【本を手に取ったきっかけ】
現職でPMOを中心としたプロジェクトマネジメント関連の業務に携わっています。
日頃から学びの必要性を感じつつも、いわゆる知識体系(PMBOKなど)や資格試験向けのテキストで勉強するのがあまり得意ではなく、何か良い本はないかと探していました。
そんな時、新書サイズで手に取りやすく、また、「プロジェクトを生きる」というキャッチフレーズに強く惹かれ、購入しました。
【本書からの学びと感想】
本書を読んで最も共感したのは、プロジェクトマネージャー(PM)は単にプロジェクトを「管理」するだけの存在ではなく、真摯にプロジェクトを「生きる」必要があるという指摘です。
また、印象に残ったのは以下の3点です。
「事実としての成功」と「認識としての成功」:
計画通りに終わらせる(事実)だけでなく、関係者がどう捉えるか(認識)まで含めて成功を定義する視点に、プロマネの奥深さを感じました。
PMに求められる「インテグリティ(真摯さ・知行同一)」:
不確実性の中で価値を生み出すためには、ブレない信念(インテグリティ)と、成功への確信、そして物事を俯瞰する「立体的な思考」が揃うことで、初めて質の高い意思決定ができるという構造に納得しました。
スキルの土台としての思考力:
PMに求められる「交渉力」「企画力」「先見力」といった実践的なスキルも、その土台に「立体的な思考力」というトレーニングされた知性があってこそ発揮されるのだと痛感しました。
【今後のアクション】
日々の進捗管理や課題管理といった業務ももちろん重要ですが、これからAIが進化していく時代において「人間がプロジェクトマネジメントをする価値とは何か」を改めて問い直すきっかけになりました。
今後は、単なる管理業務に終始せず、プロジェクトに真摯に向き合う信念を持つこと。そして、日々のトレーニングを通じて「立体的な思考」を養い、プロジェクトをより俯瞰して捉えられるよう意識していきます。
【こんな人におすすめ】
・プロジェクトの「管理業務」だけに追われ、どこか閉塞感を覚えている方
・知識体系の勉強とは違う、プロジェクトマネジメントの本質的な「新たな視点」を求めている方