水口尚樹のレビュー一覧
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むぅ、もう、そろそろ、実写化が決定しても良い頃だと思うんだが
『ワンダンス』(珈琲)とは違った意味で、アオハルの香りがする、ラブコメとしても、ボクシング漫画としても正統派だから、実写になっても、よほど、内容を変えなきゃ、良い結果を出すんじゃないだろうか
ただ、難しい、ってのも察しは付く
ボクシングのシーンがあるから、ボクシング経験者でなきゃならないってのも大事だが、それ以上に、ヒロイン・早乙女ちゃんの恋する少女の可愛さも表現しなきゃならないとなると、かなりの実力がある若手女優でなければ、挑めない
とりま、実写化希望の事は、脇に置いておくとして、この(8)も激熱
以前も書いたが、ほんと、ボクシングとラブコメのバランスが良くて、どちらもパートも質が高くて、読みやすい
ボクシングのシーンをここまで熱く描け、ラブコメのシーンでは、雪すら解かすほどのイチャイチャを魅せつける
水口先生の才能と努力が見える内容、と言っても過言じゃない
きっと、こんなにも面白いのは、水口先生が敗北の味を知っていて、なおかつ、泥沼の中から這い上がってきたから
負けて、悔しい思いをして、それでも諦めず、戦い続ける事を選択した漫画家にしか、この熱さは出せない
早乙女ちゃんとサトルが、恋人としてだけでなく、選手とセコンドの絆が強いってのも、この作品の売りだ、と断言できる
戦いたい、敗けたくない、倒したい最強女王・花見籠目選手に煽られ、自分が通う高校の素晴らしさ、そして、サトルがいかに優れたトレーナーであるか、それを、オール1R勝ち、と言う結果で証明しようと、奮闘する八乙女ちゃん
しかし、熱くなりすぎている早乙女ちゃんを諫め、見るべき目標へ目を戻させたのは、誰でもなく、サトルだった
自分だって、梅咲をバカにされて悔しい。しかし、その悔しさで目が曇り、体の動きが鈍れば、負けてしまう
オリンピックを目指すのであれば、目先の栄光よりも、手堅く勝って、次に繋げていく、そちらを選択するべき
言うのは簡単だが、人間は欲が出やすいもの。それでも、サトルと一緒に、オリンピックに行くべく、自分の感情に蓋をして、戦えた早乙女ちゃんは、間違いなく、成長したな
しかし、やはり、女王は貫禄が違う。最初から、早乙女ちゃんのステージを上げ、サトルのトレーナーとしての資質を確かめる為に、わざとらしい挑発をしていたようだ
そんな花見選手へ、早乙女ちゃんより先に挑むのは、若乃真帆
彼女も、また、紛うことなき天才であり、一握りの強者
果たして、彼女の拳は、絶対女王へ届くのか
あー、ドキドキしちまう
どの回も、早乙女ちゃんとサトルの相思相愛っぷりにグッと来る
そんな中で、私がお勧めしたいのは、[第86話]早乙女選手、贈ります、だ
サトルが良い事を言っているってのもあるが、ケータと砂原ちゃんの仲が、ちょっと進展した感じが、実に好い
周囲からしたら、昆虫柄はハズレかも知れないけど、好きな人が好きなモノを身に付けて、アピールしたいってのは、年齢に関係なく、女の子としちゃ当然の気持ちなのかも
これがキッカケで、ケータの中で、砂原ちゃんの存在が、どう変わっていくのか、楽しみである
この台詞を引用に選んだのは、シンプルに響いたので
私も、「小説家になろう」で、中々、デビューのチャンスを掴めない
けど、目標がある以上、諦める、敗けっぱなしでいるって選択肢は選びたくない
書店の棚に、自分の作品がいくつも並んでいるプロは、皆、誰もが負けても、立ち上がってきた
だから、私も、何度だって立ち上がろう、先輩たちと本気で殴り合えるリングを目指して
