【感想・ネタバレ】コンビニ外国人(新潮新書)のレビュー

あらすじ

全国の大手コンビニで働く外国人店員はすでに4万人超。実にスタッフ20人に1人の割合だ。ある者は東大に通いながら、ある者は8人で共同生活をしながら――彼らはなぜ来日し、何を夢見るのか? 「移民不可」にもかかわらず、世界第5位の「外国人労働者流入国」に日本がなったカラクリとは? 日本語学校の危険な闇とは? 丹念な取材で知られざる隣人たちの切ない現実と向き合った入魂のルポルタージュ。

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Posted by ブクログ

コンビニの外国人スタッフをよく見かけるようになったことや知り合いの工場で技能実習生が失踪したという話も聞いたので、その背景と現状を知りたくなってお取り寄せ。本著は2018年発行。現在の数値を調べる必要がある。危機感だけでなく、これらの課題に取り組んでいる企業や自治体の紹介もある。著者のように、まずは日本で働きにきてくれている店員さんに、どこの出身か怪しまれない程度に尋ねてみたい。

全国に55000店舗を超えるコンビニ。移民不可にもかかわらず、コンビニ勤務の外国人はすでに4万人超えとのこと。政府の方針を「移民は断じて認めないが外国人が日本に住んで働くのはOK、むしろ積極的に人手不足を補っていきたい」と読み解く。政府が移民という言葉を避ける理由は一般市民の移民(経済水準の低い国から高い国へ入国して生活するものというイメージ)アレルギーがあるからなのでは、という指摘は鋭い。移民の定義は国際的に統一された定義はないらしい。定住外国人という文言を提言する報告書もあった様子。

コンビニで働く理由、在留留学生の週28時間までという上限、国別の内訳の推移、労働力に依存している現状を数値や図表でわかりやすく説明。ベトナムやミャンマーの日本語ブーム、留学生同士の人種差別、技能実習生の過酷な状況、日本語学校による講師からも学生からも搾取している闇(2017年643校で全国私立大学より多い乱立数、教員対学生数2020年法務省規定で40以下だが、100を超す学校あり)、ローソンのベトナム国内に独自の研修施設と奨学金制度、沖縄ファミリマートの留学生インターンシップや日本初の公立日本語学校開設した北海道東川町の紹介があった。

ネパールは識字率65%だが、大学進学率約50%、大学院進学率約12%日本と同率
日本学生支援機構JASSOによると外国人留学生64%が日本での就職を望むが実際就職できるのは約30%
失踪する実習生2015年から3年連続で毎年5000人以上

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2024年04月26日

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少し前に未来年表を読み日本の人口減少と少子高齢化問題、外国人労働者の必要性を目の当たりにした。
外国人は増え日本に来たがっているのでwin winと思っていた。

しかし、本書を読んで外国人労働者の抱える問題や近い将来借金を作ってまで日本に留学に来る価値がなくなって行く可能性を知りこのままこの問題を放置しておけば日本の未来はどんどん暗くなって行くと感じた。

問題は複雑というが、バカでかい学費を安くすればいい問題なのでは?
実験をするわけでも講師にお金がかかるわけでもないのにとんでもない学費を支払わせて学校側が搾取している。
バイトの制限時間では学費が払えず違法をして強制送還。
学費さえまともな額になれば問題は落ち着くと思う。

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2020年10月11日

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ネタバレ

コンビニで働く人から起業家まで。出稼ぎ留学生から上司は外国人まで。色々な軸で、いろいろな動機での分析が興味部会。確かにより情報の少ない国から来るようになるのだろう。日本人学校ビジネスは結構荒っぽいもののようだ。

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2019年09月22日

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日本のコンビニで外国人が働く。もはや当たり前の光景だ。なぜ彼らは日本で働くのか、どんな将来を夢見ているのか。外国人労働者の立場と彼らを受け入れる日本の立場を調べていくと、そこには矛盾や闇が存在する。

途上国の若者からすれば、物価の高い日本で働くことは金を稼ぐ手っ取り早い手段だが、基本的に日本政府は難民や移民を認めない。そこで彼らが選ぶのは留学ビザを使って、日本語学校に留学しながら働く。が、留学ビザでは週28時間の労働しかできないし、学校側から多大な入学金や授業料を請求される。ビザの期限が切れて、帰国したときには借金だけが残るというのが多くの現実だ。

