永美太郎のレビュー一覧
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大正末期、関西で花開いたモダニズム文化をテーマとした稀有な漫画。プラトン社に集った作家、編集者、挿絵画家、デザイナー、モデルの女たちの交流がわかりやすく描かれていて勉強になった。Posted by ブクログ
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まんがで読む近代文学史みたいな…。
明治から大正にかけての
「なんかの創世記」が好物なので
これもおもしろかったです。
狂言回し的に川口松太郎が前に出てるけど
各章ごと、直木三十五とか菊池寛とか
当時の文士たちにスポットが当たるつくり。
そして関東大震災が
彼らに与えた影響についても描かれる。
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2巻は松太郎と同郷の岩田専太郎
その妹のとし子がメインで物語を動かす。
あと、新劇の隆盛の感じとかね。
「大大阪」が華やかなりし頃のおはなし。
2巻完結なのね。
意外とあっさり終わってしまったなぁ。
でも、ここから他に興味が派生するだろうから
この漫画を読んで良かった。Posted by ブクログ -
良く調べて勉強して描いているんだなというのはわかるのだが、で、面白いのかというとそうでもなかった。
終始、生真面目な感じが漂う。Posted by ブクログ -
大正文士青春群像劇!
美味しい!
直木三十五や川口松太郎、名前だけ聞いたことはあっても、なかなか。
知ることができて嬉しい。
ちょろっとだけ芥川や谷崎も出ていて、彼等のデモーニッシュなところもよい。
なんでも山田参助『あれよ星屑』アシスタントをしていたとかいう永美太郎。
本作は全2巻らしい。Posted by ブクログ -
これにて完結。大阪のプラトン社時代の川口松太郎とその周辺を描いた漫画で、目の付け所は面白かったが、文壇エピソード集のような感じで終わってしまい、当時のプラトン社の活動が深く描かれることはなかった。文壇萌漫画ならそれはそれでやりようがあっただろうし、多分、作者の狙いもそこではなかったろうに思うが、結局...続きを読むPosted by ブクログ