「公式戦0勝か・・・強いなぁ、あの子は。個人競技においての敗北は・・・まぎれもない自己の努力と才能の否定。それでも、なお立ち上がれる、あの子の強さは、心の強さや。うちら、ボクサーはみんな・・・崩れゆく自尊心・・・闘争心、それらを拾い集めて、何度でも立ち上がる」(by若乃真帆) -
Posted by ブクログ
この(7)でも、早乙女選手の腹筋はバッキバッキにキレ、恋心はキュンキュンにトキめいている
相手をリングの中でぶん殴る事に全力な女子高校生ボクサーは、恋にも、本気MAX
改めて断言するが、この『早乙女施主、ひたかくす』は、ラブコメとしても、ボクシング漫画としても、かなり高品質
もう、そろそろ、車田正美先生か、森川ジョージ先生が、推薦コメントを帯に書いてくれないだろうか、と本気で思っている
恋愛漫画の方だと、今は『フラレガール』と『ヤンキー君と白杖ガール』が来ているので、堤翔先生、うおやま先生に宣伝漫画を描いて欲しい
まぁ、そんな漫画読み特有の我儘はさておき、冗談抜きで、ボクシングパートが、この(7)は熱い
インターハイを制した早乙女さん
しかし、ボクシングに限らず、どの格闘技、競技、いや、どの業界に於いても同じ事が言えるが、一つの事で頂点に立っても、上には上がいる
強くなれば強くなるほどに、目標に向かう道の半ばに立ちはだかる壁は高くなっていく
それは、壁となる人物もまた、本当の、たった一つの頂点を目指して、自らも何枚もの壁を跳び越え、よじ登り、そして、突破してきた経験があるから
研鑽してきた自分の力が、全く通じなかった、届かなかった、何も出来ずに完敗を喫してしまった早乙女さん
悔しい、涙が止まらくなるほどに
だが、私達は知っている、彼女は立ち上がれる、と
何故なら、早乙女選手には、優れたセコンド、そして、愛しい恋人であるサトルがいるんだから!!
彼がセコンドに付いてくれれば、同じ選手に二度も負けるなんて醜態は晒さない。と言うより、好きな人の目の前で、敗けたくない!!
早乙女選手に黒星を刻み付けた、花見籠目は、何やら、サトルも知っている人物であり、その妹である鹿の子も、サトルの後輩になるようだ
一体、この姉妹とサトルの間に何があったのか、そうして、サトルの鼻に貼られている絆創膏の秘密とは
そこも気になるが、やはり、一番の見所は、サトルと早乙女さんの甘酸っぱい恋模様
初キッスを果たし、幸せを噛み締める二人。だけど、ピュアな二人には、刺激が強すぎたようで、その余韻が日常にも悪影響を及ぼすまでに
どんだけ純情なんだ、と呆れる一方で、どこか羨ましくもある
キスは年一にしよう、と作中で言っちゃいるが、まぁ、厳しいだろうな
サトルの方は、かなり、自制心が強いから、自分のボクシングと、早乙女さんのサポートに徹せる
ただ、早乙女さんの方は、不器用な性格も相まって、サトルへの「好き」をセーブするのが下手だからな
我慢しすぎて、サトルを襲っちまうのでは、と懸念しているのは私だけじゃあるまい
どの回も、アオハル感がフルスピード
その中で、私的にグッと来たのが、第82話「早乙女選手、思い出す」
どの作品にも共通する事だが、キャラの過去は、かなり大事だ
今、このキャラが、こうなのは、こんな過去があったからなのか、と読み手に納得してもらうのは、そう簡単な事じゃない
過去編で、描き手の実力が見える、と言っても過言じゃないような気がする
重い過去がなきゃ強くなれない、と決まっている訳じゃないにしても、何も背負っていない人間に、背負っている事に覚悟と矜持がある人間が勝ってほしい、と思うのは人の情か
この台詞を引用に選んだのは、サトルのカッコ良さが際立っている、と感じたので
言い訳上等、次に繋がる、繋げられるキッカケになるならば
負けないに越したことはない。けど、負けたからこそ得られるものはある
負けから学び、次戦に活かせる強さもまた、本物だ
自分が負けから掴んだそれを、好きな人の勝利の為に活用しようとするサトルは、ほんと、良い男だ
