芹澤健介のレビュー一覧

  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    コンビニの外国人スタッフをよく見かけるようになったことや知り合いの工場で技能実習生が失踪したという話も聞いたので、その背景と現状を知りたくなってお取り寄せ。本著は2018年発行。現在の数値を調べる必要がある。危機感だけでなく、これらの課題に取り組んでいる企業や自治体の紹介もある。著者のように、まずは日本で働きにきてくれている店員さんに、どこの出身か怪しまれない程度に尋ねてみたい。

    全国に55000店舗を超えるコンビニ。移民不可にもかかわらず、コンビニ勤務の外国人はすでに4万人超えとのこと。政府の方針を「移民は断じて認めないが外国人が日本に住んで働くのはOK、むしろ積極的に人手不足を補っていき

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    2024年04月26日
  • がんの消滅―天才医師が挑む光免疫療法―(新潮新書)

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    画期的ながんの治療法である光免疫療法についての解説とその現象の発見から治療法としての開発過程をまとめた本だが、小林久隆の研究者としての発想の素晴らしさと心意気がライターの芦澤健介の筆力でユニークな読み物となっている.これまでのがん治療法は、外科療法、放射線療法、化学療法、がん免疫療法があるが、対象とするがん細胞の根絶はできても、周囲の健全な細胞にもダメージを与えるという欠点はどうしようもないと認識されていた.光免疫療法はミサイル療法と例えられるようにがん細胞だけを消滅させる.がん細胞は正常細胞のコピーミスから突然変異で生まれるもので、人間の体の中では1日に5000~1万個のがん細胞が生まれてい

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    2024年03月02日
  • がんの消滅―天才医師が挑む光免疫療法―(新潮新書)

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    光免疫療法に関して、詳しくは小林先生御本人の著書を読むとしても、第5のがん治療として分かりやすく書かれているので、導入としては最適だ。また、小林先生の生い立ちと苦労されてきたこれまでも語られるため、それも相まって光免疫療法に興味を持つことができる。まだたくさんの解決しなければならないことがあるけれど、がん治療の前進を、これからも見続けていきたい。

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    2023年10月09日
  • がんの消滅―天才医師が挑む光免疫療法―(新潮新書)

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    こんながんの治療法があることをはじめて知った。まだ、一部の部位でしか認められていないようだから、もっと治験が進んであらゆるがんの治療で行えることを期待したい。

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    2023年10月03日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    少し前に未来年表を読み日本の人口減少と少子高齢化問題、外国人労働者の必要性を目の当たりにした。
    外国人は増え日本に来たがっているのでwin winと思っていた。

    しかし、本書を読んで外国人労働者の抱える問題や近い将来借金を作ってまで日本に留学に来る価値がなくなって行く可能性を知りこのままこの問題を放置しておけば日本の未来はどんどん暗くなって行くと感じた。

    問題は複雑というが、バカでかい学費を安くすればいい問題なのでは?
    実験をするわけでも講師にお金がかかるわけでもないのにとんでもない学費を支払わせて学校側が搾取している。
    バイトの制限時間では学費が払えず違法をして強制送還。
    学費さえまとも

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    2020年10月11日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    ネタバレ

    コンビニで働く人から起業家まで。出稼ぎ留学生から上司は外国人まで。色々な軸で、いろいろな動機での分析が興味部会。確かにより情報の少ない国から来るようになるのだろう。日本人学校ビジネスは結構荒っぽいもののようだ。

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    2019年09月22日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    日本のコンビニで外国人が働く。もはや当たり前の光景だ。なぜ彼らは日本で働くのか、どんな将来を夢見ているのか。外国人労働者の立場と彼らを受け入れる日本の立場を調べていくと、そこには矛盾や闇が存在する。

    途上国の若者からすれば、物価の高い日本で働くことは金を稼ぐ手っ取り早い手段だが、基本的に日本政府は難民や移民を認めない。そこで彼らが選ぶのは留学ビザを使って、日本語学校に留学しながら働く。が、留学ビザでは週28時間の労働しかできないし、学校側から多大な入学金や授業料を請求される。ビザの期限が切れて、帰国したときには借金だけが残るというのが多くの現実だ。

