実父がモラハラ加害者なんじゃないかと、母と祖母が被害者なんじゃないかと思い当たったのが今年の夏。モラハラのことは数年前から知っていたのに。
母との電話で、『祖母が父から、「俺を見た」「俺を見るな」と云って延々と怒鳴られたみたい』という話を聞いた。
昔から怒りっぽい父だった。あまり家にいなかったけど
...続きを読む、たまにいれば、しょっちゅう怒ってた。私が結婚して家を出てからも、度々母からは父への愚痴を聞いていた。
でも、この電話で初めて思い当たった。【父は、モラハラをしてるんじゃないか】と。
それで、母や祖母のために何かできることはないかと本を探して、これを購入。
本は、モラハラ被害を受けている当事者に向けて書いてある。
本を読んで、全てが当てはまる訳じゃないとは思ったけれど、多分かなり近いだろうと思う。
思うのに・・・・、当人ではない私がどうしたらいいのかは、結局全然判らなかった。当事者に(加害者に)もろに云ってはいけないとは書いてある。じゃあどうすればいい?
モラハラ加害者からは、被害者は離れた方がいい。
でも、母は、絶対離婚を選択しない人だ。それだけは判る。
母は、2~3年前から突発性難聴になった。去年くらいから眩暈が酷いと云う。父が‘怒鳴る’日々が続くとなるんだと、自分でも自覚している。
60半ばの母が、難聴や眩暈で気持ち悪くなるような状態で、この本を渡しても読めるとは思えない。
そもそも、家に加害者本人(父も70過ぎてるし年金暮らし)がいるのに読めないだろう。
やっぱり、どうしたらいいのか判らないままだ。
子供の頃のことで、とても覚えてることがある。
父が、母と私と弟を、凄く珍しく、長野か何処かの山に日帰りでドライブに連れて行ってくれた。でも、うねうねした山道に、私と弟は気持ち悪くなり、車を止めてもらって何度も吐いた。
父はとても機嫌が悪くなり、せっかく連れて来てやったのに何で気持ち悪くなるんだと怒られた。母にも、何で気持ち悪くならないようにしないんだと怒っていた。
気持ち悪くなったあたしが悪かったんじゃないと、今なら判る。
本が悪い訳じゃないけれど、実家にいない、もう当事者ではない私が結局どうしたらいいのか全然判らなかったから、★3つ。