著者初読。ワードセンスが丁度いい感じで尽くハマった。ある事をきっかけに「シャチ」と呼ばれ両親のみならず学校中から恐れられ孤独に過ごしていた仁野鋭と、転校生でペンギンなみに好奇心旺盛な羽柴吟。仁野は本を読んだだけで完璧に実践できる能力者だと言われるが、とにかく自己評価が低すぎる。対して吟への想いはどんどん増していき最後には「天使とペンギンと美少女を足して三で割っていない究極の生命体」と言わしめる。一冊読み切りの物語もいいもんだと思っていたら最後に北極の捕食者・シロクマの登場でまだ目が話せない様子。