なだぎ武のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレテレビでは、茶の間を楽しませてくれる芸人なだぎ。
でも、ホントに凄惨ないじめを体験したなだぎ。
その自伝小説。
いじめのきっかけはデブだった。
それだけ。なんとなくなんだろう。
ただ、教師も一緒になって替え歌を作ってしまい、さらにエスカレート。
負けじと学校には通う。
「あれ、どうやって人と喋ってたかな?」
この言葉は重い。
そして中学卒業後に働く。
なんだか、意味もなく毎日が悔しかった。
そんなツラい学生時代からお笑いを始めるまでが、前半に書かれている。
内容はたしかに重たい。
でも、なだぎのユーモアな表現で読みやすくはなっている。
だからこそ、余計に考えさせら -
Posted by ブクログ
元スミス夫人の灘儀武さんが、中学から現在にいたるまでの生い立ち?というよりは、自分の内面について、語ったもの。
いじめや引きこもり、過食・拒食など、いろいろあるが、淡々と書いてある。つっこみの視点も入りつつ。
私はスミス夫人のネタも好きだったし、プラン9も好きだし、興味があるから読んだのだけれど、これをまったく彼のことを知らない人が読んでもそれほどおもしろくはないかもしれないと思った。
文体が整っていないというか、内省的になったり、こちらに語りかけてきたり、突如、ですます調になったり。頭の中で、彼の声が聞こえてくる感じでそれもおもしろかったが、やはり一冊の本として、ネームバリューなしでだ