NHK「人間ってナンだ?超AI入門」制作班のレビュー一覧
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超AI入門―ディープラーニングはどこまで進化するのか
編著:松尾 豊 ・ NHK「人間ってナンだ?超AI入門」制作班
急速に進む、AI研究。「人口知能」と言うくらいで、人間の知能、脳の仕組みを模倣しようというところから始まった技術。であるならば、逆の視点から見てみたらどうなるか。模倣された仕組みを通して、人間の知能のあり方が見えてくるのではないか。
本書ではAI(人口知能)について学びながら、「人間とは何か」という問いに、以下の6章により説明されている。私たち人間の行動をつぶさに見ていきながら、その行動にAIが関わる余地があるのかを考察している。
①AIと人間の間で会話は成立するのか
②脳とAI、違いはどこにあるのか
③AIは芸術作品を生み出せるのか
④AIロボットの実現はなぜ難しいのか
⑤AIの画像認技術で暮らしはどう変わるのか
⑥AIと人間は融合するのか
人間の脳の仕組みを模倣して開発されているAI、本書ではその模倣されて作り出されたAIを紐解きながら、逆の視点から人間の知能・脳のあり方を解読しようと試みている。
7年ほど前に記された本書。その当時こんなことはできるであろうかと書かれていることが、今、ほとんどが出来ている。もしくは出来るであろうという領域に迄達している。
AIに対するインプットからアウトプットに至るプロセスにおいては、今のAIについては、様々な要因や仕組みが介在しており、ブラックボックス化しており、目の前のAIを活用している。
いかに活用するかという点においては、問題ないものの、やはり仕組みや成り立ちの理解は最小限は必要となる。本書では、その当時のAIについての仕組みについて非常にわかりやすく説明されている。飛躍した今のAIを知る上での理解は必須であり、延長線上に今の技術が存在している。
AIに使われないためにも必読の一冊。 -
Posted by ブクログ
AIの今後の可能性を考える人におすすめ
【概要】
●AIによる会話
●脳とAIの違い、誤差逆伝播法
●AIと芸術、深層生成モデル
●人間の知能の仕組み
●インタビュー(ジェフリー・ヒントン、ヤン・ルカン)
【感想】
●今のAI技術の限界を知ることができた。
特に、今のAI研究では「考える」ことに重点が置かれているが、「感じる」こと、すなわち、環境を知覚して運動制御を行うシステム、を研究しなければ人間の知能と同じものは作れないのだろうということがよくわかった。
●後半2名のインタビューは、AIを発展させるための考え方やAIを敵対させて訓練するなど、いろいろな知識が得られるいい読み物だった。 -
Posted by ブクログ
一時期「AIが人間を超える。仕事を奪う」ばかりが注目されていた。
しかしそれから数年経って、AIの研究は更に進んでからは、こういう考え方が主流だ。
「AIの得意なことは、もちろん人間を超えている。しかし人間の得意なことが、AIにはものすごく難しい」
どうやらAIと人間の関係については、
「使い分け」「共存」「拡張」となるのだろうとのこと。
結局、人間もAIも別物。
同じ目線で考える必要はないし、所詮機械でしかないのだから、AIを便利に使えばいいだけの話。
スマホだって、車だって、飛行機だって。
マイナス面もあるかもしれないけれど、圧倒的に便利な方が勝っている。
だから多少リスクを負ってでも、便利なものは利用した方がいいのだ。
スマホを使いこなせない老人がいるという。
Excelだって、使える人と、使えない人との差は歴然だ。
AIにも同様の事が起こるだろう。
上手に使える人と、うまく使いこなせない人。
しかしそうなると、仕事の能力的は相当に差がつくことだろう。
だからこそ、AIの強み、弱みを理解しておく必要がある。
これからの未来。自分もドンドン歳をとっていく。
無理してもAIを勉強して、利用できる側になっていないと生き残れない。
そんな事を考えていた。
(2019/10/6)