堀越豊裕のレビュー一覧

  • 日航機123便墜落 最後の証言

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    日航機墜落事故のことを何も知らずに読んだ。自分が生まれて間もない頃にこんな悲惨な事故が日本で起こったことを日本人として無関心だったことに我が身が恥ずかしくなった。

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    2025年09月23日
  • 日航機123便墜落 最後の証言

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    この本を読んで日航機123便が墜落した状況やその理由が明確に分かりました。理由は簡単に言うと過去の尻もち事故の修理ミスであり、修理ミスにより、垂直尾翼が吹き飛び、そのことで飛行機が操縦不能に陥ったというものです。尻もち事故の修理に関わったボーイング社の職員が御巣鷹山での墜落事故の際、来日していてその時の様子が以下のように示されています。

    「修理に深く関与したメンバーが(来日した)ボーイングの一員にいた。ジャンボ機の機体構造に詳しい人物だった。修理ミスの事実が(会議室で)公表された際、彼は全員の前で嗚咽し始めた。赤ん坊のように泣いていた。仲間が犯したミスの重大性を認識し、いたたまれなかったのだ

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    2024年08月04日
  • 日航機123便墜落 最後の証言

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    共同通信社のニューヨーク支局勤務経験もある筆者が、米国滞在時の機会も生かし、日航機123便墜落事故について、主に米国側の事故関係者のキーパーソンたちに取材を試み、両国の様々な立場の人の証言をまとめた本。

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    2018年09月29日
  • 日航機123便墜落 最後の証言

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    以前、仕事で年に100回程度飛行機に乗っている時期があった。何度乗っても離陸の際は緊張するし、着陸の前も(九州の地方空港)海上を埋めたてられて作られた、その空港に近づくにはかなりの急旋回と急激な高度低下を伴うから(高所恐怖症の私の感覚)、毎回緊張していた事を記憶する。別に飛行機嫌いという訳でもなく、海外旅行でもネパールの航空機で死を覚悟する様な怖い想いをしながらも、相変わらず飛行機には乗り続けている。緊張や恐怖の一つの要因となっているのは、やはりあの事故、日航機123便の事故であろう。
    まだ事故の報道を正確に理解し、その全容や経緯を理解できる様な歳では無かったが、ニュースキャスターが話す圧力隔

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    2025年09月07日
  • 日航機123便墜落 最後の証言

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    「日航機123便墜落事故」から39年も経つけど強く記憶に残っている。
    随分前にも関連本を読んだけれど、それは自衛隊や米軍が関与しているのではなどといった陰謀論めいたものだったと思う。
    この本の著者は、アメリカと日本で、たくさんの関わった人へ直接取材し、証言を集め、科学的根拠で詰めていっている。
    ただこの事故は、決定的証拠となり得る事故原因とも言われている垂直尾翼などがいまだ相模湾に沈んだままということが残念でならない。

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    2024年07月30日
  • 日航機123便墜落 最後の証言

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    まっとうに取材してるまともな本。日米多くの人に話を聞いて筆者なりにまとめていて好印象。ハドソン川の奇跡で不時着を決断し,乗客乗員全員の命を救った機長のインタビューも。やはり全ての操縦翼面を失った123便は何もできなかっただろうとのこと。
    もう三十年以上前の事故だけど,いまだに関連本が後を絶たない。去年も夏に日航元客室乗務員のトンデモ本(撃墜説)や,日航元機長の手によるそれへの反論本が出ているらしい。

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    2018年09月27日
  • 日航機123便墜落 最後の証言

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    森永卓郎のベストセラー本を薦められて読んでそんなバカなと思ってたどり着いたのが本作であった。
    いろいろな方面から時と場所をこえたアプローチで一様の納得が得られよかった。

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    2024年11月06日
  • 日航機123便墜落 最後の証言

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    ネタバレ

    残念ながら答えは書いてありませんでした。読み物としては面白いのかも知れませんが、米国側担当者の30年後の証言だけが新しい内容であとは事故調の報告書の反復と情緒的な物語りでした。報告書が結論づけた事故原因の裏付けや撃墜説や様々な疑問への科学的回答を期待しましたが客観的な分析や検証はごく僅かで、今回公開された米調査チームの報告書等の公文書もほとんど生かされていませんでした。消去法や状況証拠、見つかっていない物からの推論だけでは今までと何も変わりません。結局、本当の事は何も分からないまま、時間を無駄にしてしまいました。マスゴミの使命として、政府見解の追認、補強のために書かれた本なのでしょうか。

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    2024年08月23日
  • 日航機123便墜落 最後の証言

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     1985年の日本航空123便墜落事故については、これまで様々な立場からかなりの関係書籍が刊行され、またテレビのドキュメンタリーも何本も作られたが、それらと比べた本書の特徴は、ニューヨーク常駐勤務の利を生かして、アメリカの航空当局やボーイング社にかなり食い込んだ取材を行っていることにある。結論から言えば、運輸省事故調査委員会の最終報告書(圧力隔壁の修理ミスが原因)をほぼ追認しているが、機密解除となったアメリカ連邦航空局の公文書(特にアメリカの来日調査団のリアルタイムの報告書類)で裏付けをとったことは特記される。惜しむらくは、新書サイズであるため内容が相当圧縮されている感があること。できればハー

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    2020年01月09日