アニタ・アナンドのレビュー一覧

  • コ・イ・ヌール なぜ英国王室はそのダイヤモンドの呪いを恐れたのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    王権の象徴とされた宝石の数奇な運命。
    やっぱりリカットで元の半分くらいになってたのねぇ。
    テロ組織は論外として、インドやパキスタンが返還を求めているけど、あの熱量の中に放り込んだら戦争や内紛でも起きてどさくさ紛れで今度こそ二度と表舞台には戻ってこない気がする。
    いつの間にかどこぞの富豪の宝石箱の片隅に、みたいな。
    単純に宝石としてのレア度だったら深紅のダイヤとか明瞭なグリーンやブルーのダイヤの方が上なんだろうに、歴史成分上乗せマシマシでねぇ。
    まさに人を狂わせるダイヤ。

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    2023年09月03日
  • コ・イ・ヌール なぜ英国王室はそのダイヤモンドの呪いを恐れたのか

    Posted by ブクログ

    ウィルキー・コリンズの月長石はダイヤモンドのことだったのか、と納得。そうかなとは思っていたけど、質によってはムーンストーンも価値は相当だろうし、どうかな?と思っていた。

    ラホール条約やシク教徒が最近の本でたびたび出てきたけど、こういう背景もあったのかとしみじみ。

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    2023年05月20日
  • コ・イ・ヌール なぜ英国王室はそのダイヤモンドの呪いを恐れたのか

    Posted by ブクログ

     コ・イ・ヌールと呼ばれたダイヤモンド、その大きく光り輝く宝石は、インド、ペルシャ、アフガニスタン、パンジャブといった南アジアに覇を唱えた帝国歴代権力者の権威の証となり、幾多の闘いや流血の中を譲り譲られ、奪い奪われ、遂にはインド亜大陸を支配したイギリスの手中に帰することとなった。その数奇な来歴と凄絶な歴史を描いたノンフィクション。
     
     著者の資料の博捜によっても、これがコ・イ・ヌールと明確にその登場を明らかにすることはできず、ある時点でムガール帝国の所有となったとしか言えないらしい。
     はっきりしているのは、それがインドを離れたとき。1738年のペルシャ、ナーディル・シャーによるインド侵攻に

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    2023年04月19日