山口耀久のレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 八ヶ岳挽歌

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    ネタバレ

    どの文章もそれぞれに良かったが、なんと言っても書き下ろしの八ヶ岳挽歌がすばらしい。この書き下ろしでこの本は傑作になっている。
    他には赤岳頂上小屋、天望荘、しらびそ小屋の暴露話が痛快だ。小屋ヶ岳という呼称がこれほどネガティブな言葉とは知らなかった。若い頃の紀行文もとてもよい。八ヶ岳ファンにはたまらない一冊だろう。先日雨池に訪れておいて本当に良かった。しらびそ小屋にも行かなければならない。

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    2026年08月05日
  • ヤマケイ文庫 北八ッ彷徨

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    表題の北八ッ彷徨が良かった。若者のまっすぐな文章なのがいまいち乗れない。いまは中高年が書いた文章が面白い。もう少し齢をとればこのような純粋な文章を好ましいと思えるのだろうか。単純に私に厳しい山の経験と記憶がないためかもしれない。
    山口さんの三部作では圧倒的に八ヶ岳挽歌がよいと思った。私は失われるものへの郷愁を登山に求めている。

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    2026年09月01日
  • ヤマケイ文庫 山頂への道

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    紀行文は面白く、批評文はそうでもなく、詩人については深田久弥の章だけ読んだ。
    文章のうまさは間違いない。批評はこの人ですらこのくらいなのかと思った。実作と批評を両立できる天才が山岳史には出てこなかったということなのだろう。両立ではなく、山行と紀行文と批評文の3つの並立か。木暮理太郎や田部重治にはできそうな印象があるが彼らには批評の対象にすべき文章が自分たちのものしかなさそう。
    尾崎喜八や辻まことについてはいずれトライはしてみたい。詩人成分が入っている文章は好きだが詩人100%になるとついていけなくなるのをなんとかしたい。

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    2026年08月31日
  • ヤマケイ文庫 「アルプ」の時代

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    アルプの創刊と終刊の経緯、そして執筆者の思い出など。アルプのような丁寧で端正な雑誌、今の時代は無理なのかな。

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    2019年08月11日