鴻池留衣のレビュー一覧

  • 純文学って何だよ

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    純文学作家が9人の純文学作家と順に酒を飲みながら、純文学とは何か?をインタビューする話。
    僕自身、純文学って何だよ???と日頃から思っていたのですが、これを読んで何となく純文学が何なのか理解出来たような気がします。それにしても最後の田中慎弥さん、小説は最初から最後まで一貫して手書きというエピソードには驚からされました。なんかカッコいい。

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    2026年08月27日
  • ナイス・エイジ

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    タイトル作だけでなく、まだほぼ無名の若手作家である鴻池瑠衣さんのデビュー作も掲載されているのでお得な一作。
    全くテイストの違う作品なのでどちらも楽しめる。

    ナイス・エイジもかなりぶっ飛んだ小説だったが、さらに「ジャップンロール・ヒーロー」という舞城王太郎以来の破壊力をもった作品で芥川賞にノミネートされるも落選。悔しかった。なんで僕がここまで鴻池瑠衣さんを推すかというと、現代の純文学界に漂う閉塞感をぶち壊すブレイクスルーを実現出来る作家だと思うからだ。
    その想いは昨年の文學界12月号の巻頭に掲載されている「わがままロマンサー」を読み、確信に変わった。
    ただ技巧的なだけだったり(これが多い)、選考委員のウケが良いテーマを掲げただけの作品だったり(推し燃ゆみたいなの。あんなんで現代語った気になるな。せめて15年前なら評価出来た)するものにはもうウンザリしている。
    是非、鴻池瑠衣さんに芥川賞を与える懐の深さを選考委員に見せて欲しいと思う。

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    2021年02月17日
  • 純文学って何だよ

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    対談集のため厳密な読みものとは少し違うが、作家同士が好き放題言い合うスタイルは楽しめた。
    読んだことのない先生ばかりだったけれど、この人のは自分でも楽しめるかもと思えたのは発見。
    砂川先生が鴻池先生の少年性を揶揄しているところは難しくて、なかなか読み取れなかった。
    純文学作家でもテーマってなんだよって思ったりするのだなと不思議な気分になった。

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    2026年09月19日
  • 純文学って何だよ

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    鴻池留衣さんホストとなり、純文学の9人の作家たちとの対談集。
    ごめんなさい、鴻池さんの作品も読んだことがなく、9人の作家のうち高瀬隼子さんしか読んだことなくて。尾崎世界観さん、田中慎弥さん、永井
    みみさん、町屋良平さん、などは気になりつつも、まだ読んでなくて。

    それでも、
    面白く読めました!
    純文学って何だよ、ってとりとめのない、
    答えのない対談。

    高瀬さんの独特の雰囲気も伝わったなあ。

    芥川賞よりも直木賞作品を読みがちな私。

    純文学とは、自伝的要素、性の要素、
    が必須か?その定義とは何ぞや?
    酒を酌み交わしながらの作家同士の会話を覗き見した気分。

    最近、ハマっている朝井リョウにも語って欲しかったな。純文学作家じゃないから選ばれてないけど。

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    2026年09月16日
  • 純文学って何だよ

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    ネタバレ

    純文学作家たちから「純文学とは」を主軸に会話をしていくエッセイ?
    純文学への答えはなく、作家たちが感じていることを記載されています。
    この中で自分が思っている純文学について語ってくれていたり、新しい視点があったり、楽しく読めました。

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    2026年09月13日
  • 本当にあった話(の話)

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    鴻池さんの作品はなぜか私にはいつもタイトルよりもう一編の方が好きという謎。今回も「わがままロマンサー」のほうがグッときた。??。

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    2026年08月19日
  • ナイス・エイジ

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    ネタバレ

    とあるオフ会で出会った未来人と言い張る男性と、同棲しはじめた主人公の女性。

    ネット掲示板でその彼の様子を実況中継するという流れで話が進んでいく小説です。

    未来人がやってきた時に使ったタイムマシンは実在するのか?
    様々な憶測が掲示板で飛び交います。

    ここまでは、00年代のネット上ではあり得る話だと思います。

    ところが、10年代の小説(本書は2017年初出)は、これに加えて「ドローン」や「配信」という要素が加わっています。

    ネット民の私からしたら、ネットスラングの誕生なども含めて、笑えるような引いてしまうような。
    でも毎日のネットで目撃する展開よりも、更にぶっ飛んでる小説でした。

    未来人の真偽や如何に?

