なだぎ武が、初の自伝小説で衝撃の過去を告白。
壮絶なイジメに遭った経験、その後引きこもり状態になり、食を絶ち極限状態にまで陥る過程などを克明に描く。
内容は重いが、抑えた文体で笑いを織り交ぜながら描かれ、飄然とした大きな視点に救いがある。
また後半では一転、光へ向かっていくドラマのようなストーリーが爽快。
竹中直人も「どん底に自らを突き落とし、それでも這い上がるなだぎ武の魂の雄叫びが俺の五臓六腑に突き刺さる!!」と推薦文を寄せる、青春小説の傑作。
Posted by ブクログ 2020年03月02日
いじめ、ひきこもり。拒食、過食。
一人旅、出会い、変化。
悩みに悩んだ少年は吉本の養成所へ。
自分よりはるかに面白い才能の持ち主に打ちのめされつつも、歩み続けた先に今がある。
2007年から二連続R-1のチャンピオンになったなだぎ武さんの半生を振り返るノンフィクション。
同い年で、二十歳前後を隣町で...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月18日
元スミス夫人の灘儀武さんが、中学から現在にいたるまでの生い立ち?というよりは、自分の内面について、語ったもの。
いじめや引きこもり、過食・拒食など、いろいろあるが、淡々と書いてある。つっこみの視点も入りつつ。
私はスミス夫人のネタも好きだったし、プラン9も好きだし、興味があるから読んだのだけれど...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月02日
テレビでは、茶の間を楽しませてくれる芸人なだぎ。
でも、ホントに凄惨ないじめを体験したなだぎ。
その自伝小説。
いじめのきっかけはデブだった。
それだけ。なんとなくなんだろう。
ただ、教師も一緒になって替え歌を作ってしまい、さらにエスカレート。
負けじと学校には通う。
「あれ、どうや...続きを読む