磯田和一のレビュー一覧

  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    ネタバレ

    有栖川有栖氏が古今東西の密室トリックを扱ったミステリについて解説する良質なミステリのブックガイドとなっているが、「図鑑」となっているとおり、イラストレーターの磯田和一氏の力によるところが大きい。

    なかなか文章を読んだだけでは密室の状況が想像しづらい作品もある中で、磯田氏が作品を読んで想像の翼を目いっぱい広げて描いた密室現場のイラストが秀逸で、これなくしては本書を語れないだろう。

    本書で紹介されている未読の作品群は読みたいと思うが、特に著者が口頭でトリックのネタを聞いた時に「あっ」と声を発したという小森健太朗氏の『ローウェル城の密室』はぜひ読んでみたくなった。どうやら今は絶版のようだが・・・

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    2019年06月02日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    こういう本は普段読まないようにしてるんですよ、何故なら紹介されてる本が絶対読みたくなるもの!
    でも誘惑に負けて読んじゃいました。
    ほんで案の定、紹介されてる本が読みたくなりました(自業自得)
    本書は1890年台から1990年台までの密室物を国内、海外20作ずつ紹介したもので、有栖川有栖の解説と磯田和一の図解が掲載されています。有栖川氏の説明が上手くて、これが読書意欲を掻き立てるわけです...
    紹介されてるミステリはそこまでミステリガチ勢じゃない自分でも、ほとんど名前を聞いた事あるミステリだったので、ある程度有名どころをセレクトされてるっぽい、ただ自分はこの本に紹介されてるミステリは全て読んだこ

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    2023年07月27日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    そのまんまガイドブック。
    有栖川氏の感想やらイラスト入りで分かりやすいのはもちろんだが、書き方がずるい!
    こっちもそれなら読んでやろうじゃないか、と好奇心を煽られてしまいついつい何冊かを購買してしまっていた。海外ミステリーはあまり好きではないのにだ。
    このガイドブック片手に、ゆっくりと読み進めて行こう。そうしよう。

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    2022年12月11日
  • それぞれのメリークリスマス!

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    いろんな家庭のクリスマスパーティを、覗きみるのはどうかな?と大人目線では思ってしまったけど、1人ぼっちのビネッテお婆さんと共に過ごすクリスマス。とても暖かい内容で素敵です。

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    2021年12月25日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    密室。その言葉を聞くだけで、その字面を見るだけで、心が躍るミステリファンは多いだろう。かくいう私もその一人。

    本書は有栖川有栖先生が、イラストレーターの磯田和一さんとタッグを組んで、古今東西の密室の名作をセレクトし、イラストを添えて解説したもの。
    密室が苦手という友人から、その間取り等が頭に浮かびにくいと言われたことがある。しかし、本書なら、磯田さんの情感あふれるイラストで、密室の雰囲気をたっぷりと味わうことができる。

    各イラストには、磯田さんの感想が書き込まれているが、有栖川先生の解説と同じくらい、このコメントが面白い。有栖川先生がベタ褒めする作品を磯田さんはお気に召さないケースもチラホ

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    2020年10月26日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    ミステリ小説に出てくる密室を磯田氏の素晴らしいイラストにより視覚化、有栖川さんの熱すぎる解説本
    まず企画そのものが素晴らしいし、イラストを見て
    「ああっ!そうだ!」と机の上で重なった本なんて小物に反応してしまう
    自分が読んだものがプロによりイラスト化され
    頭の中に浮かんでいたものがそうだそうだと納得する快感
    そこに有栖川さんの解説付きなもんで
    ここからその作品を読むのも良し
    思い出の答え合わせするも良し

    なんというかしあわせな本でした
    あとがきも最高

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    2025年09月25日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    ずっと前から何度も表紙を眺めては戻していた本をついに読んだ。
    密室の謎が自分で解けた試しはなく、有栖川有栖さんが大好きなので、てことは全部面白いのでは、と思うと、積読本が多いのでただそれを増やすことになってしまうかもと思い、躊躇があった。
    しかし、面白いもそうでもないも正直に書かれていて、かつ密室の種類がたくさんありすぎ、意外と積読メモした本は少なかったけども、翻訳本がもっと好きだったら怖いな、と思うくらい、どの作品にも惹かれた。再読、未読合わせてすべてを読み、イラストに落とすのもすごい。イラストを見たら頭で描いていたものが具体化されたり何か読み間違えていたりと、発見もあった。

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    2023年01月04日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    その名の通り、密室のガイドブック。書き手は勿論のこと、読み手としても素晴らしいんだなぁ、有栖川先生は。翻訳ミステリィはあまり好きじゃなかったが、気になる作品がいくつかあった!これを機に、少しずつ手を出して行こうかと。

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    2022年07月30日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    こんなにも密室推理小説があるのか!
    読みたい本が多すぎる。
    少しずつ、堪能していこう。
    そして、この本で答え合わせをしよう。

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    2022年03月14日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    買ったままでまだ読んでいない本がたくさんあるのに、また読みたい本が山のように増えてしまいました…。
    そこそこのミステリーを読んだつもりではいましたが、まだまだ読んでいない本がたくさんあると改めて…。

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    2019年11月11日
  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    ネタバレ

    単行本が出たときに買ったのに、いつの間にかなくしていたこの本、新装版がでたようなので再読。
    ミステリ好き、なかでも密室好きには堪らない、古今東西の密室ものの秀作をピックアップし、図解したこの図鑑の魅力は、読んだことのない魅力ある作品に出会えること、図解を見ながら密室トリックへの妄想を膨らませられること。
    そして、付箋をいっぱい貼って、読みたい作品が増えていく悦び。あ~人生の残り時間が足りない。

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    2019年04月25日