石井暁のレビュー一覧
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2024シーズンのTBSドラマは『不適切にもほどがある』で盛り上がってるけど、ここはやっぱり『VIVANT』!
と、ドラマ好きが集まる宴会にむけて読破。(動機!)
これはネタ元の一つだわ!と疑いようのない内容でお腹いっぱいになった。前半がルポ、中盤からは取材ドキュメンタリーという周回構成。どのくら...続きを読むPosted by ブクログ -
最近流行ったテレビドラマの中で言及が在った存在の「実際」ということで、2018年に登場した本書に脚光が当てられていた。関心の在る分野でもあるので、本書を入手して紐解いてみた。
ゆっくり読んでみた。「“謎”が更なる“謎”を招じる?」というような側面が在る内容だとも思ったが、興味深く拝読した。
「特定秘...続きを読むPosted by ブクログ -
T B S のドラマV I V A N T を見て関心を持って読んだ。別班員になるための面接時の口頭試験問題はドラマと重なり興味深かった。自衛隊にこのような組織が秘密裏にあったとしても国際情勢からすればある意味理解できなくもない。今の自衛隊は旧陸軍とつながっているんだなと感じさせられた。加えてスパイ...続きを読むPosted by ブクログ
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自衛隊に存在するとされるヒューミント組織、別班を丹念に追った共同通信の石井記者の取材記録
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陸軍中野学校から受け継いだ日本のヒューミント組織、別班・青桐と言われるチームについての過去の文献調査やヒアリングから始まり、それが今現存するのか、どういう活動をしているかを取材によって迫っていく。
現場...続きを読むPosted by ブクログ -
「別班」という自衛隊の闇組織があるというお話。
国会でも何度か取り沙汰された問題で、(知らないことになっている)政府答弁は「無い」の一点貼りだが、本書を読む限りあって当然なのだが・・・
国防という観点で必要な組織だと思うが、シビリアンコントロールできていないところが問題で、それをやるにはまず憲法...続きを読むPosted by ブクログ -
日本人って自衛隊が好きだよね。
災害が起こったときには、自衛隊が派遣される。そのことにビックリするほど感謝する。
もちろん、プロフェッショナルな方々への感謝は大事だ。でも、他のエッセンシャルワーカーらへの感謝と比べて、自衛隊へのそれは大きすぎないか?と感じることはよくある。
自衛隊という名称のせい...続きを読むPosted by ブクログ -
本書は、身分を偽装した自衛官に海外でスパイ活動をさせている、陸上自衛隊の非公然秘密情報部隊「別班」の実体に迫ったものである。
「別班」は、ロシア、中国、韓国、東欧などにダミーの民間会社をつくり、民間人として送り込んだ「別班員」に、ヒューミントつまり情報工作活動を展開させている。
日本国内でも...続きを読むPosted by ブクログ -
ドラマVIVANTが面白かったので興味本位で拝読。結局、別班が存在するかどうかはわからないがどの国にも同じような組織があるのだろう。Posted by ブクログ
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別班についての情報と経緯などを取材を通して書かれた、一種のドキュメンタリーを追体験させられた作品でした。
別班の真実のみについて言及するのであれば、最後まですっきりするものではなく、フィクションとノンフィクションの狭間を行き来する感じを否めません。しかし、取材という見地から見れば、別班の在り方や...続きを読むPosted by ブクログ -
内容が内容なのでぼかして書かれてる部分があるのは否めないが、それでも懸命で地道な取材を微かながらしれなと思う。日本はまだ「大日本帝国」の亡霊に憑かれているのだと思うと恐ろしい。
「茶番」のような無くてもいい情報を得るために税金が使われているなら、国民の立場から是非とも無くしてほしい組織だと思った。
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別班について、徹底的に取材された本。
やたらと難しく書かれているので時間はかかるが、別班について書かれていることだけ読めば、誰もがそれなりに充実できる。
ただ、ここまで労力をかけたのだから、全文読むのが礼儀な気がして全てのページに目を通した。Posted by ブクログ -
自衛隊別班についての取材内容が分かりやすくまとめられており、読みやすかった。取材から報道までがストーリー仕立てに描かれており、緊迫感が伝わってきて面白かった。別班になった人のその後については恐ろしい内容だった。
取材は会食を絡めてが多かったようだが、取材される側からすると、気持ち良く食べたり、飲んだ...続きを読むPosted by ブクログ -
時間をかけ、難しい素材に挑んだノンフィクション。
自衛隊の諜報防諜機関、「別班」。その任務の特殊性から存在すら公式に認められなかった組織。
首相や防衛大臣すらその存在を知らず、しかも海外においても諜報防諜活動をしている。
同種の組織は各国にあるが、日本の場合、「シビリアンコントロール」...続きを読むPosted by ブクログ -
1、ドラマ「VIVANT」を観てるなら、なお理解が深まる。
2、別班は海外で情報活動をしているか、否かが争点。
3、内容が内容なだけに重苦しさが読む前はあるが、凄く読みやすく、テンポも良い。普通に面白いPosted by ブクログ -
vivantで話題になっていたので、積ん読から引っ張り出した。
取材ルポをまとめた内容。別班の歴史とかはわかるものの、実際にどんなことをしているかはまだまだ見えない。
歴史的には陸軍中野学校の流れを汲んでいる点とか特殊作戦群のはなしとかも出てくるので、そういうの好きな人は面白いかも。Posted by ブクログ -
事実なのか陰謀論の類なのか、つかみどころが全く見えてこない様々な証言は確たるファクトに辿り着けぬ不毛な取材に終わるかと思いきや、当該記事が公表されてからの防衛大臣や陸上幕僚長との質疑応答が展開される終盤が面白い。そこからさらにメスを入れていく調査報道を期待する。国防という果てなき自尊心へ向かう横暴は...続きを読むPosted by ブクログ
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●いやほんとにこんな隠れた組織があるのかという疑念は尽きないが、まあ軍事組織とか国にはありがちなのかとも思ったり…
●とはいえ、CIAみたいな公然の組織にしてベールを隠す方がまだ健全な在り方のような気はする。何より従事する職員が気の毒すぎる。ある意味性善説で成り立っている組織だ。
●非公然ならそこか...続きを読むPosted by ブクログ -
TVドラマで初めて知った別班の存在。どうも架空の組織ではないらしい、と言う事を早くから疑念に思っていた著者のスクープ記事。
別班の輪郭、別班の掟、最高幹部経験者の告白、自衛隊制服組の独走、と4章でなる。が、ほとんどリアル中心には近付いてないと思う。何故なら誰も何も知らないと言うスタンスだから。記者と...続きを読むPosted by ブクログ -
ドラマなどで別班を知った人は、どういう組織で、どんな人が、どんなことをしてるのか?が知りたい。取材の苦労話やある無し論に終始しており、著者の自伝って感じで残念。Posted by ブクログ