日下慶太のレビュー一覧

  • 迷子のコピーライター

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    書店では「広告」の棚に並んでいた。商店街や地域おこしのポスター事業についてはビジネス書としての価値がある。しかし前半は著者の半生が語られ、その体験の後に新しい仕事の形が積み上げられたことがよく理解できる。
    軽い読み物だと思ったが、感動してしまった。最後の方では何を読まされているのかわからなくなったが、そんなカオスさもこの著者の魅力なのだろう。

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    2021年03月20日
  • 迷子のコピーライター

    Posted by ブクログ

    きっかけは先週のセミナーの講師。見た目からしてソラミミスト安斎肇氏を彷彿とさせるアル中風の存在感。流石の電通社員。ぐいぐい引き込まれる話の内容に1人ざわつく俺。

    これなんだよ。いつも自分が感じてた『仕事』に対する考え方。誰にも共感されないんだろうと思ってたこのモヤモヤ感を筆者は見事に言葉で表し、そして実行し、やはり結果を出していたんだ。こんな人なのね。
    今回は書きたい事が多すぎる。書きたい。あーかきたい。色々かきたい。マスじゃなく、書きたい。

    我父の地元である大野市。『大野へかえろう』プロジェクト。高校を卒業すると何も無い大野市に帰って来ない危機感から始まったこの企画。当時地元ニュースで知

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    2020年02月27日
  • 迷子のコピーライター

    Posted by ブクログ

    デアゴスティーニの分冊百科が一冊になった
    ような実に濃厚なテーマを孕んでいて、それがわずか1,782円 って、安いよなぁとつくづく感じた本。

    第1章「旅に出る」は電通の入社直前に「中国・ロシア・
    中央アジア」をバックパッカーとして「何でも見てやろう」と意気込むものの、ロシアにはつれなくされ、
    チベットでは鳥葬を目の当たりにし言葉を失い、
    戦争の街アフガニスタンでは底知れぬ恐怖感に苛まれ…、
    モラトリアムの最後を飾るたったひとりの旅は拠り所のない疲弊感を漂わす旅行記を綴る。

    第2章「社会に出る」は電通に入社、コピーライターと
    なり、TCC最高新人賞受賞と順風満帆な船出となり、
    「俺はスターク

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    2018年08月04日