木島里江のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本めっちゃ良かったです!
時代の流れの最新の教育というか、今後時代はこうなっていくんだろうな、と。
自分の課題認識として、娘が学校でデザインシンキングとか、リベラルアーツとか学ぶようになり、さらにプレゼンやピッチなど、どんどん自分の考えをぶつけていくコミュニケーションを学んでいっており、教育の方向性にすごい!と思っていました。
そこでスタンフォードで学び、シリコンバレーでこどもを育児したお二人の日本人女性が、これは日本の教育に取り入れていかなきゃ、という課題認識をもち、じゃあ日本語で本にしようと書いた本。
最新の教育方向性が示唆されており、めちゃくちゃ勉強になる。
また、イノベータ -
Posted by ブクログ
ネタバレ科学:Science
技術:Technology
工学:Engineering
アート:Arts
数学:Mathematics
STEM から STEAM へ
STEAM人材は、Society5.0 の社会を牽引する理想像
狩猟社会(Society1.0)、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0)、超スマート社会(Society5.0)
STEAM人材の具体例3人
・ジョン・マエダ : Design in Tech Report は世界が注目、TEDでスピーチ配信
・グァ・ワン: オーディオ・プログラミング言語 Chuck -
Posted by ブクログ
InnovationのためのMindsetを言及している。STEMに、Art(DesignとEmotion)を入れた人材が、世界を変える。
Logical Thinkingから、Design Thinkingの能力が注目されている。これは、「人間主義」が求められているということ。つまりは、そのマインドに、「人間を幸福にする」という視点があること。
人間にとって役立つものを作りたいと、熱い思いを胸に専門性を研鑽し、斬新な発想と活動につなげるヒトが、21世紀を牽引する人材なのである。
デザイン思考の型は、Research、Analyze、Synthesize、Build、Testを、非連続で -
Posted by ブクログ
ちょっと前までは「STEM」が主流だったのが、「A」の重要性も言われだし「STEAM」に変化したのだという。
これには個人的にもすごく納得。
時代によって様々な教育論が投げかけられ、都度その価値が変化している。
なんとなくではあるが「STEAM」は現時点での完成形な気がしている。
これはあくまでも実体験によるところも大きい。
(自己を肯定したいという気持ちも大きい)
要は、Science、Technology、Engineering、MathematicsにArtが加わったからSTEAMなのだが、日本にはその素地があると思う。
日本独特の様式美はある意味で先端を行っていると思う。
江戸時代に算 -
Posted by ブクログ
人の魂のために、アートやテクノロジーが使われる。それこそがSteam。
ヒューマニスト、イノベーター、デザイナー
Steamの前はstemだった
stemは理系教育というわけではない
Steamが目指しているのは「人間を幸福にする」こと
エンパシー(共感)能力
IDEO
経済的な実現性、技術的実現性、人間にとっての有用性が、今後のビジネスで重要
「何のために作るのか」に真正面から取り組むことが重要
この3つの要素が融合される接点にイノベーションの解がある
間違いなんてない。そこには勝ち負けもない。ただひたすら、作るのみ。
曖昧さとうまく付き合うしなやかさを、持ちなさい
オローニ小学 -
Posted by ブクログ
薄く広く、STEAMに関する最新の情報をまとめている。
善くも悪くも新書らしい新書。
すいすい読めるが、STEAMという枠組みがまだ未熟なのか、2人の著者の分析が浅いのか、そのどちらに原因があるか私には分からないが、読み応えはあまりなかった。
本書が主張するSTEAMは人間性を大切にする、というのはくくり方として、少し素朴すぎるのではないかと感じた。
巻末に、参考文献リストがしっかり載っているのは良心的。
*今後、より深く検討したい記述
・畏敬を抱く経験が、人間をより向社会的にさせるという仮説。→では、畏敬はどのようにもたらすことが可能なのか。一種の権威主義、絶対主義の導入が不可避なの