興梠一郎のレビュー一覧

  • 中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ

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    データも豊富なだけでなく、毎日中国の新聞や雑誌を読んでいないと拾えないのではないかと思うエピソードや民衆の声がたくさん載っていた。反日デモや簿失脚など記憶に新しい出来事はもちろん知り尽くした気分でいた天安門事件や08憲章なども市民運動の切り口でまとめている。全人代と中国人民解放軍は共産党とイコールではないことが史実(1989年全人代万里の強制入院、人民解放軍徐勤先の党命令拒否)を通して解説されていたのがとてもよかった。

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    2013年05月18日
  • 中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ

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    著者は大学卒業後に三菱商事に入社し中国チームを経験した興梠 一郎さん。この方、バークレーの修士過程を終了後、外大の修士過程を終了していたりして、意外と学者肌なのかもしれない。外務省の専門調査員・分析員されている。

    その興梠さんが明かす中国分析の秘訣は、かつては『人民日報』や『新華社』といった公式情報を読み解くことだったが、これからの中国を読み解く鍵は、「目覚めた民衆の民意」であるという。これからの中国にとって乗り越えなければいけないハードルは、民主化ができるかどうかである。だから、微博(ウェイボー=中国版ツィッター)などをチェックし、中国共産党の主張だけでなく、民衆が何を考えているかを分析するという。

    民主化といえば「08憲章」も話題になった。エッセンスを取り出すと、①一党独裁の特権廃止、②軍の国家化、③土地の私有化、④全国民に社会保障を、ということになる。いずれもいまの中国に欠けているものばかりであるが、「08憲章」では膨大な実名の署名が入ったので当局はパニックになった。劉暁波を逮捕・投獄しただけでなく、署名した人々も警察に呼び出されて尋問を受けるなど、中国社会に大きな波紋を広げた。習近平体制派、これらの問題を避けては通れない。

    習近平体制になるにあたり、江沢民と胡錦濤との争いがあったという解説も分かりやすい。胡錦濤は江沢民に負けたのではなく、一歩退いて二歩進んだと見る。地盤を固めて引退したという。おまけに江沢民とは異なり、軍事員会主席のポストさえも習近平にあっさりと明け渡した。潔いという名声を得たということになる。胡錦濤は名を捨てて実を取ったと著者は分析する。

    この興梠さんの分析は分かりやすくて的確に思えた。中国のことを知りたいときは、この人の本を読むのがいいかもしれない。

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    2013年03月17日
  • 毛沢東 革命と独裁の原点

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    読みやすい。

    この人の何が問題だったかは、序章だけで十分。お手前の権力維持のためには、国民と称する人間がどれだけ死のうがまるで意に介さない。

    そんなお方の、半生をたどる。

    よくわかんねえ。

    当時世界が色々揺らいでいて、シナ地の文明圏であった清も、世間の荒波に小突き回されて立ち行かなくなって、有志の民がこれではいかんと色々な方向を模索する。
    それが実を結んで行くんだから凄いと言えば凄いのだが、元々、この方は、暴力的な革命を否定しておられた。

    それがなぜ、人類史上稀に見る暴君になられたのか。

    敬拝する人物の思想転換にも、かなり影響はされている。ならば、意思薄弱だったのか。そんなはずないよね。

    理知的にやろうとしたがどうにも上手くいかなくて、その時、少なくとも、短兵急に何かを変えるとすれば暴力的なものしかなく、たまさかその装置として、共産主義と、ソ連が目の前にあった。

    そう言うことなのだろうか。
    組織も、ノウハウも、金もそこにはあった。
    相当うまく使われていたと言うか、ソ連共産党の都合で振り回されてはいたのも間違いない。

    それでもやっぱりわからないのが、なんで、多分、最初は国の為を思って始めたことが、個人の権力維持が最優先になったのか。

    その辺、この本では全く語らない。当然のように淡々と進む。
    その辺が不満ではあった。

    大半のシナ庶民は、おそらくそう言う流れの埒外だったんだろうとは思う。

    本当、内戦しかやってないのな。
    それでなんでこんな態度デカいのかも、よくわからない。

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    2024年05月24日
  • 中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ

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    テレビに出てて話が面白い人だなぁというきっかけで読んでみました。頭が悪いから半分くらいわかれば良いかなと読み始めました。一つのテーマについて文章の量を細かく分けてあって私でも読み進めやすかった。
    難しい話もあったけど中国の仕組みについてたくさん知る事が出来ました。でも全体の感想としてはこの国やっぱおそろしーなぁ…(ノД`)につきました。怖い怖い。

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    2020年05月29日
  • 中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ

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    なるほど,中国の「しくみ」が非常によく分かる。反日デモ等中国で起こった出来事の背景(内部闘争とか)を読み解いている。最後の棚上げ論には反対。

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    2013年04月17日