社会人になってからずっと会社勤務をしているので、この本の対象者(経営者)ではないとは思いますが、個人事業主でからこそできる、不動産を活用できる戦略があるようです。
低金利時代、不動産市場が長らく続いている日本ですが、不動産価格の上昇のみを狙うのではなく、不動産を持つことによりできる戦略がこの本では解説されています。
このような知識が役立つことがあるように、自分の将来を考えてみる良い機会となりました。
以下は気になったポイントです。
・変えようの無い将来に関する事実:1)土地価格は長期的に大幅に下がる、2)不動産は収益性で価値が決まる、3)法人税以外は増税される(p12)
・固定資産税は、市町村税収の4割、住民税と合計で8割、固定資産税の根拠になる公的地価は実勢価格に追いつかず高止まりする傾向にある(p14)
・固定資産税と都市計画税で、課税評価額の1.7%、資産価格の目減りと合わせると、毎年3%のロスを生み続ける(p14)
・二人の親から子供が1.4人しか生まれないので、30年間で子供を産むと仮定すると人口は、1から0.7となる。60年後には0.49となる(p18)
・地価が上がる理由は3つのみ、1)大型施設・都市開発等、2)交通アクセス向上、3)観光リゾート需要(p25)
・現在、不動産の価格は得られる家賃収入から逆算して価値を測る「収益還元法」が主流になっている。賃料はアクセスの良さで決まるので、都心に近いほど有利(p30)
・所得税対策には、課税所得を減らすために大量に減価償却できる不動産を使う(p46)
・生命保険の欠点は、現金を使ってしまう事、不動産では現金支払いを押さえながら同様に原資づくりができる(p62)
・不動産固有の特徴として、1)資金のレバレッジ、2)多額の減価償却、3)安定したインカムゲイン、4)相続税評価減(p77)
・借入額は多く、金利は低く、期間は長く、借りるのが基本(p78)
・減価償却資産としてつかうのは、築22年を超える木造アパート、4年間で償却するのが認められている。建物部分1.2億円の2億円物件ならば、毎年3000万円ずつ減価償却できる。(p82)
・日本では建物をリフォームしても賃料をあげるのは難しく、日本は築浅が高く評価される。日本のマンションは10年以内で買い替えた方がいい(p82)
・米国で不動産投資している人は、不動産購入→バリューアップ(リノベーション)→賃料上昇→購入価格以上で売却、が可能である(p84)
・国内資産の価格下落局面にはやることがない、そこで海外の別の動きをする安定資産に投資を分散することが有効(p89)
・日本での不動産取引は新築中心だが、米国では8割以上が中古取引、投資案件の平均築年数は40年以上(p161)
・全米の平均空室率は、7%(日本は18%)で、過去20年間で最低となっている(p161)
2016年3月27日作成