    果たして、週28時間の労働制限は適正なの

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    2019年02月25日
  • となりの外国人

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    職場にミャンマーのメンバーが何人かいて必要なこと以外でも話すきっかけが発見できれば良いなと思い読んだ。とにかく結局声かけするのが一番。
    22世紀まで生きる子供たちの為にも、分け隔てなく付き合えるよう心掛けたい。

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    2025年06月22日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    コロナの影響がなかった2018年の本、それから3年、外国人労働者はどうなってるんだろう?ーアルバイトができる留学制度を持っている国は少ない。ただし週28時間まで。100万人の外国人労働力に依存している。在留外国人は250万人で訪日外国人は年間2800万人。留学生が増えているのはベトナム、ネパール、ミャンマー。ウズベキスタンやパキスタン、スリランカ、ブータンも増えていくだろう。起業する外国人も増えてはいくだろうが、人口減少社会に入っていく日本は外国人にとって魅力的で有り続けられるか。技能実習生の枠にコンビニも入れていく方針らしいー実は世界第5位の外国人労働者流入大国!・・なるほど

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    2021年09月17日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    昨今、コンビニのレジで対応してくれる店員さんの多くが外国人であることに、あらためて気づきます。
    少し前までは中国・韓国の方かな、という印象でしたが今ではいんどやネパールから来たと思われる人が多くいらっしゃいます。
    日本語も(業務に支障がない程度には)不自由なくコミュニケーションができますし、接客態度も良好で、いつも気持ちよく買い物をさせてもらっていますが、彼ら(彼女ら)はどのような目的で日本に来てコンビニで働いているのでしょうか。
    外国人労働者を巡る問題の一つでもある「技能実習生」とコンビニでのアルバイト店員はどのようにリンクするのでしょうか。

    超高齢化社会へ向け、労働人口が減少の一途をたど

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    2020年10月23日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    自分自身が、こんがらがった紐の1本になってしまってないか、考えてしまう内容だった。

    私は今外国人人材紹介会社で働いているが、在留期限が切れそうな外国人に、簡単に『もう1年学校を延長して就職活動したらどう?』と提案している。

    たった40分の面談では、相手の背景も十分には知れないし、本音で話してもらえてるか自信もない。

    日本で働きたい!と言ってる彼ら彼女らに満足いく求人も紹介できていない。

    とはいえ、1人でも多くの外国人が日本の社会(コンビニではなくてオフィスワークなど一般企業内)で働くことが当たり前になれば、私たちも日本人の意識も変わり、本当の意味で多様性豊かな訪れたい国日本になるだろう

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    2020年07月21日
  • となりの外国人

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    本書は近年増えている、技能実習生を中心とする外国籍の人たちのことを扱っている。

    「移民」という言葉に、明確な(というより統一的な)定義がないということを、初めて知った。
    日本政府の定義では、永住権を持って入国する人、となるそうだ。
    この定義のよれば、日本には移民はほぼいないことになる。
    こうして日本の中にいる「働く外国人」は、制度的に見えない存在となるそうだ。

    過酷な生活を強いられる実習生のことは、聞くたびに心が痛む。
    他国から働きに来てくれる人に魅力的なところに何とかできないものか、と思わされる。

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    2020年06月20日
  • となりの外国人

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    少子高齢化などにより、日本のこれからを考えることはより一層大切になると思います。

    "私たちは、これから、いままで誰も見たことのない日本を見ようとしている"