そんなサトルに支えられている早乙女選手には、今度こそ、花見籠目に勝って貰いたい
「八重さんにとって、花見選手は本来、階級はひとつ上。ウェイトも経験も、向こうが数段上で、更に今回は初対戦で・・・不慣れなサウスポー。そして、何より、今日は・・・僕が、セコンドについてへんかった。言い訳ばっかかもしれんけど、言い訳が見つかる限りは、僕らは、全然、立ち上がれます・・・それに、今の八重さんにこそ、僕が必要な気がするんです。僕、ホンマ、ぎょうさん負けてるから」(by月島サトル) -
Posted by ブクログ
様々な恋愛漫画をそれなりに読んできても、やっぱり、好い作品を読むと、最高に幸せな気分にさせてもらえる
今、結構、頬が熱いのだが、実に心地よい
無骨、不愛想、でも、中身はそのへんのキャピついた女子よりも乙女な女子ボクサーがヒロインってのは、他の作品にはない強みで、それを十二分に活かせるストーリーが、テンポよく進んでいく
前巻からの、サトルと早乙女ちゃんのマスがついに終結
恋愛漫画だってのも忘れるくらい、とんでもなく高いボクシング技術の応酬で、もし、アニメ化したら、ここは拘って欲しい、と思った
自身は全てを出し切ると同時に、早乙女ちゃんの全部を受け止めきったサトルは、彼女の正体を、初めて出会った時の事を思い出した事で知る
早乙女ちゃん、こん時から、ずっと、サトルの事を想い続けてたんだな
ほんと、見た目から想像できないくらいにピュアな良い子だ
サトルと近づくべく、バスケットボールではなく、ボクシングの道に進路変更しちゃった辺りに、彼女の本気を感じる
そんな早乙女ちゃんの、女子ボクシングの才能を、この年齢で視抜いたサトルも地味に凄いのだろうな
しかしながら、この(6)の見所は、早乙女ちゃんの秘密だけではない
まさか、ラストで、こんな展開が待ち受けていたなんて
水口先生の右ストレートでKOされちまった読み手は、きっと、両手の指じゃ足りないはずだ
ジャンル的に言えば、青年漫画に大分類されるんだろうが、これほど純粋に恋愛が進んでいく漫画は、むしろ、青春を今この瞬間に謳歌している現役高校生に読んでほしい
部活にも恋愛にも、全力を出せる生活って楽しいぞ、って伝えてくれる漫画なんだから
また、サトルと早乙女ちゃんの恋仲だけではなく、早乙女ちゃんがライバルの一角であるミルキーと、裸の付き合いを経た事で仲良くなっている
早乙女ちゃんも、ミルキーも、心身ともに最強の座に近いってのに、みとちゃんの掌で良い様に転がされ、ちょっとした醜態を晒しちゃうトコは、とっても微笑ましい
この三人とも、一般的じゃないからこそ、何だかんだで仲良くなれるのかもしれん
大事な人を支える為に新たな世界を目指すと決めたサトル、自分が選んだ道をひたすらに直進する決意を新たにした早乙女ちゃん、この二人なら、冗談抜きでオリンピックへ一緒に行けるかもしれないぞ
次巻は、あえて言うなら、恋愛よりも、ボクシングの方が多目だ、と嬉しい
ミルキーほど強いのに、悪辣な手段ばかり使う、ヒールボクサーを八乙女ちゃんがビシッと倒すような展開が欲しい
この台詞を引用に選んだのは、早乙女ちゃんがサトルにぞっこんなのは、当然だな、と思ったので
見た目こそヘタレっぽいけど、中身は結構、男らしいのが、サトルだ
心の強さに、腕っ節も追いついてきているようだし、大会では良い成績を出せるかもな、そろそろ
好きな相手なら、どんな個性も受け入れられる。早乙女ちゃんの強いトコ、可愛いトコ、女の子らしくないトコも、ドンと真正面から受け入れられるなんて、器がデカいな、サトル
同じ男としてリスペクトできる -
Posted by ブクログ
ついに、武井壮さんの目にも止まったか、『早乙女選手、ひたかくす』
ファンとして嬉しい限りだ
次巻の帯は、担当さんが、ボクシングチャンピオンに、推薦コメントを貰ってきてくれると嬉しいなぁ。巻末に、水口先生との対談も掲載されたら、更にテンションが上がりそうだ
