芹澤健介のレビュー一覧

  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    ネタバレ

    新聞の書評で興味を持った。個人的には、コンビニ店員に外国人が多いとは感じていないが、小売業や飲食店にはたしかに外国人が増えたように思う。著者は、1年にわたり、外国人が留学生や実務研修生として来日する仕組みやその実態、そして、当の外国人に取材するだけでなく、日本の労働力を実際に外国人が担っていることを解説している。店員のように表に出てこないところにも、外国人がアルバイトや研修で働いており、彼らなしでは、現在の各種サービスが成り立たないこと、そして、彼らが日本に見切りをつけたとき、この国の経済や産業はどうなってしまうのか、という疑問を突きつける。このように、問題点に気付いて問題提起している人がいる

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    2018年08月23日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    近頃コンビニで外国人の方が働いているのをよく見かける。

    しかも、以前は中国人が多かったが、最近は別の国の人が多くなったよな〜、となんとなく感じてて興味があった。

    この本を手にとったのはそれが理由。

    読んでみると理由がよくわかった。
    彼らやベトナムやネパールやミャンマーなどから来てる人たちなんだな。

    しかし、「留学生」や「技能実習生」の問題は本当に酷い。
    海外で学びたい人や、ちゃんと学んでほしいと頑張ってる教師の方達を、完全に食い物にしている。

    結局、理由がすべて「お金儲け」にあるのも情けない。
    これはこういった移民問題の話だけではない。日本社会では「お金」しか信じられない人達が増え、

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    2018年08月19日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    出稼ぎしたくて日本を選ぶ外国人もいるかもしれない。
    けど、辛かったと思って本国に帰ってほしくない。
    そう思った一冊

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    2018年07月11日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    中国も2025年を境に人口減少する。労働力不足は日本だけの問題ではなくなり、労働力は中国や近隣諸国からは来なくなるかも知れない。つまり、将来は日本のコンビニ外国人が少なくなるということと理解した。オリンピックを境にって話もありますが、2025年の方がリアルですね。
    そういう意味では、仕事にあぶれるリスクは減っていくのかなーと楽観的に思ったり。まあ、やりたいと思うような仕事は取り合いなんでしょうけど。

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    2018年06月04日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    個人的に最近身近な内容なので、興味深く一気に読んだ。
    私も著者と同じく、コンビニのバイト外国人が日本語学校の留学生ということを最近知ったばかりだ。
    それ以外のところも、私自身が最近知ったばかりのことが多くて、そういう意味では新鮮さはなかったが、著者と同じように、「そうだよね、知らなかったよね」と思いながら読んだ。

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    2018年06月02日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    文字通りコンビニで働く外国人留学生について書いた一冊。

    外国人労働者と外国人留学生の実態について知ることができた。

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    2024年09月07日
  • がんの消滅―天才医師が挑む光免疫療法―(新潮新書)

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    外科手術、放射線治療、化学療法、がん免疫療法に次ぐ、第5のがん治療法となる光免疫療法と、その開発者である小林久隆博士を紹介した本。

    学術入門書というよりはよくあるプロジェクト紹介のビジネス書に構成は近く、スポンサーとなった三木谷楽天会長との出会いや、小林博士自身の生い立ちにかなりの分量が割かれている。

    光免疫療法とは、がん細胞特有のたんぱく質(抗原/腫瘍マーカー)に結合する物質(抗体)と、近赤外線を照射したときに切断・変形するIR700という人工色素を使い、抗体とIR700を結合させたものをがん細胞と結合させ、近赤外線照射によりIR700が切断・変形する際にがん細胞の細胞膜、ひいては細胞そ

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    2024年03月13日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    2018年の書籍なので、コロナ禍を経た今とはまた実情は異なるかもしれないが…知らないところで外国人留学生や技能実習生たちにお世話になり「便利な」生活が営めていると思うと、複雑な気持ちになった

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    2023年03月10日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    タイトルに惹かれて購入
    帯の「なんでこんなに多いの?」も良いコピー

    タイトルが気になった方の疑問には答えようとしている内容です。

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    2021年05月20日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    外国人のために単純労働のための就労ビザを出さない日本にでは、コンビニで働いている外国人アルバイトはほとんどが留学生である。
    真面目な大学生や語学学校の学生もいれば、実質的に出稼ぎ労働者となっている留学生もいる。
    週28時間という規制があるものの、それを超過して働く学生も多い。

    労働力不足のコンビニ業界が留学生の採用に前のめりで研修もしっかりしていること、コンビニで使う言葉は(サービスは多岐に渡るものの)アパレルや家電量販店と比べると平易であることも背景にある。

