芹澤健介のレビュー一覧
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ネタバレ新聞の書評で興味を持った。個人的には、コンビニ店員に外国人が多いとは感じていないが、小売業や飲食店にはたしかに外国人が増えたように思う。著者は、1年にわたり、外国人が留学生や実務研修生として来日する仕組みやその実態、そして、当の外国人に取材するだけでなく、日本の労働力を実際に外国人が担っていることを解説している。店員のように表に出てこないところにも、外国人がアルバイトや研修で働いており、彼らなしでは、現在の各種サービスが成り立たないこと、そして、彼らが日本に見切りをつけたとき、この国の経済や産業はどうなってしまうのか、という疑問を突きつける。このように、問題点に気付いて問題提起している人がいる
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Posted by ブクログ
近頃コンビニで外国人の方が働いているのをよく見かける。
しかも、以前は中国人が多かったが、最近は別の国の人が多くなったよな〜、となんとなく感じてて興味があった。
この本を手にとったのはそれが理由。
読んでみると理由がよくわかった。
彼らやベトナムやネパールやミャンマーなどから来てる人たちなんだな。
しかし、「留学生」や「技能実習生」の問題は本当に酷い。
海外で学びたい人や、ちゃんと学んでほしいと頑張ってる教師の方達を、完全に食い物にしている。
結局、理由がすべて「お金儲け」にあるのも情けない。
これはこういった移民問題の話だけではない。日本社会では「お金」しか信じられない人達が増え、 -
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外科手術、放射線治療、化学療法、がん免疫療法に次ぐ、第5のがん治療法となる光免疫療法と、その開発者である小林久隆博士を紹介した本。
学術入門書というよりはよくあるプロジェクト紹介のビジネス書に構成は近く、スポンサーとなった三木谷楽天会長との出会いや、小林博士自身の生い立ちにかなりの分量が割かれている。
光免疫療法とは、がん細胞特有のたんぱく質(抗原/腫瘍マーカー)に結合する物質(抗体)と、近赤外線を照射したときに切断・変形するIR700という人工色素を使い、抗体とIR700を結合させたものをがん細胞と結合させ、近赤外線照射によりIR700が切断・変形する際にがん細胞の細胞膜、ひいては細胞そ -
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技能実習制度は、建前としては人道的援助、国際貢献のために作られた制度。ところが実情は雇う方も働く方も国際貢献などとは全く考えていない。実際には低賃金の外国人労働者をサイドドアから受け入れる便利なシステム。留学生の多くは労働目的で来日している出稼ぎ留学生。労働環境は劣悪であり、技能実習生が働く事業所のうち70%に法令違反がある。技能実習生には転職が認められておらず事業主のパワハラが罷り通り最低賃金以下で働かされ、残業代や給料もきちんと払われていない。1年間で7000人が失踪し、死因の多くは溺死。日本で暮らす外国人への日本語教育に関しては、現在は法律も環境も整っていない状況。このままでいいわけがな
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約2% 50人に1人 カナダでは20%以上 群馬県大泉町 新宿区大久保地区 技能実習生が年間で数千人も失踪するような国(残念ながら日本のことですが)の悪評は既に全世界で広まっており 浜松市は90年代から日系ブラジル人などを多く受け入れてきた より裾野の広い 「ウーバーイーツ」の収入は週給の歩合制で よそ行きの美辞麗句で飾られていてわかりにくいのですが いぶか訝しってしまうわけです ダイバーシティ(多様性)のある大学 別府市は外国人留学生人口の割合が京都市に次ぐ日本第2位 世界基準の9月をスタートに加えることで 既に90年代後半には高田馬場駅近くにミャンマー料理店がちらほらとできはじめていました
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Posted by ブクログ
2019/1/22-1/27
いつのまにか増えていた外国人労働者(特にコンビニ)。彼らが多国籍で、主に留学生だということがわかった。
週に28時間労働に限られている(それでいいと思うけど。留学生だから)が、中には借金をして、返せず失踪をしてしまうのも多いというのは悲しいし、制度がどこか間違っているということ。
「本当に勉強したい人は欧米に行く」「東大で勉強したい人は自由を求めている」など、日本に来る学生がトップオブトップでもないことが分かった。
なんにせよ、コミュニケーションは大事。「知らない」だけでいると、それはお互いにとっていい印象は持てない。日本に来てくれた外国人は少なくても日本に興味が