    面白かったです。

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    2024年03月20日
  • ナイス・エイジ

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    新潮社が出したというには不思議な本。新潮社らしい価格。
    新潮新人賞第48回受賞作『二人組み』収録
    『ナイス・エイジ』は最初のほうは、ネット用語に疎い私には読みにくかった。孫イケメン風。未来人とかじゃなかったらいい感じの恋愛小説。植物図鑑っぽい。
    AV女優感の描写が少ないのがもったいないというか、意味が薄い?というか。
    今時ドローンとか怖いな。
    『二人組み』は中学生の話。頭はいいけど問題児×発達障害?坂本ちゃんが、しょうがないんだろうけど、それでもむかついた。本間は自分にも他人にも正直だし、他人をちゃんと尊重しているし、いいやつだと思う。

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    2018年02月07日
  • 純文学って何だよ

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    それぞれの純文学作家の純文学論。
    当然、その作家の作品を読んでることが前提になる中で、元自衛隊員の砂川文次の身体性(この言葉も安易だと批判されてるが)が興味深い。
    読んだことないが石田夏穂の書きたいものとして女性がボディビルやる作品を書いたら編集者が「フェミニズム」「ルッキズム」「身体性」と安易なワード当てはめてきて憤慨みたいな下り、まあこれが市場としての純文学なんだろうなと思う。

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    2026年10月02日
  • 純文学って何だよ

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    面白い!特に尾崎さんから後ろからよりぐんぐん面白くなったなぁ。深いことが分かってきたというか。田中さんの本は読んだことがなかったので読みたいと思ったし、もっともっと本を読みたいと思った。
    小説家ってなにか、純文学って何か、何を書くのがいいのかとかいろいろと考えることがおおいものだと思うし奥が深すぎる。
    そんな深い世界の片鱗を少しでも手に取れたら嬉しいとおもう

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    2026年08月01日
  • 純文学って何だよ

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    砂川文次のパートが個人的に面白かった、対談でありながら聞かれる自意識のにじむ緊張感
    あとは石田夏穂の口が悪くてよかった

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    2026年07月24日
  • ジャップ・ン・ロール・ヒーロー

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    大学のサークルに所属するある男の発言(嘘)が発端となり、その発言が事実のようになり、世界を駆け巡る陰謀に巻き込まれてしまう。なにが嘘でどこまでが真実なのかわからなくなる瞬間があったが、それは著者が意図したことなのだろうか。
    また、この作品はWikipediaのような構成になっているところが、ほかの作品にはなく新鮮だった。このWikipediaの体裁をとっているからか、この真偽が不確かな部分がさらに強調されていると感じた、
    Wikipediaは誰でも編集できるサイトなので、出典が不明だったり、信憑性に欠けている記事もあるが、まさにダンチュラ・デオの記事は出典も不明で、信憑性にも欠けていて、まさにWikipediaのようだと感じた。現代のネット社会やネットの信憑性を浮き彫りにした作品でもあり、ほかの作品にはないユーモアや独創性を感じ取ることができた。

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    2024年04月21日
  • ジャップ・ン・ロール・ヒーロー

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    Wiki上の記事というメタを使ってある架空のバンドの成り立ちと国際的陰謀に振り回される姿を描写する試みは面白い。何が真実で何がフェイクなのかがわからなくなっていく様は著者の意図のとおりなのだろう。一方でやや物語としては深みに欠けるので、感情移入はしにくかったところもあった。

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    2021年09月19日
  • ジャップ・ン・ロール・ヒーロー

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    不確かさの中で 不思議な小説だ。どこまでが現実でどこまでが虚構なのか。もしかすると全て現実かもしれない。全て虚構かもしれない。
    私達が普段耳にする情報は実際、そんな不確かさを孕んでいる。目や耳を欺く技術は日々進化している。情報は氾濫し、自分でその真偽を確かめる事は不可能に近い。
    おそらく、諦めるしかないのだ。その情報は誤りかもしれない。判断は誰にもできない。その不確実さを許容しながら、生きるしかない。

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    2025年12月28日
  • ナイス・エイジ

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    イマドキの世の中、中編2編。ネットに書き込まれた予知記事とタイムマシンでやってきた子孫。思春期の中学生、カラオケ店で合唱の歌唱と定期試験指導。

    未来人を事実&前提とした立場から書かれているので、普通ならそれを信じてSFとして読むんですけど、ネットの噂話の方がすごいみたい。

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    2018年10月13日
  • ナイス・エイジ

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    強い中学生にオススメなのかな。

    うとまる の装画に惹かれて手に取った。アニメ魔法陣グルグル2017観てたので。

    表題作『ナイス★エイジ』
    ゲーム シュタインズゲートをやっていた自分のために書かれたのかな?とおもうような内容。シュタゲを前提にした同人を読むようで楽しめた。でもちょっと冗長。

    『二人組み』
    断然こちらの方が面白い。中3にとっての不快なあれこれや変に客観視してしまう心理描写はリアルそのもの。あのわけのわからないプライドもあるあるで笑える。
    中3の怒れる悶々とした自分に再会できた気分。


    両作ともときどき主観と客観があいまいに跳ぶようで少し戸惑った。

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    2018年08月08日