谷山走太のレビュー一覧

  • 負けるための甲子園

    Posted by ブクログ

    人間の欲望とそれに応じた対価との葛藤が描かれ、自分自身も簡単に欲しいものを手に入れるのではなく努力することが必要だと感じた。誰かのために犠牲になるのは自分にはいい話だと思うが相手にとっては後悔しかなく人はみんな支えあって生きているのだと改めて感じた。

    0
    2021年06月09日
  • 終末世界のプレアデス 星屑少女と星斬少年

    Posted by ブクログ

    空から降ってくる星屑獣と人類が戦う世界。姉のような英雄を目指すリュートが、カリナと出会うことから始まるボーイミーツガール。
    帯にある通り、正に王道のセカイ系のボーイミーツガール。男の子は目の前の女の子を救うべし、という作者の主張を強く感じる作品でした。
    主人公がかなりめんどくさい、というかウザい性格をしているので、これを受け入れられるかどうかで評価が変わりそう。個人的には理性的な主人公のほうが好き。
    セカイ系の王道作品が好きな方や、作者の主張に共感できる方は是非。

    0
    2023年05月15日
  • 負けるための甲子園

    Posted by ブクログ

    彼女がいて⁉︎甲子園で優勝。現実に似合いそうなのは、元早稲田実業の「ハンカチ王子」くらいかな。
    二兎追うものは一兎も得ず。
    あと、この小説を読んであだち充の「タッチ」を思い出した。和人が達也で啓人が和也、そして美咲が南ちゃん。
    ところでこの小説を自分なりに例えるなら、ここに出てくるガイコツは優勝するために越えなければならない「壁」に象徴できる。
    そして、和人でいう「視力」や美咲でいう「記憶」などを失うくらいに心身を痛めつけなければ、つまり努力をしなければ越えられない「壁」。
    ただ、元高校球児で読書をたしなむ者からひとこと言わせてもらうと甲子園優勝より甲子園初出場を内容に取り上げたほうが臨場感が

    0
    2024年02月24日
  • ピンポンラバー

    Posted by ブクログ

    卓球のエリート校に,子供の頃に一度も勝てなかった相手を探しにきて始まるボーイミートガール.卓球をする様子が生き生きと描かれていて,試合はもちろん単なる会話にさへも勝負を持ち込むような勝つ気まんまんの学園モノ.面白かった.

    1
    2018年08月13日
  • 終末世界のプレアデス 星屑少女と星斬少年

    ネタバレ 購入済み

    主人公への感情移入が難しい。生い立ちや過去の出来事等の理由があるのだろうとは思うけれど言動が二転三転する上に、はっきり言って好感の持てる性格ではない。
    ヒロイン含む周囲のキャラの主人公に対する評価への説明不足というか説得力の乏しさによる置いてけぼり感を強く感じてしまった。

    0
    2023年05月11日
  • 終末世界のプレアデス 星屑少女と星斬少年

    ネタバレ

    主人公がとにかくうざかった

    主人公は英雄と呼ばれた姉の弟としての重み、自分のせいで姉が死んだという罪悪感を抱いているため、15歳という年齢の未熟さもあって、色々と頑なで猪突猛進な性格です。
    が、それを考慮しても言動が色々とうざかった。
    気に食わないことや納得いかないことには直ぐに突っかかるし、相手の忠告には耳を貸さず自分の方が正しいという言動を取る。勝利したという事実に対して調子に乗る発言をする。勝手に期待してそれが叶わないと切れる。
    挙げ句の果てに散々忠告されてきたことを改善せず、仲間を死なせる。
    主人公に対してイライラしっぱなしだったので、主人公のせいで仲間が死んだ展開を読んだ瞬時に我慢の限界が来て読むのを辞めました

    0
    2023年05月11日