ルートポートのレビュー一覧

  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    ネットで見つけた会計の視点から見た世界史の通史です。一人の著者が開設する通史の本は興味がります。会計についてのみ述べるのでなく、その背景および周辺についての情報が面白かったです。

    なぜイギリスで最初に産業革命が起きたのか、カッコの良い解説を学校では勉強してきましたが、この本に書かれている内容には納得できました、このような瞬間は読書をしていて良かったなと思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・ダーウィンの進化論には、それ以前のものにない3つの特徴がある、1)枝分かれ進化(私たちとチンパンジーは約5000万年前に共通の祖先から枝分かれして別々に進化した兄弟の関係)、チンパンんジーをどん

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    2024年10月22日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    「会計」をメインテーマに歴史のエピソードが満載
    「自財産を認識するという分の資産管理」は文字よりも早くスタートした
    今のバランスシート、損益計算はずっと遅れた
    近世のベンチャービジネス「遠洋航海事業」は帰港時の財産評価がすべて

    簿記と活版印刷がビジネスをネットワーク化した
    現代では、ブロックチェーンとインターネットに比肩する

    イギリスの産業革命は高賃金と燃料費の安さ
    人件費の低さはイノベーションを阻害する 非正規雇用制度の失敗
    「教育の重視」「人材の育成」が社会発展の基本
    オスマン帝国はエリートによる知識の独占を保護 国家の衰退へ
    江戸幕府も同じ

    AIを抑制したい誘惑は必ず権力者に生じる

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    2019年05月01日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    お金の計算に関する何やら小難しい学問、くらいの認識しかなかった簿記というものが古代〜現代に至るまで人類にとって如何に身近で重要なものだったのかを知れた。これは自分の中で一つの革命にすら感じた。最終章から終わりにの部分ではこれからの考え方に更なる確信が得られた。そして最後にこの本の参考文献の数に圧倒。。この本に出会えた事に心から感謝…

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    2019年03月02日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    ネタバレ

    簿記の誕生~現在までの歴史がわかりやすく書かれている本。

    簿記は、文字が無い時代に羊の交換とかする際にも使われていた。という話で、公平・公正って人間が本来持ってる感覚なんだなと感じた。

    11世紀ごろのイタリアではこれまで法的文書の証明を担っていた国王たちの力が弱まり、自治都市が林立→商業がますます盛んになり、契約書を結ぶ機会増加→公証人が人気職にといった流れだった。

    過去を見ると、物事がそうなっている理由がわかって面白い。

    技術革新が早すぎる現代にも言及していて、このスピードには限界があると書いてあった。
    理由は、機械との競争に敗れる人が増えたらその人達の消費能力が減り、企業は売上を伸

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    2025年10月21日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    ネタバレ

    「それ注釈じゃなく本文に書いた方がよくない!?」とたびたびツッコミながら読んでいましたが、「おわりに」がとても良かったので掌を返しました。

    「これは入り口のひとつなので、違う視点の本も読んでみてね!」的なことが結びとして書いてあるのとても良いです。
    意見が合う。

    語り手の主観が入る、という話、一般会話でもそうよね。




    以下引用。

    p.341「私たちの脳は(おそらく)複雑なものを複雑なまま理解できません。だから歴史上の出来事のうち目につくものを拾い上げて、単純な因果関係を当てはめて理解しようとしてしまいます。

    膨大な史料のなかで、どれを採用するのか。数百年前の日記や手紙の言葉を、ど

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    2022年11月20日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

    購入済み

    会計の歴史

    会計の歴史を体系的に学べます。
    会計・簿記がどのように必要とされてきたかを知ることができるので学習において
    モチベーションになります。ただ、逆説的に考えると、会計は粉飾などの不正会計や
    不適切会計などの温床ということになります。
    簿記は数的に会社を見る方法、会計学は不正によって起きた規則の集合ということなのかも
    しれません。