果たして、週28時間の労働制限は適正なのか、日本語学校は外国人のための教育機関になっているのか、そもそも留学ビザや外国人技能実習制度で労働者を受け入れるのは正しいことなのか。こうした様々問題がありながら、多くの外国人はそのことを知らず、コンビニで働いている。

日本政府が2020年に30万人の留学生受入を目標にしているが、それは本当に「日本で学ぶ者」を求めているのだろうか。そもそも日本人すら敬遠する複雑な業務であるコンビニバイトを外国人にやらせるということに、無理を感じる。

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2019年02月25日

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コロナの影響がなかった2018年の本、それから3年、外国人労働者はどうなってるんだろう?ーアルバイトができる留学制度を持っている国は少ない。ただし週28時間まで。100万人の外国人労働力に依存している。在留外国人は250万人で訪日外国人は年間2800万人。留学生が増えているのはベトナム、ネパール、ミャンマー。ウズベキスタンやパキスタン、スリランカ、ブータンも増えていくだろう。起業する外国人も増えてはいくだろうが、人口減少社会に入っていく日本は外国人にとって魅力的で有り続けられるか。技能実習生の枠にコンビニも入れていく方針らしいー実は世界第5位の外国人労働者流入大国!・・なるほど

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2021年09月17日

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昨今、コンビニのレジで対応してくれる店員さんの多くが外国人であることに、あらためて気づきます。
少し前までは中国・韓国の方かな、という印象でしたが今ではいんどやネパールから来たと思われる人が多くいらっしゃいます。
日本語も(業務に支障がない程度には)不自由なくコミュニケーションができますし、接客態度も良好で、いつも気持ちよく買い物をさせてもらっていますが、彼ら(彼女ら)はどのような目的で日本に来てコンビニで働いているのでしょうか。
外国人労働者を巡る問題の一つでもある「技能実習生」とコンビニでのアルバイト店員はどのようにリンクするのでしょうか。

超高齢化社会へ向け、労働人口が減少の一途をたどる日本において、外国人労働力は実際問題としてなくてはならない存在ですし、(実施されるかどうかはまだわかりませんが)東京オリンピック後に景気が停滞する(といわれている)日本に、(主たる目的が何か、は別にして)日本を訪れて労働力を提供してくれる外国人がどの程度いるのかも未知数です。

日本人だけでは労働力を賄うことができない現状がある以上、国籍を問わず、日本という空間が働きやすく(また、「働きたい」と思えるような環境であり)、暮らしやすく、過ごしやすい環境であることはこれからの社会を維持してゆくうえで不可欠だと思いますし、そういった環境を作り上げてゆくためには、いま、働いている外国人労働者の実情を把握することが必要だと思います。その点で、本書は多くの外国人留学生に話を聞いていて、現状理解に大いに役立つと感じます。

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2020年10月23日

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自分自身が、こんがらがった紐の1本になってしまってないか、考えてしまう内容だった。

私は今外国人人材紹介会社で働いているが、在留期限が切れそうな外国人に、簡単に『もう1年学校を延長して就職活動したらどう?』と提案している。

たった40分の面談では、相手の背景も十分には知れないし、本音で話してもらえてるか自信もない。

日本で働きたい!と言ってる彼ら彼女らに満足いく求人も紹介できていない。

とはいえ、1人でも多くの外国人が日本の社会(コンビニではなくてオフィスワークなど一般企業内)で働くことが当たり前になれば、私たちも日本人の意識も変わり、本当の意味で多様性豊かな訪れたい国日本になるだろうか。

目を背けたくなるほど、在日外国人を取り巻く環境はどろどろしているが、目を背けないように、少しずつ紐解いていきたい。

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2020年07月21日

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ミクロな視点から外国人労働者の実態について述べている。日本は移民政策は行わないと政府が掲げているにもかかわらず、実態は2016年時点で外国人労働者数は世界四位であり、2018年10月末時点で146万人もの外国人労働者が働いている。この数に大きな影響を及ぼしているのが技能実習制度・外交人留学生だ。これには技能実習のくわしくし本来の目的である国際貢献・日本語を習得させるという日本語学校の本来の理念から逸脱しているように思われる様々な思惑が働いている。
 これらの問題を解決するには官民一体の受け入れ態勢や、移民を出す国との連携が必要だ。

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2020年02月27日

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他文化、他国籍の人々に(ある意味)不寛容と言われる日本だけれど、実はコンビニや飲食店等で外国人アルバイトが増えていて、もう彼らなしでは難しい状況になりつつある、という内容。

