平田光美のレビュー一覧

  • 世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔
    現代が金融帝国主義の時代であること、それが破綻の瀬戸際にあることを繰り返し明言している。金融が吸血鬼となって、他の産業・社会階層から富を収奪・搾取しているのが現代の金融システム。
    それを支える仕組みは、タックスヘブン、英国のシティ、各国の法人税減税競争など
    各国は稼ぐ法人から脅され、屈している。
    ...続きを読む
  • 世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔
    金融の呪いを読んでいると、頭の知恵比べと言うか、悪知恵と言うか、合法的詐欺と言うか、そういう言葉しか思い浮かばないくらい、途方な問題だ。正義でもって法律で規制しても、頭の良いグローバル金融エリートはいとも簡単に搔い潜るだろう。
    彼らが搾り取る相手である政府・行政は市民が納めた社会インフラ・サービスを...続きを読む
  • 世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔
    1.世界の金融事情が悪化してく中で、日本以外のことも学びたいと思いました。

    2.ウォール街よりも歴史があるロンドンの金融市場に焦点を当てた本です。本書では、貧困層が拡大していくのかという問題について、タックスヘイブンが大きく関わっていると述べています。また、題材としてKKR社について述べ、この会社...続きを読む
  • 世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔
    斜め読みで。
    英国ジャージーを使ったスキームに関与しているが、悪魔と言われると(~_~;)
    ルールの中で最大限の価値を引き出す事が、金融だけを見ると本書のようなネガティヴ指摘になるが、それを駆使して事業全体の価値を上げることで、世界をより良くしている事も事実だ。
    行き過ぎた虚業への傾倒に気をつけてバ...続きを読む