洞田貫晋一朗のレビュー一覧
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美術館の「中の人」として、SNSでの発信の仕方について書かれている本書。
基礎的なことをとても大切にされており、応用を求める方には少々物足りないかもしれませんが、「やっぱり基礎って大切だよね」と、納得しながらサクサク読み進めることができました。
森美術館を訪れたことがありますが、良い意味で美術館「らしくない」美術館だったと感じたように思います。その場に居る時は美術館だということを忘れていたくらいです。そんな、オープンな雰囲気のある美術館は、こうやって作られていくのだなぁと、少し覗き見できた気がして、最後まで興味深く読ませていただきました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本トップクラスのSNSフォロワー数を持つ森美術館の運営担当がSNSを通じた集客施策の考え方をまとめたもの。
例えば来場者が積極的に投稿するかつ統一したハッシュタグで拡散するようPOPを掲出したり、そのハッシュタグは略称ではなく正式名の方が広がる‥などの経験を基にしたテクニックの記載もあるが、ほとんどは運営する上での心得的なもの。中の人だからといって奇をてらって反応を増やすのではなく本質的に告知につながることを地道にコツコツ行うなど当たり前といえば当たり前だが、SNSと聞いた途端に忘れがちなポイントを気づかせてくれる。
‥という意味では次々に目からウロコの情報が!というわけではないですが誰にで -
Posted by ブクログ
ネタバレブックカフェにあった一冊、とても有益な本だと思いました。
森美術館・森ビル創業者の森稔氏の『文化・芸術は経済の上にあるべきものである』の理念がある前提の本だと思います。
それをどうSNSで展開したらいいのか?が書かれた本。
派手なことやすごいノウハウはありません、愚直にという表現が正しいと思います。
SNS広告の営業をしていると、どうしてもどうやって認知してもらうかをよく考えるのですがとても勉強になりました。
以下は読書メモです
イントロダクション
ハッシュタグは長さに関係なく正式名称にしよう
SNSは個と個の関係を構築しコミュニケーションをとること。
家族や友達にはなしかける感 -
Posted by ブクログ
やはり現場の担当者の実践報告は説得力がある。ソーシャルの運営は楽ではない。中の人になるとどうしても成果を出そうとしてしまい、ソーシャルの向こう側の人の気持ちを忘れてしまう。そうなると相手にされない。ソーシャルメディアでマーケティングしようとする人は一読の価値あり。教科書になる。
以下はメモ
・家族や友達に話しかける時と同じ気持ちで投稿を考える
・必要としている情報を淡々と投稿する
・アップする写真は自分で撮る
・ハッシュタグは長さに関係なく正式名称にする
・目に飛び込んだ一瞬のインパクトが大切
・一番伝えたいことを1行目に書く
・4Sは避ける
①政治、思想②スポーツの勝負け③宗教④性
・KP