メアリー・ガーゲンのレビュー一覧

  • 現実はいつも対話から生まれる

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    ・社会構成主義
    →現実=社会的に構成されたもの
    そこにいるひとたちが、そうだと合意してはじめてリアルになる。

    ・社会的な関係性や、文化的な見方を離れて世界を語ることはできない。

    ・コミュニケーションをとるたびに生きている世界を構成している。

    ・その説明が正確かどうかは、それぞれの世界の伝統にかかっている。

    ・伝統の一つ一つに価値判断がある。

    ・あらゆる事実の描写には、良くも悪くも、何らかの価値観に基づいた伝統が保持されている。

    ・自然科学も一つの価値観に過ぎない。

    ・人が既存の伝統の中だけにとどまり続けるなら、それ以外の価値観を持つ伝統は、単に無関係とされるか、あるいは抑圧される

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    2025年08月16日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    しきりと出てくるのは、この世に絶対的なことなどないが、それぞれの文化の中では真実であると言うこと。
    正直この考え方にはとてもしっくりきている。人それぞれが異なる思想を持っていて、異なる動機で異なる行動をする。それを受け入れられないとか、間違っているとかって言うのは簡単だけど、それってつまらないよなって思う。
    その行動や思想はどこからくるものなのか?その人の文化的背景はどんな世界を構成しているのか?そんなことを想像してみると、自然と対立ではなく、対話というコミュニケーションに変容していくのではないかなって思う。
    また、この思想の面白いところは、完全という存在を否定することから、他の思想との対立を

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    2021年04月01日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    「善」と「悪」、「正義」などの概念は、その人が所属するコミュニティにおいてのみ当てはまる、人為的に作られたもの。当てはまらない人を排他的に扱ったり、自分の正義を他のコミュニティにも押し付けようとするところから、軋轢が生じる。また、自分自身が他のコミュニティに触れることで、自分を今まで苦しめていた束縛から解放されることもある。AかB かで譲れない対立があるなら、押し付け合わずに新たなCを対話でみつけることが創造的解決。今まで漠然と感じていたことが言葉で説明されていて、すっきりした。

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    2022年06月27日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    現実と思っていることは全て社会的に構成されたものであるとする社会構成主義。こうした考えを持つことで、ファシリテーションやコーディネートの姿勢が大きく変わりそう。ただ、個人に属する思想から抜け出すことは、無意識も含めてハードルが高く、協働の道のりは厳しそう

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    2021年01月13日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    ガーゲンによる社会構成主義入門。

    何言っているのだかわからないものが多い社会構成主義、というか、分かりにくくなくては社会構成主義とはいえないくらいの勢いの本が多いのであるが、これはかなり分かりすいと思う。

    ガーゲンの「あなたへの社会構成主義」もかなり分かりやすいと思ったんだけど、これは思想書なれしているわたし的な感覚みたいで一般的にはかなり難しいものだったみたいで、わたしの感じる分かりやすさがどこまであてになるかはこれまたわからないのだが。。。。

    こうやって、わからないと繰り返すことも社会構成主義的にはなんらかのディスコースなんだろうとか、思いつつ。。。

    訳がなぜかコーチ・エイのディス

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    2018年09月21日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    2025/7/28
    第1章 「社会構成」というドラマ
     社会構成主義の基礎的な考えはとてもシンプルなようでいて、非常に奥深くもあります。私たちが「現実だ」と思っていることはすべて「社会的に構成されたもの」です。もっとドラマチックに表現するとしたら、そこにいる人たちが、「そうだ」と 「合意」して初めて、それは「リアルになる」のです。


     さらに広く言えば、「名前をつける」のと同じように、私たちが使っている言葉は、 お互いに関係を「続ける」ために使われています。それらは、世界を映し出した写直ではなく、世界における「具体的な行動」なのです。


     もちろん、このような多元的な視点を抽象的に支持する

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    2025年07月30日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    いつも正しい解がどこかにあるわけではなく、
    現実というものは、対話の中から生まれるものだと。

    社会構成主義というのは、知ってはいたけど、これをメインにした本を読むのははじめて。
    平易な言葉でとてもわかりやすく、入門書である。
    最後のほうは、抽象的で辟易してしまった。

    色んなことに対して、正解があるわけではなく、いる人たちで作り上げられるものというのは、家族や職場の同僚とのやりとりですごく感じるもの。
    これを自分の生活に組み込む、意識するにはどうしたらよいのか。
    対話を通して、再構成する、一緒に創造する、代わりになる方法を探すというのがキーワードになりそう。
     

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    2025年05月20日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    ネタバレ

    ガーゲン(Kenneth J. Gergen)が提唱する**社会構成主義(Social Constructionism)**とは、「私たちが現実だと思っていることや知識は、個人の頭の中にあるものではなく、社会的な対話や関係の中で作られていく」という考え方です。
    ガーゲンの社会構成主義では、「対話」を通じて人々が現実を共に作り出すと考えます。対話によって、意味や価値が共有され、現実が構築され、さらには既存の考え方が変化する可能性を秘めています。
    対話によって構成は変わり、正解がなく、共に作り上げていくんだと改めて思いました。

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    2025年02月25日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    〇社会構成主義とは
    私達が「現実だ」と思っていることは全て「社会的に構成されたもの」
    意味は関係性の中でつくりだされる
    ➡️多元主義の下、対話で世の中の問題も再構成できるのでは

    私ももとからこの社会構成主義で世界をみています
    そして対話やコミュニケーションを通じて、より多くの人が社会を創る主体になってほしいと思っています
    その具体的な方法がなにか、実践していくのはとても難しい
    学生のうちにたくさん考えて行動いて探究していきたいです

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    2022年08月01日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    2021.40

    ・根深い個人主義の伝統を再構築するのは対話
    ・対話をとおして関係的な自己だと気づく。
    ・社会を私たちが作っている

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    2021年06月25日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    ネタバレ

     
    社会心理学に社会構成主義social constructionismを浸透させたのが本書の著者の一人ケネス・ガーゲンです。

    社会構成主義は色々な思想的伝統の流れが入り込んでいるので,なかなかに掴みどころが難しい立場です。社会構築主義といった社会構成主義と似たような立場もあることで(※),ますます社会構成主義の理解が難しくなっています。しかし,本書では,その難解な社会構成主義を入門書として分かりやすく解説してくれています。

    ※ 構成主義constructionismが構築主義と訳されたり,構築主義が構成主義と訳されたりすることがあることから,その混乱に拍車がかかっています。

    本書におけ

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    2020年04月18日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    社会構成主義を唱えるガーゲン氏らの初学者向け解説書。どのようにして自分たちのリアリティが「ことば」「対話」から生まれているのかを考える本。

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    2019年10月27日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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     サッと読めたが、社会構成主義の良さがよく分かる。道徳的相対主義への応答などは読みごたえがあった。やはり読んで思うのは、社会構成主義は論文を量産しようという発想で行われるものではないということだ。
     生き方=研究スタイルとなり、反権力としての姿勢に徹する。そんな感じが読んでいてした。

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    2019年05月04日
  • 現実はいつも対話から生まれる

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    昨今のアクティブラーニングの流れを理解するために、基本的な考えとなる社会構成主義を理解するにはうってつけの本であると考える。

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    2018年09月10日