大友直人のレビュー一覧

  • クラシックへの挑戦状

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    大友直人による日本のクラシック音楽界における課題について本質をとらえた書であり、うなずくことが多かったです。
    海外オーケストラに有るが、日本のオーケストラに無いもの。日本のオーケストラの閉鎖性、サウンドの個性の無さ、聴衆の意識の問題など。愛好家の高齢化に進み本当にこのままでは衰退してしまいます。聴衆をしっかり育てていくことも重要ですね。
    ほんのちょっとですが「交響曲宇宙戦艦ヤマト」についても取りあげられていました。
    片山杜秀氏との対談も興味深い内容でした。

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    2020年07月28日
  • クラシックへの挑戦状

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    実際に現場で活動している指揮者として、これからの日本のクラシック音楽を巡る状況はどうなっていってしまうのだろうという危機感は、「日本のクラシック音楽の聴衆の間に、極端なオタク的感性を持つ人が増えてしまいました。自分の好き嫌いがはっきりしていて、嫌いなものは認めない。排他的な感性を持つ人を増やしてしまったといえるでしょう。」という文章に集約されている。
    クラシック音楽=高尚なもの、という思い込みから、単なる自分の好みを「クラシック音楽ヘの深い造詣」と勘違いし、作曲家や演奏家に対する排他的な態度を取ってしまう聴衆。こういう手合いは、自分たちがクラシック音楽をどんどん狭隘な世界に世界に落とし込んでい

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    2020年09月02日
  • クラシックへの挑戦状

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    1か月ほど前に読んだ。2月に大友先生の指揮で五千人の第九に参加する予定だったが、コロナで中止になった。自伝のような内容だが、芯のある人ということがわかって、親しみが湧いた。

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    2020年05月26日
  • クラシックへの挑戦状

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    私は10代なので、大好きなクラシックのために何ができるか考えさせられました。
    オーケストラのマネジメントなどの裏でお仕事をする人になりたいとぼんやり考えていましたが、強くなりたいと意識することが出来ました。

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    2020年03月29日
  • クラシックへの挑戦状

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    日本のクラシック音楽を牽引してきた指揮者の一人として綴った国内クラシック音楽の今昔、将来。考えさせられるものごありました。
    クラシック音楽も興行のいちジャンルとするならば、そもそもどこの国で生まれた音楽なのかにとらわれすぎるのがクラシック音楽業界の根本的な問題なのではないかと思う。日本で活躍する海外のクラシックミュージシャンが少ないかもしれないけど、日本で活躍する海外のポピュラーミュージシャンだって皆無。これをガラパゴスと言うのか、ナショナリティと言うのかだけだと思う。

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    2022年01月22日
  • クラシックへの挑戦状

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     著者は、日本のクラシック音楽業界に、かなり危機感を持っておられる。国の予算が社会保障ばかりに向いてしまっているものなあ。文化、芸術にも予算を向けて欲しい。

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    2021年03月01日
  • クラシックへの挑戦状

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    日本のクラッシック界の価値と位置付けと問題が見えてくる。その中で諦めずに「変わることで変わらぬ価値を守ること」を考え提唱し続けている熱意がすごい。
    最後の対談が、今起こっていることの全貌が見えやすくて良かったです。

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    2021年02月28日
  • クラシックへの挑戦状

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    この人、幸運の塊。周りに凄い人ウヨウヨ。兎に角楽しく読める。クラシックに元気が不足していると思っていたが、やはり。CDは、亡くなった演奏者、指揮者ばかり購入している。自分が疎いからかと思っていたが。

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    2020年02月08日