それにしても、これまでの巻だって、結構、攻めていたけど、この(5)はどの層狙いだよ、と鋭いツッコミを入れたくなるレベルだな
いや、もちろん、グッと来たのは確かだ。驚いたけど、バッキバッキの腹筋や、意外にある胸、そこだけでなく、恥ずかし気な早乙女さんの表情に愛を感じる
内容もまた、パワーアップしているな、と感じられる
クラスメイトとの友情も文化祭がきっかけで深まり、早乙女さんの新たな魅力が引き出されている
ストーリーのメインである、サトルとの恋物語も、二人らしいペースと形で進展しており、ニマニマが抑えきれない
この焦らし、悔しいが最高だ
強い早乙女さんの中にある女の子らしさにもグッと来るが、サトルも年頃の少年なんだなぁ、と感じるシーンもあり、アオハル感が一層に鮮やかになっている
そんな二人だが、この(5)の終盤で、早乙女ちゃんのある秘密を懸けて、真剣勝負を繰り広げることに
サトルが大好きだからこそ、過去を秘めていた。けれど、いつまでも隠し通せないし、罪悪感が募っていくばかり。だからこそ、ケジメをつけるために、早乙女さんはサトルがクリアするには厳しい条件を出した
しかし、サトルだって、立派なものがついた男だ。彼女が本気だ、と感じたのなら、それを受け止め、本気を返せるだけの男気は持ち合わせている
確固たる実力者である早乙女さん、そんな彼女のスタイルも癖も把握しているサトル、果たして、このガチンコバトル、制するのはどっちだ
二人の恋物語の新章が、どのような味になるのか、そこも楽しみだが、個人的には、美都ちゃんのキャラを掘り下げる回があったら嬉しい
散々、サトルと早乙女さんを面白半分でからかい、仲を進展させてくれているんだから、お礼も兼ねて、そろそろ、彼女も振り回されるべきだろう
どの回もグッと来るものばかりだが、個人的にお勧めであるのは、第52話「早乙女選手、スープレックス」だ
もう完全に、タイトルで内容と、個人的なツボがバレてしまう
この女子ボクシング漫画は、できりゃ、(10)まで続いて欲しい。欲言っていいなら、(20)くらいまで出て欲しいが。その上で、無事に完結したら、今度は女子プロレス漫画に挑戦してくれないかな、いや、挑戦すべきだ、と思えるほどキレが良く、美しい放物線が描かれているスープレックスだった。実際のとこ、超一流の選手はこれが出来るんだろうか・・・
もちろん、女子の友情が深まっているストーリーも、グッと来た。クリスマスに、家族で過ごさずに済んで喜べる若さは眩しいねぇ
この台詞を引用に選んだのは、やっぱり、サトルはカッコイイし、心が強い、と感じ取れたので。ボクシングに限らず、格闘技で本当の強さを培うのに大事なのは、心なんだろうな -
Posted by ブクログ
あえて、このタイミングで言うべきことでもないよなぁ、そう、自分でも思うのだが、我慢してるとストレスになりそうなので、言わせてもらおう
この『早乙女選手ひたかくす』、表紙が妙にエロくないか? 妙な色気が漂っているように感じてるのは、私だけじゃない、と思う(思いたい)
いや、だって、こんな健康的な美少女が、バッキバッキに割れた腹筋を惜しげもなく晒してるんだぞ、どう考えたって、エロいだろ
ほんと、こんなエロい恋人がいるサトルが羨ましいっつーか、妬ましいっつーか、こう、上手く言葉に纏めきれない、ドス黒い感情が湧き上がる
かと言って、嫌いになれないんだよなぁ
だって、カッコいいじゃないっすか。しかも、この(4)では、今まで以上にカッコいいとこを見せてくれた
確かに、敗者は何も得られない。どれだけ頑張ろうとも、あと少しの差で勝てなければ、それまで積み重ねてきた努力がパーになる
けど、ボロボロになるほど、全力で戦って負けた男を、私はカッコ悪い、とは思えない。勇気を持って戦いに挑まなければ、負ける事すら出来ないんだから
