沖有人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
土地神話が崩壊して久しい現代日本における、新しい「住宅すごろく」のかたちとは。
膨大な統計データをもとに導き出したという答え。
結論としては、少し背伸びしてでも価格下落が低い物件をローンで買い、ある程度ローンの元本が減ってきたところで売却、その頭金で次の優良物件へ。これを繰り返すこと。
最大の条件は、ローン元本が減る速度より、物件値下がり率が緩やかであること(=つまり、頭金が増えること)。
自分の住居環境という必須なもので資産運用ができると鼻息荒く著者は語るが、著者自身書いている通り、この方法は結構綱渡りで、一度でも失敗すると再起不能になる。
投資用不動産の購入とは多少の比較があったが、 -
Posted by ブクログ
主に都心向けてのマンションという不動産で資産運用を提案する本である。
土地とは違い、出来上がったマンションを購入売却という流れになるので、解体や更地渡し等がない分、楽だと感じた。費用が掛かってもリフォーム代くらいか。ただ、マンションには修繕積立金や管理費があるため、マンションならではの月額費用がかかることは忘れ無きよう注意が必要である。
本著では「時間」と「住まい」を多層的に資産運用する点は好感が持てる本である。人に貸すというの手だろうが、住宅ローン(個人)中での賃貸は犯罪である。しっかりと、不動産投資として考えて運用するのであれば、しっかりと買い手側の不動産学習は必須である。
私個人が思うの -
Posted by ブクログ
マンションはここに気をつけて買おうという本
ポジショントーク感もあるけど言ってることは通ってるので一考の価値はある。
①不動産インフレ②人口減少③相続対策④不動産評価方法変更⑤自宅購入者の情報力向上
自宅購入を投資として捉える。再販価格・金利・税制
多くの金額を、長い期間で、安い金利で借りる
法則①買ってはいけない時期②単価の高いエリア③駅からのアクセス④大規模マンション⑤ランドマーク性⑥小さいほど損⑦適正価格以下
追加法則①大手の売り主②公立小学校③再開発
築浅を買う、10年以上長く持たない
郊外の戸建ては再販は諦める
10年買い替え①住宅控除期限切れ②固定資産税減額③買い手の築浅希望 -
Posted by ブクログ
マンションの買い替えを考えているので、参考に読んでみた。
自宅マンションの買い換えで、資産を築くことを勧めている内容。
まず、9年前の本なので現在と状況が変わっていることは大前提としてある。
理論はわかるが、誰でもできることではない。資産価値が高い、都心に近く、広く、新しいマンションを買えとのことだが、買えるものなら誰でも買っている。また、そういう場所に住むと固定資産税も生活コストも高くなる。
無理してローンを組まないように親から贈与を受けよとのことだが、誰もが受けられる訳ではない。
安定した、給料の高い企業に勤めているなど資産に余裕があって、家族からも理解の得られる人に限定される話かなと