文章はうまいわけじゃないが、等身大の感じがよかった。
実際経験したひとの言葉とあって考えさせられることもあった。
自然淘汰される命に、蘇生しない指示をだしたり、救えない命と判断したら緊急搬送や輸血は控えるなど、びっくりするような現場の話に、自分はとてもそんな責任や判断できないな、という気持ちもあれ
...続きを読むば、ひどいなぁ、と思う気持ち色々な思いがでてきた。
ただこういう活動をするには自分のスタンスや考えをしっかりもつものであるから、作者の考え・ポリシーを織り込まれるのはいいことであると思う。
それをいいか、悪いかは読む側では決められない。
現場で活躍する人たりはこうやって体験し考えて、こういうポリシーを形成していくんだな、と読みながら思った。
多国籍のひとたちと一緒にやる難しさ、現場がおもったものとちがう、レベルの低さや国民性のちがいなど、これは精神的な疲労もかなりあるなぁと、志願して行く人たちに脱帽。
日本という国で豊かに生まれたのに自殺したり、ちいさなことで悩んだり、これを読んだら、とんでもないな、と反省した。今あることに感謝する気持ち、伝えることはちゃんと言葉にはっきりと思いをのせることを、私も見習おう。
こどもたくさん産まないといけない、女性の価値の決まり方に心苦しくなる。たくさん産んでもトラブルあって母体死亡になれば残されたこどもたちは?
なにか変えたいと思うがなにができるだろう。ただなにができるわけじゃないけど海の向こうでおこっていることに少しでも心を向けたいと思った。