水木楊のレビュー一覧

  • 出光佐三 反骨の言魂(ことだま) 日本人としての誇りを貫いた男の生涯

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    今の日本ではブラックと言われるかもしれないけれど、信じた大義を何がなんでも貫き、人を引っ張るリーダーに感動

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    2021年05月29日
  • 出光佐三 反骨の言魂(ことだま) 日本人としての誇りを貫いた男の生涯

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    百田尚樹の海賊とよばれた男で出光佐三を知った。シンプルにカッコ良いと思い、もっと知りたいと思って手に取った本。その期待は全く裏切られない。何故カッコ良いのか。自らの私利私欲よりも、成し遂げようとする大義に生きる姿勢、強者に巻かれない強さがあるからだ。その実力と徹底した姿勢が人を惹きつける。読めば読むほど、奮い立つ。こんな風に生きたいと、素直に思える一冊。

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    2018年07月07日
  • 田中角栄 その巨善と巨悪

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    田中角栄という人物を通して、昭和の熱い息吹を、日本の歩みを感じることができる書だった。
    田中角栄の成果と問題点を描いただけでなく、その生き様までも映し出した本書は、行政に身を置く者として非常にエキサイティングなものであった。

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    2017年04月11日
  • 出光佐三 反骨の言魂(ことだま) 日本人としての誇りを貫いた男の生涯

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    読み終わるのが惜しいくらいの本だった。運というのは実力が伴わなければそれに気づかずやり過ごしてしまうものなんだなと教えられた。運が味方してくれるとき、それは自分がそれだけものごとに向かいあって努力した結果なんだろう。自分もそうあるように努力したい。

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    2016年08月29日
  • 出光佐三 反骨の言魂(ことだま) 日本人としての誇りを貫いた男の生涯

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    「海賊とよばれた男」で出光佐三に興味を持ち、あわせて読んでみました。
    万感胸に迫るものがあります。
    限られた字数で感想を纏めることができません。

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    2014年02月02日
  • 出光佐三 反骨の言魂(ことだま) 日本人としての誇りを貫いた男の生涯

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    海賊と呼ばれた男に続き出光佐三の物語は実に爽快だった。今回惹かれのは、晩年鈴木大拙に自信の経営がこれで良かったのか尋ねるくだりは、ある一面を垣間見ることが出来た。今の時代失敗を恐れ萎縮している日本経済に歴史から学ぶ一人の偉大な経営者であることは、間違いない。

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    2013年07月15日
  • 東大法学部

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    東大法学部の歴史と存在意義を批判的に描いています。東大法学部はそもそも、日本の法律を整え、近代化させていく上で必要不可欠だった法律職行政官を大量に生産する目的で国が設置したものだった。それが現在では東大法学部の学生はその多くが裁判官や弁護士、外資系企業をはじめとする民間企業を流れ、その役割は変容しつつある。と著者は分析します。「東大法学部のブランドはかつてに比べるまでもなく色あせ、大貯水池からは民間に直接流れるものや、官界に入っても失望して民間に転進する者が増えていった。」「エリート輩出構造は、東大法学部を頂点とする富士山型から、あちこちに峰のある八ヶ岳型に変わっていくだろう。あるいはいくつも

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    2009年10月04日
  • 出光佐三 反骨の言魂(ことだま) 日本人としての誇りを貫いた男の生涯

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    海賊と呼ばれた男を読み、実在の出光佐三に興味を持ちこの本を手にした。海賊と・・・は、小説であったためそこまでではないだろうと思ったが、本当にこんな人いたことを知り、何だか楽しくなる。まさに昭和の武士と言える。
    出光佐三もすごいが、彼を見出した日田重太郎の見識と懐の深さには感服した。

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    2013年03月11日
  • 東大法学部

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    1つ1つの題の長さが短く、非常によみやすかったです。
    東京大学法学部の歴史などを詳しく知る事ができ楽しめました。

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    2009年10月04日
  • 田中角栄 その巨善と巨悪

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     田中角栄の凄さは分かるが、どの時代の角栄にしてもその凄さのほんの触り程度にしか伝わらないのが残念である。

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    2014年12月13日
  • 田中角栄 その巨善と巨悪

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    田中角栄は戦後日本の生んだ、まぎれもない天才である。
    比類のない、強烈な磁力を放射した人物だった。その業績
    は赫々たるものであり、歴史はその価値までを否定できな
    い。しかし、日本の社会をゆがめもした。スケール大きく
    生きた毀誉褒貶相半ばの男。善と背中合わせの悪、悪と共
    存する善、それが田中角栄という物語である。
    (親本1998年刊、2001年文庫化)
     プロローグ
     第一章 峠を越えて
     第二章 田中社会主義
     第三章 天下をねらう
     第四章 一気呵成
     第五章 大義消滅
     エピローグ

    田中角栄の生涯を追った評伝である。大変面白い。
    首相に登りつめるまでの前半は

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    2013年11月06日
  • 出光佐三 反骨の言魂(ことだま) 日本人としての誇りを貫いた男の生涯

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    出光のように企業理念が浸透している会社は強い。単に儲けるだけの会社なら社員は本当に一生懸命会社に尽くしはしないだろう。いい仕事をする、とだけ願いながら毎日を過ごしたいと思った。

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    2013年01月29日
  • 現代老後の基礎知識

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    こちらもちょっと前なので、
    ところどころ確認しなければいけないところはあるのかな。

    しかし、分かりやすい。

    改訂版は出ていないのか??

