ルートポートのレビュー一覧

  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    「会計」をメインテーマに歴史のエピソードが満載
    「自財産を認識するという分の資産管理」は文字よりも早くスタートした
    今のバランスシート、損益計算はずっと遅れた
    近世のベンチャービジネス「遠洋航海事業」は帰港時の財産評価がすべて

    簿記と活版印刷がビジネスをネットワーク化した
    現代では、ブロックチェー...続きを読む
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    お金の計算に関する何やら小難しい学問、くらいの認識しかなかった簿記というものが古代〜現代に至るまで人類にとって如何に身近で重要なものだったのかを知れた。これは自分の中で一つの革命にすら感じた。最終章から終わりにの部分ではこれからの考え方に更なる確信が得られた。そして最後にこの本の参考文献の数に圧倒。...続きを読む
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    「それ注釈じゃなく本文に書いた方がよくない!?」とたびたびツッコミながら読んでいましたが、「おわりに」がとても良かったので掌を返しました。

    「これは入り口のひとつなので、違う視点の本も読んでみてね!」的なことが結びとして書いてあるのとても良いです。
    意見が合う。

    語り手の主観が入る、という話、一...続きを読む
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

    会計の歴史

    会計の歴史を体系的に学べます。
    会計・簿記がどのように必要とされてきたかを知ることができるので学習において
    モチベーションになります。ただ、逆説的に考えると、会計は粉飾などの不正会計や
    不適切会計などの温床ということになります。
    簿記は数的に会社を見る方法、会計学は不正によって起きた規則の集...続きを読む
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    おもしろかったです。鉄道事業が公認会計士の必要性を導いたんですね。しかしよく調べたものです。驚きです。
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    世界史の中で会計がどのような影響を与えたのかを語った本。
    会計そのものの説明はあまりなく、中心は「おカネ」とそれを取り巻く政治状況の解説になってる印象。

    長い人類の歴史の中で、会計(お金)にまつわる大きな重要な出来事を取り上げて書かれていて、お金の動きが歴史を動かしてる様が興味深く書かれている。
    ...続きを読む
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    会計から世界史を読む。なかなか難しいが、経済学部にちょどよい読物。産業革命はなぜイギリスで起こったのか。とか、カトリック教会の作った「煉獄」は高利貸しが出てきたから、というのは面白い視点で非常にためになった。

     こういう角度を変えた経済的読物はイイなぁと思う。これからもこんなのを読みたい。
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    世界史を経済の側面から見る書籍は最近何冊か読み、いずれも面白かったが、本書も良い。
    特に会計、複式簿記の解説は素晴らしく、知識として持っていても身につかない複式簿記が生き生きとした物語となって体の中に入ってくる。何でこんなものが必要なのか、への答えは成り立ちから知れば腑に落ちる、というのは科学の勉強...続きを読む
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    ルカ・パチョーリは近代会計の父、「スムマ」の中で複式簿記を解説している

    お金よりも先に文字があり、文字よりも先に簿記があった
    秤量貨幣は現代的な意味での「お金」とは呼べず、通貨単位に近いもの

    「現金」が増減するときは、必ず、他の「何か」が同時に増減している

    複式簿記では、取引のふたつの側面を1...続きを読む
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    「なぜ文字より先に簿記が生まれたのか」とのキャッチコピーに引き寄せられて一気に読みました。狭義の簿記というより貸し借りの記録を残すことがいにしえの昔から何より重要なことであったと理解しました。そこから派生して文字や表現が生まれてきたとの主張です。会計から見た世界史という視点が興味深い一冊でした。
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    簿記会計の歴史の本という事で読んでみたんだけど、ちょっとトピックが散乱している。ただ、サラッと軽く読めるのは気分転換によかったな。複式簿記会計の体系が、つい150年前くらい前に確立したばかりなのは知らなかった。企業規模拡大に伴い、企業所有者と投資家が分離していったからと。なるほど。

    参考文献が充実...続きを読む
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    2019/08/12 読み終わった。
    ブロガーが書いた会計の歴史の本。軽くて読みやすい反面、ちょっと内容が浅かった。
    タイトルにインパクトがある。文字より先に簿記が生まれた。言われてみればそうだなと。文字の一番初めの必要って物の数を表すことだから(そうだろうなというのは納得いく)そう考えると当然だっ...続きを読む
  • 会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか
    あまり焦点が絞り切れておらず、散漫な印象。ところどころはおもしろいのだが。基本は「会計」に頑張って寄せようとした経済史。