整理術とファイリングのための本。けっこうベタな「しつけ」重視の内容です。
■本書の目的は、必要な情報を必要なときに時間をかけずに引き出し、活用できるオフィスづくりの一助とすることです。
■各PARTには、地図が載っていて、そのPARTの構造がわかるようになっています。
■紙文書ありきで、組織として、紙文書をどう共有していくかとの流れになっています。
気になった部分は、以下です。
・書類の利用頻度は、半年で10%に、1年で1%に
・紙を減らすには
①個人所有をやめる
②紙の発生量を減らす
③保管期間を短くする
・片付けはアクティビティマップ(関連図)をつくって精度をあげて、無駄を減らす。
・整理を習慣化するにはルールを徹底する
①書類サイズは、A判系に統一
②表、図面は、別ルールを適用
③原則として1件1葉
④内容は完結にまとめて2枚まで
・書類、資料を机の上にだしたままにしない
・電子文書、メールと、紙文書を保管する、管理階層を同じ構造にしておく
・ファイル名は、日付+案件名+版 の順に
・メールのファリングには、緊急、回覧、などひと目みてわかるように
目次は以下です。
PART01 まずは、「頭」と「心」を整える
なぜ整理術が必要なのか
ワークスタイルから考える整理術
考え方を変えれば自由になる
整理を習慣化させるためには?
PART02 理想の机周りにする
机周りの整理のコツ
理想の机のつくり方
ファイリング術の基本
PART03 時間を生み出すアイテム術
時間をファイリングする
メモの紛失を防ぐ方法
名刺の管理
カバンの整理術
ファイルをつかった時間管理
PART04 デジタルデータの整理術
パソコンの文書管理
安全な情報データ管理
PART05 共有部を整える
オフィスデザインのノウハウ
オフィス全体の書類管理
共有サーバの文書管理
PART06 組織の意識を整える
チームで取り組む場合
リーダとして取り組むには
成果を実感し、効果を波及させる