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  • 「蓋然性」の探求――古代の推論術から確率論の誕生まで

    Posted by ブクログ

    たしかに言えないことが本当かどうか分からないとき、どうやって判断していたの。確からしさ/尤もらしさをどうやって表していたの。

    中世から近世にかけて(粒度がバラバラなものを並べ立てるけど、)審問、弁論、哲学、歴史、宗教、保険その他いろんな領域で、不確かさをどうやって扱ってきたんでしょうかっていう大風呂敷。

    必ずしも確率で全てを表せない現代でも、確率が生まれる以前の考え方をさらえたのは良かったんだろうな。と勘違いしそうになったけど、そもそも確率ってベイズに限らずかなり主観的なものだと思うので、数字を取り扱う以前に知っておくことなんだろうなって感じ。

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    2021年12月13日