根津禎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
空飛ぶクルマというよりも大型ドローン、小型航空機というイメージが強かったですが、世界での開発競争の最新動向が分かって良かったです。
電池の性能など細かいところまで書かれている箇所もありましたが、写真も多くさらっと読み流すだけでも十分楽しめると思います。
本書では、空飛ぶクルマの普及に向けた要検討事項として安全性や騒音、管制方法などが触れられていましたが、景観については特に言及されていませんでした。
本書で紹介されていたuberAirのSkyport(空飛ぶクルマ用のタクシー乗り場みたいなもの)のデザイン案は、近未来的で非常にワクワクしました。Skyportは東京ドームの1/4くらいの面積で1時間当たり4000人以上の乗客の輸送を目指しているようで、実際にこれが実現すると、デザイン案にハチの巣をイメージしたものがあったように、巣から大量のハチが行き来するような光景を目にすることになると思います。もちろん周囲への影響も考慮して設計されているようですが、このような光景を眺めると人はどのように感じるのだろうかと考えてしまいました。
先進的でクールでカッコいいと感じる人もいれば、癒しや落ち着き、美しい景色を求めている人からすれば、好ましくないと感じる人も出てくるかと思います。
空飛ぶクルマ導入のメリットはもちろん多く、地方の活性化にも大きく寄与できると思いますので、国や自治体には地域の実情や戦略に合った飛行可能ルートなどのルール作りを早期にお願いしたいなと思います。 -
Posted by ブクログ
SFめいた存在だったが、ここ最近は実用化に向けた動きが活発な「空飛ぶクルマ」。
自動車とのハイブリッドにVTOL型。
自動車とのハイブリッドなんて機構的にややこしそうだが、法整備上はこちらのほうが実用化に近いというのは目からウロコだった。
東京の交通網を俯瞰してみると、道路交通も鉄道交通も飽和状態。空路の有効活用により混雑緩和が期待できる、というのはよくわかる。
しかし、「空飛ぶクルマ」が自動車と比べ自律飛行させやすいという説の根拠になっている「地上より障害物が少ない」という点は、この「空飛ぶクルマ」が普及した際にも同じことがいえるのだろうか。
安全性と利便性の両立は可能なのだろうか。
こういった課題があると、特に日本では「危ないからやめておこう」となってしまいそうな点が心配ではある。そうしてイノベーションに取り残されてしまうのではないか。
マルチモーダルな移動の中に空飛ぶクルマが組み込まれるというのは非常にワクワクする未来ではあるので、そういった課題をクリアし未来の交通インフラが築かれていくことを願う。