ただ、労働時間の上限が厳しく、違法な働き方をしている人も多いそうだ。もっと他国籍の人にも開かれた法や労働環境が整うといいんだけどなあ、、、

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2020年01月12日

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コンビニで働く外国人はなぜアルバイトをしてまでも日本に住みたいのか。

世界的に見ても難しいと言われる日本語を習得してまで、なぜ日本に住みたいのか。

このような疑問がこの本を手に取った動機だ。

日本へ来ている留学生達は主に、
・働きながら勉強できる日本の制度に魅力を感じたから
・彼らにとって日本という国は比較的容易に働けるから
・日本語を覚えて母国の日系企業の就職につなげたいから
・ジャパニーズドリームを掴みたいから
等々の理由から、日本でアルバイトをしながら就学しているそうだ。

日本の文化や芸術に関心を持って来日した留学生ももちろんいるだろうが、このようにお金を求めて来日している留学生も多いそうだ。

また、アルバイトとしてコンビニが選ばれている理由としては、
・接客業としては使う日本語が簡単だから
・学費なども払わなくてはいけない留学生は生活に困窮していることが多いため、廃棄処分される食品をもらい少しでも食費を浮かせたいから
などの理由が多いらしい。

それ故、コンビニで働く外国人店員はすでに4万人超、スタッフ20人に1人が外国人という割合となったのだ。

「留学生30万人計画」を推し進めている日本政府だが、その一方で留学生へのケアは行き届いておらず、質の良い教育や労働を提供できていない。

現在私立大学より多い日本語学校だが、文部科学省もさすがに外国人への日本語教育までは手が回らないそうだ。

個人的には大々的な大学入試改革よりもまずはこっちに力を注ぐべきだと思うのだが…

著者が述べているように、留学生のアルバイトの制限時間を拡大しても、出稼ぎ留学生を増やしてしまうだけで根本的解決には至らないだろう。

とすると政府が日本語学校を買収して公立学校とし、授業料を削減するぐらい大きな改革を施さない限りこの問題は解決しないだろう。

とにかくこの問題については政府のお偉いさんに任せるとして、私たちには彼らのために何ができるだろうか。

辺りが暗くなり、私たちが学校や会社から帰宅して暖かい部屋のなかで家族と笑っている間も尚、青白く不気味に光るガラスの箱に詰め込められている彼らに、一体何ができるのか。

今の日本はもはや、外国人によって成り立っているところがある。

ユネスコの世界遺産に登録された「和食」もすでに彼らの下支えがなければ成立しない。


「ありがとうございました」


普段何気なくコンビニを出る際に聞いているこの言葉も、本来は私たちが彼らにいうべきなのではないだろうか。

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2019年12月15日

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ベトナム人留学生の推測「東京五輪後は来日する外国人は減る。成長率が伸びたのはアトランタオリンピックのみ、低金利が上昇し人手不足を補う為の外国人の受け入れが進んでいない」 日本語能力試験 出入国管理法(週28時間まで働いて良い) p28「「移民」は断じて認めないが外国員が日本に住んで働くのはOK.むしろ積極的に人手不足を補っていきたい」埼玉県蕨市のクルド難民 映画『おじいちゃんの里帰り』「労働力を呼んだら、来たのは人間だった」 日本語学校を通じないと留学ビザが下りない、そのビザを通すブローカー、そこから「労働力」として受け入れる悪徳業者がいる

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2019年08月17日

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コンビニだけではない、外国人の働き手としての導入の方法としての留学。日本への留学は週28時間バイトができることが魅力、それにより借金をして、日本語学校でボラれつつも借金を返しつつ留学することも可能。

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2019年04月11日

Posted by ブクログ

全国の大手コンビニで働く外国人店員はすでに4万人超。「移民不可」にもかかわらず、世界第5位の「外国人労働者流入国」に日本がなったカラクリと、知られざる隣人たちの切ない現実に、丹念な取材で迫ったルポルタージュ。

うちの近所のコンビニも時間によっては外国人ばかりの時がある。なかなか興味深い本。

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2019年03月28日

Posted by ブクログ

普段、この手の新書は殆ど読まない。
だけれど東京に住んでいた時、アパートの近くのコンビニにも海外のスタッフがいた。
そして職場は新大久保にあったのでコンビニはもとより、日本人より海外の人の方が多く、ここ日本だよね!?状態だった。
この海外の人達は一体、どこから来てるの?とずっと謎だった。

