眞村六郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」や、ベラスケスの「ラス・メニーナス」などの有名絵画を、美術の専門家の准教授と、彼の幼なじみだけど美術に関しては門外漢、専門の心理学の分野から疑問点を投げかける助手の女性が、それぞれの専門分野から新しい解釈を作り上げていくというのはユニークで興味深かったです。
その解釈自体もユニークで、そういう見方もできるのかと驚きつつも楽しめました。
「最後の晩餐」なんかは特に解釈面白かったなあ。
一方で、大学内の揉め事や助手の彼女の身辺に起こったトラブルを解決していくミステリとしても面白かったです。
大ピンチを迎えていたラストがものの見事に大どんでん返しでスッキリで