それに、本人は何も得る事が出来なくても、その姿が、続く戦士にやる気を漲らせることだってある
負けた悔しさに震える恋人の姿で、ますます、闘争心が滾り、それどころか、勝利への渇望が芽生える早乙女さん、カッコいいわぁ
自分一人だけじゃ弱いかも知れない、でも、自分が強い、と言ってくれ、支えてくれる大切な人が出来たからこそ、強くなれた。だから、負けられない。恋人の存在が無駄じゃない、と証明しなきゃいけないから
気負い過ぎは、体を硬くしちゃうもんだけど、早乙女さんに関しちゃ、それは杞憂に過ぎなかったな
ストイックに強さを一人で磨いてきたミヅキの強さ、これも偽物や空虚ではない
ただ、今回は、サトルのサポートを受けてきた早乙女さんの方が勝った、それだけの単純な話だ
今回の試合、早乙女さんvsミヅキが一番、興奮した。「あ、この作品、ボクシング漫画だっけ」って思い出した読み手もいるだろうな
本音を言えば、もうちょい、一話くらい、じっくりかけて、試合を盛り上げて欲しかったのだが、恋人と特訓したカウンターパンチによる勝利シーンを目の当りにしたら、そんな願望、吹っ飛んじゃう
もちろん、この(4)でも、恋愛ドラマに進展がある
ほんと、ボクシングも、恋愛も、早乙女さんは全力で前に出てくる。そういう、不器用だけど恐れない姿勢には、キュンとする
先に、サトルは嫌いになれない、と書いたけど、さすがに、一発くらい殴っても良いよな、って気持ちにはなるな、早乙女さんと楽しそうにデートしている姿を見てると
一体、(5)では、この二人がどうなっちゃうのか、楽しみでしょうがないよ
できりゃ、もう一回くらい、サトルのカッコいい姿を、ボクシングの面で見たいんだが、厳しいだろうか
負けっぱなしじゃ、男が廃るぜ。せめて、小須賀相手に、雪辱は果たしてほしい。やはり、サトルも手に入れるべきか、必殺パンチを!!
この台詞を引用に選んだのは、まぁ、尻へのタイキックは勘弁してやるか、って気持ちになったので。こうも、全力で愛を叫ばれちゃ、見事、そう言うしかあるめぇよ -
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なんか、こう、どんどんと、表紙から、ラブコメである事を予想できる要素が削られていくな
まぁ、ボクシングも軸の一つだから、余分なものは削いでいくってスタンスなのかも知れないぞ
実際んとこ、この『早乙女選手ひたかくす』は、確実にキテる漫画だ
7刷目に突入しているのが、良い証拠である。ファンとしちゃ驚く事ではなく、もっと刷られろ、と思ってる
今年度の『このマンガすごい!』のベスト10入りは固かろう
面白い点は、もちろん、サトルと八重さんの不器用な恋愛ドラマにあるが、八重さんが恋にも、ボクシングにも、手を抜かないで、全力でぶつかっている点も大きい
何事も、本気で努力すれば、それに伴う結果が出るんだな、と感じられる、八重さんの練習風景から
そんな恋人の真剣さに触発され、トレーナーとしての頭角をメキメキと現し始めていたサトルも、選手として自分の殻を破るべく、誰にも秘密で頑張っていた。まぁ、男の子の、そういう努力は大体、バレるのがお約束であり、水口先生、わかってるなぁ
お姉さんキャラかと思いきや、若乃さんも、何気にサトルの隣を狙っているようで、八重さんとしては気が気じゃない。それでも、サトルは自分を本気で好いてくれているんだ、と小さなきっかけで、一気に元気を取り戻す。女の子の、そういうチョロいとこ、嫌いじゃない。普段、凛としている女子だと尚更
次巻では、恋愛とボクシング、どちらも大きな見せ場がありそうなので、実に楽しみだ
八重さんに勝った経験のある女子王者との再戦、サトルが何やら抱えている故郷に対するトラウマ、果たして、二人は己と相手に打ち勝てるんだろうか?