でもこの本を読んでその多くは留学生で、ジャパニーズドリームを掴みたくて来ていることがわかった。そして、留学生にとって日本という国で働く事は他国より容易いこと。しかし、高齢化が進んで働き手のないコンビニは彼らを雇わないと店が回らない。何もコンビニだけではなく、他のサービス業も同じ問題を抱えている。

各企業、自治体が知恵を絞ってなんとか海外からやってくる人達を定着させようと上手くやっている例、逆にブラックな方向に進んでしまっている実態など、丁寧な取材で分かりやすく解説されている。
新書ともなれば数字も結構出てきそうだが、そういうものもほとんど出て来ないので読みやすい。

外国人労働者に対しての雇用が改正された今、タイムリーな一冊だと思う。

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2019年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新聞の書評で興味を持った。個人的には、コンビニ店員に外国人が多いとは感じていないが、小売業や飲食店にはたしかに外国人が増えたように思う。著者は、1年にわたり、外国人が留学生や実務研修生として来日する仕組みやその実態、そして、当の外国人に取材するだけでなく、日本の労働力を実際に外国人が担っていることを解説している。店員のように表に出てこないところにも、外国人がアルバイトや研修で働いており、彼らなしでは、現在の各種サービスが成り立たないこと、そして、彼らが日本に見切りをつけたとき、この国の経済や産業はどうなってしまうのか、という疑問を突きつける。このように、問題点に気付いて問題提起している人がいる一方、我々の多くは、それを見て見ぬふりして問題を先送りしている。本書で、ある外国人が言うように、2020年東京オリンピックの後に、日本に来たいと思う外国人が激減したとき、日本経済、そして我々の生活はどうなっているのだろうか、という重い課題が残された。

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2018年08月23日

Posted by ブクログ

近頃コンビニで外国人の方が働いているのをよく見かける。

しかも、以前は中国人が多かったが、最近は別の国の人が多くなったよな〜、となんとなく感じてて興味があった。

この本を手にとったのはそれが理由。

読んでみると理由がよくわかった。
彼らやベトナムやネパールやミャンマーなどから来てる人たちなんだな。

しかし、「留学生」や「技能実習生」の問題は本当に酷い。
海外で学びたい人や、ちゃんと学んでほしいと頑張ってる教師の方達を、完全に食い物にしている。

結局、理由がすべて「お金儲け」にあるのも情けない。
これはこういった移民問題の話だけではない。日本社会では「お金」しか信じられない人達が増え、社会が融解してきている。この本で扱っている問題も、根っ子はこの問題に突き当たる。お金以外は関心がない。つまり「無責任」な社会。

しかし、日本は人口減少することは難しい予測計算などしなくても実感でわかっている。ならば、外国の人を受け入れて、何とか一緒に楽しく暮らす方法を考える方が自然である。

それに、どう考えてもそっちの方が楽しいと思うのだが・・自分が知らない文化や言語などを教えてもらえるキッカケにもなるわけだし。意見の違いもあるだろうけど、「ダイバーシティ」とか横文字使って満足してるだけじゃなく、その違いを楽しめる精神を養えば良い。

そういう、前向きな方向性に社会が進んでくれることを願う。

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2018年08月19日

Posted by ブクログ

出稼ぎしたくて日本を選ぶ外国人もいるかもしれない。
けど、辛かったと思って本国に帰ってほしくない。
そう思った一冊

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2018年07月11日

Posted by ブクログ

中国も2025年を境に人口減少する。労働力不足は日本だけの問題ではなくなり、労働力は中国や近隣諸国からは来なくなるかも知れない。つまり、将来は日本のコンビニ外国人が少なくなるということと理解した。オリンピックを境にって話もありますが、2025年の方がリアルですね。
そういう意味では、仕事にあぶれるリスクは減っていくのかなーと楽観的に思ったり。まあ、やりたいと思うような仕事は取り合いなんでしょうけど。

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2018年06月04日

Posted by ブクログ

個人的に最近身近な内容なので、興味深く一気に読んだ。
私も著者と同じく、コンビニのバイト外国人が日本語学校の留学生ということを最近知ったばかりだ。
それ以外のところも、私自身が最近知ったばかりのことが多くて、そういう意味では新鮮さはなかったが、著者と同じように、「そうだよね、知らなかったよね」と思いながら読んだ。

