局は好きな働き方を選べば良いよ、自分の人生だから」という結論。
凄く好きです。
良い -
Posted by ブクログ
ネタバレ世間では何かと”働き方革命”なる言葉が闊歩している。もちろん、長時間労働により健康が悪化したり生活に支障が出てはいけない。しかし、何が何でも残業は禁止、といった風潮はいかがなものか。もっと働きたい人もいるだろう。このままでは日本はどうなるのか。
そんな日本の将来を憂えて、谷田社長は「日本活性化プロジェクト」と題して、独自の働き方改革に手掛けている。
フリーランスと正社員の中間といったイメージだ。
会社に守られているうちは、自分を磨く努力を怠ってしまうし、お上からしてもらうのが当たり前になってしまう。大企業が倒産する時代、自分の身は自分で守る。自分のスキルを磨き上げ、会社から求められる存在になら -
Posted by ブクログ
「日本活性化プロジェクト」。株式会社タニタが行なっている、従業員の個人事業主化プロジェクトのことです。本書はこのプロジェクトについて、タニタおよびその社長が記したもの。プロジェクトの目的や制度内容、発足から3年目を迎えた時点での課題などが明らかに明らかにされています。
読む前に、気になることがありました。社員と会社を取り巻く法律関係に、どう折り合いをつけたかという点です。プロジェクトが一部で「脱法行為」と指摘されるのも、これに起因します。
私は税理士ですので、とくにプロジェクトメンバーに支給された金銭の税法上の取り扱いが気になってしょうがありません。社員に支払う給料と、個人事業主に支 -
Posted by ブクログ
ネタバレ働き方改革は、残業削減・有休消化の義務化等ばかりにフォーカスされることが多く、生産性の向上や本当の意味でのワークライフバランスの充実に目が向けられていないことを不安視してタニタの社長が始めた活性化プロジェクトの話。
会社員とフリーランスのいいとこ取りするのが活性化プロジェクトで、これからは会社と主体性を持ち自ら成長する個人とがより対等な関係を結ぶ時代になるとの考えもある。
自分自身、今はメンバーシップ型での雇用形態ではあるものの、いつまでその形態が続くかは本当に分からないので、ジョブ型雇用に移行されても生きていけるようにスキルアップなど図っていこうと改めて感じた。
その企業で処世術により出世 -
Posted by ブクログ
タニタが働き改革という言葉がはやっている中で何をしたのか、
どんなきっかけで進めていったのか詳しく経営者目線で書かれています。
残業を減らすではなく、社員のモチベーションをあげたり、収入に見合っているという報われた感をどう
感じさせるか試行錯誤しながら一つのアイデアを進めていく様子が、
確かにAIに仕事を取られていく中でそういう考えは大事だが、
そもそも仕事中心に生きていない人や好きなことがわからない人にはやっぱり厳しい世界だなと感じました。
なかなか真面目に書かれているので、さらさらーっと要点を読むよりは
しっかり読まないと内容が入らないタイプの内容でした。