川口晴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小学校の孫に勧められて読んでみました。
医者の父と看護師の母を持つあかりは、誕生日プレゼントに「犬」をリクエストした。
即答をしなかった母だったが、結局犬を飼うことになった。
前足の先が白かったのでソックスと名付けらえたゴールデンレトリバーの子犬。
飼うにあたり、お母さんがさせられた10の約束。
お互いが小さい頃は、ずっと一緒でいつもそばにいるのが当たり前だった。
引っ越しをして飼えなくなると友達に預かってもらったり、あかりが大きくなって、勉強や友達に忙しくなると、だんだんソックスに構えなくなっていく。
お母さんとの約束も忘れがち。
でも犬の寿命は人間よりずっと短くて・・・
動物と小さな子供 -
Posted by ブクログ
動物病院の電子掲示板に「10の約束」が載っていたので検索したところ、この本がヒットしたので買ってみた。
個人的には予想していた内容と少し異なった(犬と人間のありふれた友情物語的なものを想像していた)が、共感できる部分もあり面白かった。ペットを飼っていると、なかなか自分の思うようには動けず、生活が制約されがちになる。正直、煩わしいなと思うこともあるし、風邪をひいたり寝込んだりしているときにも世話をしなければならないので億劫に感じることもある。それでも飼った以上は介護もしなければならないし、最後まで看取る責任もある。犬の寿命は10~20年くらいだと思うが、それだけ長ければいろいろな生活の変化も -
Posted by ブクログ
写真が無性にかわいい、という点だけの星3つ。
「10の約束」の内容は本当にステキ。
でも、せっかくの約束がストーリーにはほとんど活かされていない。
もっと犬の事をちゃんと描いている話だと思っていたら、何の事はない母親を病気で亡くした女の子が成長して結婚するまでの話で、正直犬が登場する意味がどれだけあるのかと思った。
もちろん主人公の境遇もじゅうぶん気の毒なはずなのだけど、ストーリー自体がどこに主眼を置きたいのかわからないから「あ、そう」で終わってしまう。
おまけにそんなストーリー展開だからソックスはいつも人間の都合で後回し後回しにされ、ソックス側から見たらずいぶん寂しい思いをしながらの10年