江原健のレビュー一覧

  • ワールド・オブ・ウィッチャー

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    ネタバレ

    ゲーム「ウィッチャー3ワイルドハント」から派生した解説書。
    ゲーム内の語り手であり主人公・ゲラルトの親友である吟遊詩人・ダンディリオンによる語りの形式でウィッチャーの世界が語られています。
    当然、ゲームのネタバレになりますからゲームをプレイしてから読むのが常道かと思います。ま、逆から入っても当人が納得していれば構いませんけど。
    フルカラーで結構ボリュームがありますので、本著だけでしばらく楽しめます。

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    2020年11月03日
  • ウィッチャー 2:FOX CHILDREN

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    ウィッチャーのコミック第二弾。

    強力な古代種族である狐女ヴァルペスの娘をさらってしまった商船に運悪く乗り合わせてしまったウィッチャーのゲラルト。
    奪われた娘を取り返すため執拗に商船を追うヴァルペスの操る幻覚により商乗の員船は一人また一人と命を失ってゆく。
    一体何が現実で何が幻覚か判らない中、生き残る道をゲラルトは見つけ出すことができるのだろうか?

    伝統的なスタイルのヒロイックファンタジーの作品に出てきそうなシチュエーションのストーリーであるが、ちゃんとウィッチャーらしいテイストの作品に仕上がってい
    る事に好感が持てた。
    幻覚を操る得体のしれない敵に翻弄されるスリリングな緊張感がよく表現されていて楽しめた。
    イラストのスタイルや彩色も世界観にマッチしているので結構気に入っている。

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    2018年05月12日
  • ウィッチャー 1:HOUSE OF GLASS

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    ネタバレ

    男女の関係はどのような環境であろうと(現代/古代/SF/ファンタジー)ドラマになる。この話は要は「藪の中」である。男の言い分をもとに話が進むものの、女の話で明かされる別の事実(「真実」かはわからない)、そして迎える結末。ゲラルトは狂言回しに近いが、ウィッチャーとしてのゲラルトが生かされている秀作。

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    2024年12月11日
  • ウィッチャー 3:CURSE OF CROWS

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    全世界でヒットしたTVゲーム「ウイッチャー3」のその後の物語。

    ウイッチャーとなったシリがゲラルトと一緒に仕事をしながら旅をしている。
    旅の途中で一人の女性をトロールから救い出すところから話が始まる。
    この助けた女性のエピソードはあまり本編にかかわらないのだが、実は姿を自在に変えることができるドップラーという化け物で、大勢の人間を殺めており指名手配されているという、どんでん返しがある。

    ノヴィグラドの街を訪れた彼らは、女司祭兼娼館の主からストリガ退治の依頼を受ける。そして本編の物語が始まる。

    物語の中盤でイェネファーも彼らの旅に加わる。
    三人が揃うとまるで家族のような感じで、シリの喧嘩っ早さとギャンブル好きにゲラルトとイェネファーが困り果てている姿が微笑ましい。
    自分の力を見せたいシリがはやまって一人でストリガに戦いを挑み、重傷を負った際、冷静沈着なイェネファーが取り乱しているところなどは普通の母親と変わらない。

    ストリガになってしまった少女も戦争による犠牲者に過ぎないのだが、呪いにより怪物となり、人々を殺し最後は自分も殺されてしまうという哀れな最期を迎える。
    ウイッチャー世界のモンスターは人間が呪いで変貌したものが多くあるが、ウイッチャーが怪物退治の為、事件の真相を捜査する過程で様々な人間の業が生み出す悲劇が明らかになる事もウイッチャーの物語に深みを与えるのに役立っていると思う。

    最後の戦闘があまりにあっけなく(数コマで終了)もうちょっと盛り上げてもらいたいところであった。
    また、話の流れがちょっと冗長でもう少しテンポよく進んだ方が、グラフィックノベルという体裁にあっている気がするのだが・・・
    ただ、TVゲーム「ウイッチャー3」の後日譚というのが知りたいファンの方にはお勧めできる作品ではないかと思う。


    各チャプターの扉絵が凄くカッコ良かった。
    本編のイラストよりクオリティーが圧倒的に高い。

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    2020年05月02日
  • ウィッチャー 1:HOUSE OF GLASS

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    ポーランドのアンドレイ・サプコウスキの傑作ダークファンタジ―小説「ウイッチャー」のグラフィックノベル。

    原作には無いオリジナルストーリーという事で、ストーリーがポール・トビン、イラストはジョー・ケリオ。

    オリジナルストーリーながら、ウイッチャーの雰囲気が良く再現されていて、作品の世界観に違和感はない。
    イラストもダークで非常に人間臭いこの作品に良くマッチしているように感じられた。
    ウイッチャーの世界ってなんというかスラブ的な世界で、トールキン的な世界ともアメリカのヒロイックファンタジー的な世界とも一線を画しており、これまで経験したことが無いテイストが気に入っている。

    ウイッチャーのゲラルトは、旅の途中変わった狩人の男と出会う、狩人の妻は妖怪に殺されアンデットの亡者となり、常に彼を遠くから見ているという。狩人は、妻から離れる決意をし、ゲラルトと一緒に黒き森に足を踏み入れるが、怪物に追われ彼らは不思議なステンドグラスで装飾された古い館へとたどり着く。館のバルコニーには狩人の妻が姿を見せるがすぐに消えてしまう。
    彼らは、奇怪な館の探索を始めることにする。

    ストーリーもよく練ってあって最後で読者が驚くようなミステリー小説の様な構成になっている。
    原作物のスピンオフストーリーは、いかに原作のテイストを損なわずに新しい物語を紡ぎだすかが重要だと思うが、この作品に関して言えば十分に成功している。

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    2018年02月10日