大岸良恵のレビュー一覧
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・希望のよりどころを、自分のコントロールが及ばない「外」の事柄に預けてはいけない。自分のコントロールの及ぶところに信じる基盤を持ちましょう
・深い関係の友人を一人でも持つことは、その人にとって幸福なことといわねばならない
・勉強も仕事も自分が主体的にオーナーシップを持って納得して行ったときにすばらしい成果を伴います。腹落ちした「情」がリードして、意欲が形成され、知が集積される
・フォロワーの意見を丁寧に聞きながらも、決して一緒になって重箱の隅をつつくのではなく、リーダーは対極的に、まず目的、そしてオプションとそれぞれのプラスマイナスを明確にし、プライオリティやフィージビリティをつけ、フォロワー -
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東大のゼミの書籍化。全14回、課題図書を読みそれについて演習を行う形式。斜め読みではもったいない深い内容。
読書好きにはきっと楽しいだろう内容。俗に言うリーダシップの教科書的な本ではなく普通の本からリーダーシップに役立つ事項を学んでいく。
「藪の中」「夜と霧」「愛するということ」「プロフェッショナルの条件」「人間の建設」「木のいのち木のこころ」「人生の王道王道~西郷南洲の教えに学ぶ」「名画を見る目」「オセロー」「アルケミスト」「祖にして野だが卑ではない」「リーダーを目指す人の心得」「星の王子さま」「木を植えた人」
さりげない文の中から筆者が相当数の本を読み込んでいることが伝わってくる。
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人事コンサルタント、マネジメント研修講師である著者が東大教養学部学生自治会主催の栴檀ゼミとして行っている、高いレベルの「知・情・意」をもったリーダーをめざす講義をもとにした本。
課題図書のあらすじ、問い、著者の見解がメインで、名作を踏まえて「情」感を養成していくための認知のあり方などが示される。また、さらに各人のパーソナリティーを分析していくなどのワークも提示されている。
やはり多人数のゼミナールとして異なる見解に接し、ワークすればこその内容であり、自分の場合はただ一人で読んでも、著者の見解が押し付けのようになり、実際のワークにも結びつかなかった。
18-75 -
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ネタバレ本から学べることは多く、本は自分で経験できないことも疑似体験させてくれる。
知(知識、知恵)、意(意志、意欲)、情がリーダーには必要。
マザーテレサの言葉やジョハリの窓など、結構知っていることが出てきたので、今までいい本を読んでこれていたのかなーと思った。
■人間
人間には、様々な欠点や不完全さがある。
自由であることは責任を伴い、不自由であるとは他人に依存している。(自由からの逃走:エーリッヒフロム)
読むことは人を豊かにし、話し合うことは人を機敏にし、書くことは人を確かなものにする。
■愛
愛するとは一緒に同じ方向を見つめること。
与えることが、愛を生む力。
相手を気に掛ける。これが、