どの回も胸のトキメキが止まらなくなること確実だが、個人的に一推しなのは、第28話「早乙女選手、出くわす」だ。見た目からは想像できない、けど、好印象を抱けるギャップをヒロインに持たせるのは大事ってのが勉強になった。幽霊を怖がって、彼氏に密着しちゃう八重さん、乙女だな。けど、彼女の腕力に抱きつかれると、自制心の前に骨がギブしそう
この台詞を引用に選んだのは、八重さんらしいな、と思ったので。やっぱ、感覚でボクシングしているからか、自然と、人に教えるのが下手になるのかね。でも、八重さんはカウンターに必要な唯一のものを持っている。カウンターのコツ、それは体格やテクニックではなく、ハートだ。屈しないハートがあってこそ、カウンターの精度は研ぎ澄まされていくんだろう -
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私は、雑誌や漫画を作るのに関わる出版社の編集さんらと比べりゃ、まだまだ、素人、レベルとしちゃ下の下だろうけど、それでも、断言したい
この『早乙女選手、ひたかくす』は今年、今後、確実に来るべきラブコメであると
もう、何だ、このラブいストーリーは!!腹筋女子って新しめのヒロインだけど、内容は実に王道である
水口先生は読み手を容赦なく、殴り殺しに来てるぞ、萌えのワンツーからの、「カワイイ」のストレートで
バレちゃいけない立場だってのに、地味にイチャイチャしすぎだ、サトルと早乙女ちゃん
そんなんだから、あっさり、美都にバレるんだよ。まぁ、彼女の場合、環境的な理由で、他人の隠しごとの気配に敏感で、事実を見抜く目が鋭すぎるから、これは相手が悪かったとしか言えないな
サトルと早乙女ちゃんは一番にマズい奴に知られた、と思っちゃいるけど、読み手からすると、美都ちゃんが掻き回してくれる事で、余計にラブコメ感が強まってくれたので、感謝の言葉しかない
ま、確かに、ちょっと応援の仕方が過激で、精神的に疲れさせられてるか、二人とも。けど、美都ちゃんじゃなくたって、この二人は悪戯心半分にしろ、もうちょい大胆に行こうぜ、と背中は押したくなる
バレたらアウトなのは確かだけど、ずっと監視されてる訳じゃなし、家や空き教室とか、人目のない場所なら、成年漫画よろしく合体しちゃえとまでは言わんが、もう少し親密になってもいいだろう
ただ、デートに色気が無いと思ったら、美都ちゃんの策略があったにしろ、いきなり、風呂場で鉢合わせってエロイベントが発生って、水口先生、攻めてるなぁ
意外でも何でもないが、独占欲が強い早乙女ちゃんの心を、この(2)で掻き乱しているのは、何も美都ちゃんだけではない
サトルのお姉ちゃんポジションとして登場した、若乃先輩はイイ働きをしてくれている
サトルは見た目からしてヘタレだし、性格もチキンで、ボクシングも強くないけど、いざって時は大好きな早乙女ちゃんの為に体を張り、一肌脱げる奴だ
そんなサトルに惚れこんでいる早乙女ちゃんの牝としての嗅覚は正しいのだが、どうやら、彼女は何かを隠している様子
次巻では、サトルも覚えていない、本当の初めての出逢いが語られるのだろうか?恋人としての進展も含め、楽しみだ
どの回も、バカップルの初々しい反応に、こっちが赤面して来ちゃう。個人的に、肝臓打ちを喰らったのは、第18話「早乙女選手、完敗す」だった。ボクサーとしてだけでなく、一女子としても力の差をまざまざと見せつけられ、落ち込む早乙女ちゃん。この敗北が、彼女を強くする糧になる
