個人個人がバラバラに書いたインターネットの散逸した情報と違い、一個人が色々な国の茶葉の品種を同じ構成で紹介しているので非常に比較がわかりやすく、また網羅的に把握しやすい。
文章も簡潔でわかりやすく、またこの手の本にありがちな感想と事実が入り混じるような情報の混濁もない。産地の買い付け旅行記とないらないタイプの人におすすめ。淹れ方、代表的な品種、取り扱いなど内容のバランスも良く辞典的に使える。
なお内容の半分近くは日本茶の紹介と豆知識になり目当てだった中国(大陸)茶はやや少なかった。この構成と濃さでぜひそっちも掘り下げてほしい