山崎武也のレビュー一覧
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読み終わった後は暫く自分の日頃の態度や人への対応を振り返って、何か猛烈に謝らなければならない様な気分になる。そしてほぼ同時にその逆、自分自身に対しても今までよく頑張ったね、と声をかけたくもなる。
いろんな感情がぐるぐると頭を巡る状態で感想を書くと、大抵よくわからない文章になるものだが、今、正にその状態にある。
本書は深く考えさせる内容だ。自分が他人に対して取ってきた行動が多分に該当するし、それを戒める事が沢山ある。いや、恐らくは本書を読んだ誰しもが自分の中にその様な節がある事に気付き、きっと私と同じ様な精神状態になったのではないだろうか。
誰もが仕事の場でも私生活の場でも感じるあらゆる想いに対 -
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著者の作品に『上品な人、下品な人』(PHP新書)がある。文字どおり、上品といわれる人の振る舞い、行儀が悪いとされる振る舞いについて述べたものだが、その新書の下地となったのが、本書、『気品の研究』である。
気品とは何か。どことなく感じられる上品さ。どことなく凛とした感じ。こういう雰囲気が漂う人をして、「気品のある人」という。では、実際にはどうしたらよいのだろうか。本書では、気品の定義に始まり、食べることに対する考え方、流行やブームに対する身の処し方、お金の使い方などをとおして「気品」について述べている。
一流レストランで食事をし、洋服からバッグ、時計、靴までブランド物を身に付けても、誰も気品のあ -
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43イラっときた時の、ちょっとした物の言い方。そうだよね。敵を増やしても仕方ない。
82誰かに避難された時の賢い対処の仕方。私って、なにかしら人に避難されやすいので、、そうか、原因である相手の行為を責めるのではなく、結果である自分の心の状態と直面して、結果避難した側を内省させるとね。
92笑う門には福来る 忘れがちな原点だな。
99 最近、こういう人をよく見かける気がするのは気のせいかしら?
所々、改めて文章で書かれると、『そうだよねー』と思う。けど、大抵は私も普段から考え気をつけている事かな。あれ、私って自分で思ってた以上には気が利いてる? -
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外国人への茶道解説はどうすれば、というようなタイトルだが、その内容は新書の1/3。次の1/3は茶道に対する普段の心得、最後の1/3は海外経験に基づく(日本人を含めた)茶道初心者への接し方。
著者は茶道の専門家ではないので、茶道ベッタリの内容になっておらず、しかし芯がしっかりした立場で著述されている。
書き下ろしなので、日本文化に対する近年目立つ人々の扱いの雑さ(「おもてなし」とか)を嘆く内容があったりして、私個人としては小気味良い内容でした。
ただ、淡交社の新書は1200円税別が基本なので、正直言って高いです。3桁ならば買いなのだけど…。