この台詞を引用に選んだのは、既に上記しているが、サトルの良い所がハッキリと出ているからだ。どんなに魅力的な女子が周囲にいようとも、イイ男ってのは惚れている女しか見えていない。男が限界を超えた無茶なチャレンジに成功するのは、惚れた女がピンチって時と相場が決まってるもんさ -
Posted by ブクログ
いや、青年漫画系列のラブコメで、久々に「大当たり」を引いたな、私
表紙にこそインパクトがあるけど、ストーリーは高校生同士の恋愛として、かなり正道
ただ、まぁ、正直なトコを言うなら、うん、フェチに左右されるとは思う
腹筋がバッキバキに割れてる女子が好きな男を、変態だとは思わないが、マニア扱いはされるだろう。自分の「好み」に素直な男の漫画読みは躊躇わないだろうけど、葛藤しているタイプはレジに持って行くの、躊躇しちゃうかもな
けど、実際、買って読んで書いてる私が偉そうにアドバイスさせてもらえるなら、そんな小さな抵抗で、面白い漫画を読まないのはもったいないですよ
レジの店員さんは私らの顔こそ覚えちゃいるでしょうけど、何を買っていくか、なんて興味を持ってないから。自意識過剰ですよ、所詮。好きなモノは好き、認めたもん勝ちです、開き直りましょうや
柴田ヨクサル先生の作品に登場する強い女性キャラ、そんで、『富士山さんは思春期』(オジロマコト)がストライクな人は、確実に、この『早乙女選手、ひたかくす』にもKOされるコトは確実
先にも書いたが、ストーリーの設定、展開はベタなとこを押さえてくれている
ヒロイン・早乙女八重さん(・・・何か、ちゃん付けはしづらい)が女子フェザー級の王者ってのは、少しぶっ飛んでいるが、ストーリーが甘々なので、さほど気にならない。むしろ、自分の立場に苦しみながらも、恋心を押さえられてない早乙女さんの暴走は、ニマニマしてしまう
そんな早乙女さんに惚れられた、サトルも良いキャラだ。性別を超えて憧れていた相手に、いきなり、恋心を打ち明けられ、戸惑いながらも交際を始めたサトル。早乙女さんの立場を守るため、ともかく目立たないように心がけるのだが、そこは年頃のDDK。カノジョの、ふとした仕草や体のパーツにドキドキされまくり
読んだら、青い二人の秘密の交際、応援したくなる
そんな早乙女さんとサトルの恋の後押しをした、塩谷監督の失言やファインプレーも、この作品の見所と言っても過言じゃあるまい
また、ラブコメだけでなく、ボクシング漫画としても質は高いように感じた
主軸が恋愛なので、試合のシーンは極力少なくされているようだけど、そこは手が抜かれておらず、「おっ」と思えるだけの迫力がある
次巻への引きも上手く、(2)で、どんな波乱が二人を襲い、同時に、バカップルとして成長するか、感想を書くのが楽しみだ。果たして、この美都という女子は、どんな活躍を見せてくれるのか
どの回も胸のキュンキュンが止まらなくなるけど、個人的にオススメしたいのは、[第7話]早乙女選手、振り回す、だ。サブタイトルこそ、少しばかり穏やかではないが、この回ではサトルが色んな意味で男らしさを、読み手に見せつけてくれている。そんなサトルからの嬉しいコトバで、ヤる気スイッチがONになっちゃう早乙女さん、ホント、カッチョイー
この台詞を引用に選んだのは、そうだよな、それが恋だよな、と同意したくなったので。本気の好きってのは、上手くコトバに出来ない。小説家志望が、こんなコト言っちゃならんか。でも、その上手く言えないコトを、伝わるように表現するのも腕の内。しかし、ほんと、甘酸っぱいな・・・そう思うのは、私の胸が、もう熱くならないからか