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    2020年12月30日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    日本に来る外国人留学生の生き辛さが赤裸々に語られていた。数年前は円は最も信頼できる通貨と称されたり、経済成長が見込める国だったが、今はあまり経済成長が見込めないし、稼ぎもしたい外国人留学生自体減っていってしまうのではないか。人口減少の抑制になり得る外国人を邪険に扱うのはあまり賢いやり方ではないと感じた。

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    2020年08月09日
  • となりの外国人

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    技能実習制度は、建前としては人道的援助、国際貢献のために作られた制度。ところが実情は雇う方も働く方も国際貢献などとは全く考えていない。実際には低賃金の外国人労働者をサイドドアから受け入れる便利なシステム。留学生の多くは労働目的で来日している出稼ぎ留学生。労働環境は劣悪であり、技能実習生が働く事業所のうち70%に法令違反がある。技能実習生には転職が認められておらず事業主のパワハラが罷り通り最低賃金以下で働かされ、残業代や給料もきちんと払われていない。1年間で7000人が失踪し、死因の多くは溺死。日本で暮らす外国人への日本語教育に関しては、現在は法律も環境も整っていない状況。このままでいいわけがな

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    2020年06月28日
  • となりの外国人

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    約2% 50人に1人 カナダでは20%以上 群馬県大泉町 新宿区大久保地区 技能実習生が年間で数千人も失踪するような国(残念ながら日本のことですが)の悪評は既に全世界で広まっており 浜松市は90年代から日系ブラジル人などを多く受け入れてきた より裾野の広い 「ウーバーイーツ」の収入は週給の歩合制で よそ行きの美辞麗句で飾られていてわかりにくいのですが いぶか訝しってしまうわけです ダイバーシティ(多様性)のある大学 別府市は外国人留学生人口の割合が京都市に次ぐ日本第2位 世界基準の9月をスタートに加えることで 既に90年代後半には高田馬場駅近くにミャンマー料理店がちらほらとできはじめていました

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    2020年01月25日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    近年、当たり前の風景となったコンビニで働く外国人。彼らのバックグラウンドに迫ると、依然として「移民」を認めない日本の法制度・仕組みの歪みが見えてくる。「労働力を呼んだら、来たのは人間であった」スイスのとある小説家が残した言葉と、正面から向き合う時代はもう来ている。

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    2019年09月22日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    コンビニに代表される、移民ではないが日本であまねく働く、働かされている外国人。
    今は研修制度とかの問題もだいぶん明らかになっているが、それが本当にいい方向に変わって行ってるかというとそうでもない。もっと根本的に考えないといけないことがある。

    そもそも、日本の将来をどうしたいのか。

    そのために外国とどう付き合うのか。
    それを考えて行動することが主権なんじゃないかと思うが。

    日本は東京オリンピックが終わったら終わる。

    外国人留学生にまでそう語られる日本の将来は、どうなるんだろう。

    まじで。

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    2019年06月16日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    2019/1/22-1/27
    いつのまにか増えていた外国人労働者(特にコンビニ)。彼らが多国籍で、主に留学生だということがわかった。
    週に28時間労働に限られている(それでいいと思うけど。留学生だから)が、中には借金をして、返せず失踪をしてしまうのも多いというのは悲しいし、制度がどこか間違っているということ。
    「本当に勉強したい人は欧米に行く」「東大で勉強したい人は自由を求めている」など、日本に来る学生がトップオブトップでもないことが分かった。
    なんにせよ、コミュニケーションは大事。「知らない」だけでいると、それはお互いにとっていい印象は持てない。日本に来てくれた外国人は少なくても日本に興味が

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    2019年01月27日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    コンビニに限らず、日本で既に多くの外国人労働者なしでは成り立たない事態になりつつある、というレポート。最近はベトナム、ネパールからの労働者が増えているようだ。

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    2019年01月14日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    コンビニでよく見る外国人、日本人には敬遠されがちだが、留学生にとっては会話の勉強もできる手頃なアルバイト。日本語学校に斡旋する業者の口車にのって大金を払って来た人もいる。131国から250万人が在留、年間訪日2800万人、外国人労働力に依存する日本。

    外国人でも仕事ができる仕組みを作ったコンビニ業界は、生産性向上必死と言われるこれからの日本の、ひとつのお手本かもと思いました。

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    2018年10月13日
  • コンビニ外国人(新潮新書)

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    早朝のコンビニでレジを担当するのは外国人。
    当たり前過ぎて、何も思わなくなった事実を丁寧に
    掘り下げている。

    人材派遣会社と化している日本語学校の問題など
    構造的な原因にも切り込んでいる。

    「しかし、いま、外国人留学生にまつわる問題は複雑に絡み合っていて、糸口をひとつほどいてもつながる先にはまた別の混沌と暗闇がある」と筆者があとがきで指摘するように、単純ではない。

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    2018年09月23日