    #タメになる #深い

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    2021年12月12日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    おもしろかったです。鉄道事業が公認会計士の必要性を導いたんですね。しかしよく調べたものです。驚きです。

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    2019年09月17日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    世界史の中で会計がどのような影響を与えたのかを語った本。
    会計そのものの説明はあまりなく、中心は「おカネ」とそれを取り巻く政治状況の解説になってる印象。

    長い人類の歴史の中で、会計(お金)にまつわる大きな重要な出来事を取り上げて書かれていて、お金の動きが歴史を動かしてる様が興味深く書かれている。
    惜しむらくは説明は現在から見た評価の紹介に注力するあまりに歴史ではなく出来事の説明で終わってるところがあって、全体的に離散的に感じて流れがわかりにくいところ。

    あとがきには「面白そう」と思ってもらうことを目的に、時にはやや勇み足的な独自解釈も厭わないで書いた、立場が替われば見方も変わるのでいろんな

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    2019年08月23日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    会計から世界史を読む。なかなか難しいが、経済学部にちょどよい読物。産業革命はなぜイギリスで起こったのか。とか、カトリック教会の作った「煉獄」は高利貸しが出てきたから、というのは面白い視点で非常にためになった。

     こういう角度を変えた経済的読物はイイなぁと思う。これからもこんなのを読みたい。

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    2019年04月30日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    世界史を経済の側面から見る書籍は最近何冊か読み、いずれも面白かったが、本書も良い。
    特に会計、複式簿記の解説は素晴らしく、知識として持っていても身につかない複式簿記が生き生きとした物語となって体の中に入ってくる。何でこんなものが必要なのか、への答えは成り立ちから知れば腑に落ちる、というのは科学の勉強では割と常套手段だが、普遍的な手法であるのだな。

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    2019年04月23日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    ルカ・パチョーリは近代会計の父、「スムマ」の中で複式簿記を解説している

    お金よりも先に文字があり、文字よりも先に簿記があった
    秤量貨幣は現代的な意味での「お金」とは呼べず、通貨単位に近いもの

    「現金」が増減するときは、必ず、他の「何か」が同時に増減している

    複式簿記では、取引のふたつの側面を1行にまとめて書き、この1行を「仕訳」と呼ぶ

    PL(損益計算書)の当期純利益と、BS(貸借対照表)の純資産の増価額とは必ず一致する

    お金の本質は、貴金属と交換できることではない。みんながお金の価値を信じているからこそ、お金には価値がある

    身長は、その人の栄養状態に敏感に反応する指標です

    消費税

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    2022年11月12日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    「なぜ文字より先に簿記が生まれたのか」とのキャッチコピーに引き寄せられて一気に読みました。狭義の簿記というより貸し借りの記録を残すことがいにしえの昔から何より重要なことであったと理解しました。そこから派生して文字や表現が生まれてきたとの主張です。会計から見た世界史という視点が興味深い一冊でした。

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    2022年10月30日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    簿記会計の歴史の本という事で読んでみたんだけど、ちょっとトピックが散乱している。ただ、サラッと軽く読めるのは気分転換によかったな。複式簿記会計の体系が、つい150年前くらい前に確立したばかりなのは知らなかった。企業規模拡大に伴い、企業所有者と投資家が分離していったからと。なるほど。

    参考文献が充実しているので、ここからいくつか読んでみたい。

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    2021年04月05日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

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    2019/08/12 読み終わった。
    ブロガーが書いた会計の歴史の本。軽くて読みやすい反面、ちょっと内容が浅かった。
    タイトルにインパクトがある。文字より先に簿記が生まれた。言われてみればそうだなと。文字の一番初めの必要って物の数を表すことだから(そうだろうなというのは納得いく)そう考えると当然だった。

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    2020年02月01日
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

    Posted by ブクログ

    あまり焦点が絞り切れておらず、散漫な印象。ところどころはおもしろいのだが。基本は「会計」に頑張って寄せようとした経済史。

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    2019年06月15日