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2018年06月02日

Posted by ブクログ

文字通りコンビニで働く外国人留学生について書いた一冊。

外国人労働者と外国人留学生の実態について知ることができた。

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2024年09月07日

Posted by ブクログ

2018年の書籍なので、コロナ禍を経た今とはまた実情は異なるかもしれないが…知らないところで外国人留学生や技能実習生たちにお世話になり「便利な」生活が営めていると思うと、複雑な気持ちになった

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2023年03月10日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて購入
帯の「なんでこんなに多いの?」も良いコピー

タイトルが気になった方の疑問には答えようとしている内容です。

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2021年05月20日

Posted by ブクログ

外国人のために単純労働のための就労ビザを出さない日本にでは、コンビニで働いている外国人アルバイトはほとんどが留学生である。
真面目な大学生や語学学校の学生もいれば、実質的に出稼ぎ労働者となっている留学生もいる。
週28時間という規制があるものの、それを超過して働く学生も多い。

労働力不足のコンビニ業界が留学生の採用に前のめりで研修もしっかりしていること、コンビニで使う言葉は(サービスは多岐に渡るものの)アパレルや家電量販店と比べると平易であることも背景にある。

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2020年12月30日

Posted by ブクログ

日本に来る外国人留学生の生き辛さが赤裸々に語られていた。数年前は円は最も信頼できる通貨と称されたり、経済成長が見込める国だったが、今はあまり経済成長が見込めないし、稼ぎもしたい外国人留学生自体減っていってしまうのではないか。人口減少の抑制になり得る外国人を邪険に扱うのはあまり賢いやり方ではないと感じた。

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2020年08月09日

Posted by ブクログ

近年、当たり前の風景となったコンビニで働く外国人。彼らのバックグラウンドに迫ると、依然として「移民」を認めない日本の法制度・仕組みの歪みが見えてくる。「労働力を呼んだら、来たのは人間であった」スイスのとある小説家が残した言葉と、正面から向き合う時代はもう来ている。

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2019年09月22日

Posted by ブクログ

コンビニに代表される、移民ではないが日本であまねく働く、働かされている外国人。
今は研修制度とかの問題もだいぶん明らかになっているが、それが本当にいい方向に変わって行ってるかというとそうでもない。もっと根本的に考えないといけないことがある。

そもそも、日本の将来をどうしたいのか。

そのために外国とどう付き合うのか。
それを考えて行動することが主権なんじゃないかと思うが。

日本は東京オリンピックが終わったら終わる。

外国人留学生にまでそう語られる日本の将来は、どうなるんだろう。

まじで。

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2019年06月16日

Posted by ブクログ

2019/1/22-1/27
いつのまにか増えていた外国人労働者(特にコンビニ)。彼らが多国籍で、主に留学生だということがわかった。
週に28時間労働に限られている(それでいいと思うけど。留学生だから)が、中には借金をして、返せず失踪をしてしまうのも多いというのは悲しいし、制度がどこか間違っているということ。
「本当に勉強したい人は欧米に行く」「東大で勉強したい人は自由を求めている」など、日本に来る学生がトップオブトップでもないことが分かった。
なんにせよ、コミュニケーションは大事。「知らない」だけでいると、それはお互いにとっていい印象は持てない。日本に来てくれた外国人は少なくても日本に興味があるのだから、お互いが知り合える場がもっと増えればと思う。

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2019年01月27日

Posted by ブクログ

コンビニに限らず、日本で既に多くの外国人労働者なしでは成り立たない事態になりつつある、というレポート。最近はベトナム、ネパールからの労働者が増えているようだ。

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2019年01月14日

Posted by ブクログ

コンビニでよく見る外国人、日本人には敬遠されがちだが、留学生にとっては会話の勉強もできる手頃なアルバイト。日本語学校に斡旋する業者の口車にのって大金を払って来た人もいる。131国から250万人が在留、年間訪日2800万人、外国人労働力に依存する日本。

外国人でも仕事ができる仕組みを作ったコンビニ業界は、生産性向上必死と言われるこれからの日本の、ひとつのお手本かもと思いました。

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2018年10月13日

Posted by ブクログ

早朝のコンビニでレジを担当するのは外国人。
当たり前過ぎて、何も思わなくなった事実を丁寧に
掘り下げている。

人材派遣会社と化している日本語学校の問題など
構造的な原因にも切り込んでいる。

「しかし、いま、外国人留学生にまつわる問題は複雑に絡み合っていて、糸口をひとつほどいてもつながる先にはまた別の混沌と暗闇がある」と筆者があとがきで指摘するように、単純ではない。

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2018年09月23日

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