    本書の中の言葉です。

    日本では、アジア人の見た目で日本語を話す人を日本人と受け取りがちですが、その認識では非常に視野、考え方が狭いことを痛感しました。

    日本のこれからを考える上で欠かせない、外国人の存在。
    島国は閉ざされた環境という捉えは今はもう古い言い訳だと思います。

    "外からの意見や刺激を受け入れることを拒む者は、人間もきっと同じですが、だんだんと頭が固くなって、新陳代謝がなくなり、除け者にされて

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    2020年04月07日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    ミクロな視点から外国人労働者の実態について述べている。日本は移民政策は行わないと政府が掲げているにもかかわらず、実態は2016年時点で外国人労働者数は世界四位であり、2018年10月末時点で146万人もの外国人労働者が働いている。この数に大きな影響を及ぼしているのが技能実習制度・外交人留学生だ。これには技能実習のくわしくし本来の目的である国際貢献・日本語を習得させるという日本語学校の本来の理念から逸脱しているように思われる様々な思惑が働いている。
     これらの問題を解決するには官民一体の受け入れ態勢や、移民を出す国との連携が必要だ。

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    2020年02月27日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    他文化、他国籍の人々に(ある意味)不寛容と言われる日本だけれど、実はコンビニや飲食店等で外国人アルバイトが増えていて、もう彼らなしでは難しい状況になりつつある、という内容。

    ただ、労働時間の上限が厳しく、違法な働き方をしている人も多いそうだ。もっと他国籍の人にも開かれた法や労働環境が整うといいんだけどなあ、、、

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    2020年01月12日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    コンビニで働く外国人はなぜアルバイトをしてまでも日本に住みたいのか。

    世界的に見ても難しいと言われる日本語を習得してまで、なぜ日本に住みたいのか。

    このような疑問がこの本を手に取った動機だ。

    日本へ来ている留学生達は主に、
    ・働きながら勉強できる日本の制度に魅力を感じたから
    ・彼らにとって日本という国は比較的容易に働けるから
    ・日本語を覚えて母国の日系企業の就職につなげたいから
    ・ジャパニーズドリームを掴みたいから
    等々の理由から、日本でアルバイトをしながら就学しているそうだ。

    日本の文化や芸術に関心を持って来日した留学生ももちろんいるだろうが、このようにお金を求めて来日している留学生

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    2019年12月15日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    ベトナム人留学生の推測「東京五輪後は来日する外国人は減る。成長率が伸びたのはアトランタオリンピックのみ、低金利が上昇し人手不足を補う為の外国人の受け入れが進んでいない」 日本語能力試験 出入国管理法(週28時間まで働いて良い) p28「「移民」は断じて認めないが外国員が日本に住んで働くのはOK.むしろ積極的に人手不足を補っていきたい」埼玉県蕨市のクルド難民 映画『おじいちゃんの里帰り』「労働力を呼んだら、来たのは人間だった」 日本語学校を通じないと留学ビザが下りない、そのビザを通すブローカー、そこから「労働力」として受け入れる悪徳業者がいる

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    2019年08月17日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    コンビニだけではない、外国人の働き手としての導入の方法としての留学。日本への留学は週28時間バイトができることが魅力、それにより借金をして、日本語学校でボラれつつも借金を返しつつ留学することも可能。

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    2019年04月11日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    全国の大手コンビニで働く外国人店員はすでに4万人超。「移民不可」にもかかわらず、世界第5位の「外国人労働者流入国」に日本がなったカラクリと、知られざる隣人たちの切ない現実に、丹念な取材で迫ったルポルタージュ。

    うちの近所のコンビニも時間によっては外国人ばかりの時がある。なかなか興味深い本。

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    2019年03月28日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    普段、この手の新書は殆ど読まない。
    だけれど東京に住んでいた時、アパートの近くのコンビニにも海外のスタッフがいた。
    そして職場は新大久保にあったのでコンビニはもとより、日本人より海外の人の方が多く、ここ日本だよね!?状態だった。
    この海外の人達は一体、どこから来てるの?とずっと謎だった。

    でもこの本を読んでその多くは留学生で、ジャパニーズドリームを掴みたくて来ていることがわかった。そして、留学生にとって日本という国で働く事は他国より容易いこと。しかし、高齢化が進んで働き手のないコンビニは彼らを雇わないと店が回らない。何もコンビニだけではなく、他のサービス業も同じ問題を抱えている。

    各企業、

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    2019年03月21日