村山治のレビュー一覧

  • 検察―破綻した捜査モデル―

    Posted by ブクログ

    供述調書で99%有罪になっていた検察と裁判所の密着、利権政治家から大蔵省を守る大魔神の役割が時代に合わなくなった。検察は国民の大切な共有資産、不祥事批判ではなくあり方の議論を。

    CSIでさんざん聞かされた「証拠が語る」当たり前と思っていたのですが、日本ではそうではなかったことに、今更ながら驚きです。

    0
    2014年03月17日
  • 検察―破綻した捜査モデル―

    Posted by ブクログ

     「最強の捜査機関」とされる「検察」は一般にはあまり知られていない世界だと思うが、その詳細な内容を紹介した本書は興味深く読めた。
     「警察」や「裁判所」は、目に見える存在であるし、その仕事もわかりやすい。
     それに対して「検察」は、注目されるときは「ホリエモン事件」や「厚生労働省局長の無罪事件」「小沢一郎事件」のような時ぐらいで、日常的には何をしているのかよくわからないようにおもえていたが、本書でその活動の仕組みと「司法」での位置が改めてよくわかった。
     しかし、本書で読む「厚生労働省村木局長無罪事件」や「小沢一郎事件」における東京地検検事の対応を読むと、これは「組織の腐敗」そのものではないか

    0
    2012年09月19日
  • 検察―破綻した捜査モデル―

    Posted by ブクログ

    検察の操作方法への批判、特に取り調べ中心への批判や組織や制度の在り方についての批判が書かれているが、
    検察への期待や尊敬といった著者の想いが行間に表れている。
    一度はなりたいとおもった検察だから、これからも頑張って欲しい。

    0
    2012年09月03日