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    2011年12月06日
  • 田中角栄 その巨善と巨悪

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    田中角栄、俺は子供の頃、漠然と「悪い政治家」だと思っていた。といっても、俺が子供の頃には、角栄は、政治の表舞台には遠ざかり、リアルタイムでの角栄に関する記憶は、角栄が亡くなった後のお別れ会みたいな会で、土井たか子が、「君は~」とお別れの挨拶をしていた映像ぐらい。角栄の全盛期は、全く知らない。
    ただ、政治家のワイロの事件があると、角栄のロッキード事件が引き合いに出されたり、「日本の政治は、田中角栄がダメにした」的な、フレーズを度々聞く内に田中角栄=悪い政治家という固定観念が出来上がった。

    しかし、大学時代くらいから、少しずつ、政治に興味を持ち、政治に関する本を読むうちに、角栄に対する固定観念が

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    2011年09月22日
  • 東大法学部

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     東大法学部は、近代国家を形成する上でとても重要な役割を果たした。明治時代、日本は西欧列強に伍していくため、法律が整備された法治国家を早急に構築する必要があった。その法律を作る人材を供給する機関として東大法学部は創設された。いまでも霞が関において、東大法学部卒の人間が大きな力を持っているルーツはここにある。
     しっかりとした制度がまだない真っ白な状態で、制度を作っていくことが必要だった時代は、そういう能力を持った官僚がすさまじい権力を握っていた。しかし、ある程度制度が完成し、先進国の仲間入りを達成した頃には、当初作られた制度は時代に合わなくなってきており、新しく制度を作り直さなければならなかっ

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    2011年03月08日
  • 東大法学部

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    本書をどう読むか、人によって大きく異なるだろう。
    エリート官僚養成機関の実績が、時代の変化とともに様相が変わり、それを取材を通じて紹介している。
    では、その変化があって悪いところばかりなのだろうか。私はそうは思わない。これだけあらゆる価値観が多様化した今日において、学生の進路選択に幅がでるのはある意味当然だと思う。ごく一例を取り上げて東大全体を批判する、「金ぴかエリートの敗北、東大を見放す高校生」といった見出しは事実と状況の表現がフィットしていないと感じた。

    戦時中に大卒者が海軍に主計官の将校として任官される「短期現役」があったそうだ。主に経理・兵站・文書管理・秘書を担当したという。
    昭和5

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    2010年12月25日
  • 現代老後の基礎知識

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    (2010年7月20日より読書開始)
     定年からの老後資金について触れた一冊。
     最後に海外に一時移住するという強引な結末にやや疑問を持った。
     確かにあまり老後の生活資金に関して知識を持たない層にとっては有益なのかもしれないが、そもそも高齢者がお金を使わない(使えない)最大の理由は「老後の病気・介護にどれくらいかかるかわからない」ということに起因していると思われるので、その部分に関する考察をぜひ取り上げて欲しかった。

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    2010年07月24日
  • 東大法学部

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     東大法学部の歴史と、それに関係する政財官界の人脈、さらに彼らの業績(所業というべきものもあるが)などの基本データが充実していて、日本における東京大学の位置づけがとてもわかりやすい。

     その反面、著者独自の主張となると、やや物足りない。

     主な論点は、国家中枢への人材供給源としての東大法学部の終焉と、それに伴う法学部の学生の劣化である。この論自体は、今となっては(多分、この本が出版された2005年当時でも)めずらしい話ではないように思う。

     東大法学部出の官僚の堕落、市場主義者的な東大生への違和感、予備校化した東大のありようなど、東大を取り巻く現状に対して、さまざまな疑問が提示されている

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    2009年12月11日
  • 東大法学部

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     官僚の士気が下がるのは権限をとられちゃったからだとある。

     「裁量権をせばめられた官僚たちのやる気は、徐々に減退し、朽ちてゆく。モラール(士気)の低下である。腐敗官僚の増加は(中略)最大の原因は使命感と緊張感の喪失にあったというべきであろう」(p.92)

     まあ、生涯一プレーヤーの身としては、それでも問題を求めて荒野を行かなければならないと思っています。だって解決能力を発揮したいわけですよ。職業倫理みたいなものですね。

     「真の教養とは(中略)問題を発見する力を備えているということだ」(p.176)そうなんだよなあ。ここが問題だ、と。で、解決への筋道も持っているともっといいですよね。

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    2009年10月04日
  • 東大法学部

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    こうもまぁ、世間の偏見に迎合、助長するような著作は見上げたものだ。
    官僚離れ、外資志向の増加という指摘はまっとうだろう。
    しかし、エリート排出機関としての東大の機能低下、存在意義に対する懸念はどうかと思う。
    勿論昔に比べて様々な点で卓越性、優位性が失われているかもしれないが、だからといってそのほかの大学が成長しているとも思わない。
    25番の教室構成等、嘘の記述も存在するのでこの本自体の信憑性が疑わしくなる。森田朗が怒るのもむりからぬ。
    内部にいる人間にとっては、あんまり耳障りのいい話ではないですね。

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    2009年10月07日