あらすじ
この本は、13歳から大人までずっと役に立つ「自分の心を守る技術」が身につく本です。これまで私は、カウンセラーとして33年、スクールカウンセラーとして18年、活動してきました。その経験から、「これは本当に大切だ」「しかも効果がある」と感じている自分の心を守る方法を、この本では厳選してご紹介しています。今の世の中は、インターネットやSNSがどんどん進化して、世界中のあらゆる人と、いつでも、どこでも、簡単につながれるようになりました。とても便利ではあるのですが、一方で、私たちは、常にだれかと比べて自分を見失いやすくなったり、顔も知らない相手から心ない言葉を投げつけられてトラブルになったり、といったことに悩まされています。自分の心を守る方法について、なにも知らない無防備な状態でいると、どうしても傷ついたり、落ちこんだりしやすい時代に私たちは生きているのです。そんな、だれとでもつながりやすく、また傷つきやすい時代に生きる私たちに必要なのは、自分の心を守る技術を知って、自分・他人との距離感を身につけることだと私は思っています。ただ、この自分の心を守る技術は、学校では教えてくれません。漢字の読み書きや、足し算・引き算などのように、生きていくうえで、とても大切なことで、ときに人の命を救うことにもつながる知識だと私は考えているのですが、だれも教えてくれないのです。そのため、多くの人が、自分の心が傷ついたときに、どうすればいいのかわからず、あたふたして、悩みを大きくしています。この本の目的は、自分・他人との距離感について、これまでほとんど考えたことがない人、たとえば、今まさに大人の入り口に立っている13歳の人が読んでもわかるように、自分の心を守る技術について、基礎の基礎から丁寧にお伝えすることです。本のタイトルに「13歳からの」とありますが、ぜひ大人の人にも読んでほしいと思っています。自分の心を守る技術を身につけるのに年齢は関係ありませんし、生きるのがラクになるヒントがたくさんつまっています。
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Posted by ブクログ
他人に流されやすく、すぐに自信を無くしてしまったり自分を否定してしまう性格ですが、この本を読んでからは私らしく私の人生を生きていいんだなと思えました。
特に境界線の内側の話はとても腑に落ちました。自分や相手の本質を知る助けになりますね。
心がボロボロになる前に読んで良かったです。
Posted by ブクログ
参考になることが見つけられて良かったです。
それは、三つあります。
一つは、もっと過程に目を向ける。
今まで色々なことをやってきました。目に見えるような特別な結果を残せたわけじゃない。でも、自分が続けていたことでも、途中でやめてしまう人もいるわけで…そう思うと、続けたことがある、その過程をもっと褒めていいのではないだろうかと思えました。
二つ目は、もっと疲れに敏感になることです。
不調な時は必ず体からのサインが出ている。無理はせず、そのサインに敏感でいるようにしたいです。
三つ目は、自分と相手の境界を意識することです。
僕は、近くに不機嫌な人がいると、自分のせいじゃないかと反射的に思って
しまいます。幼い頃からのクセのよう
です。
そんな時は、自分と相手の境界を意識する。その上で自分にできることをやったら、あとは気にしない!「なに
か気にさわるような」ことを言ってしまったのか、本人に聞いて、もしそうならできることは潔く謝ること。あとは気にしない!
生きやすくなる方法が知れて良かったです。