佐々木かをりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
20年前の書だが、全然色あせることない。20年前、この本が書かれた頃は、Appleの社長はスカリー。Windowsは95、『イノベーションのジレンマ』はまだ書かれていないかなあ。"Intel inside"より前。ポーターの5フォースにひとつ項目を加えて見たりしているが、メモリー企業だったインテルがマイクロプロセッサ〜企業になる決断が「戦略変換点」であったと説く。ハードからソフトまで一企業が支配する縦型から、ハードはハード企業、ソフトはソフト企業と横型になるという考え方は、他の業界でもあることかと。この本にはこれから数年後におこるiTuneやiPhoneの原型も提示されてい
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Posted by ブクログ
1996年に刊行された本。でも、古さをあまり感じさせなかった。周囲の意見に耳を傾けながら、小さな懸念事項を一つずつ検討していくのは、文章で読むとさらっとしてるけど、実際はとても大変で疲れることだと思う。だからこそ、健康管理や睡眠が重視される(のかも)。
個人的には9、10章が面白かった。
9章はインターネットに対する筆者の見解がまとまっている。
90年代に出てきた「インターネット」という技術に対する見解も見事だったけど、クラウドやポータブルなパソコンの登場(たぶんスマホではなくて、PDAやポケットサイズのPCだと思う)まで見ていて、すごい人は本当にすごいと思った。
10章は、個人のキャリ -
Posted by ブクログ
原著発刊が1997年で、同時期にクレイトン・クリステンセン氏が「イノベーションのジレンマ」という概念を提唱している。戦略転換点を担う新CEOは前任者より優秀か否かではなくしがらみがないことに優位性があるとは、両者とも全く同じことを主張している。
グローブ氏の語る「戦略転換点」はひっそりと忍び寄り、振り返ったときの景色は一変している。そうした事業環境をどう乗り切るか、実際にインテルのかじ取りでチップバグの経営危機とCPUへ戦略転換した経験を持つグロープ氏の発言は重みがある。「1103という時刻を見るたびに当時が蘇る」という一文はそれだけ修羅場の意思決定であることを示唆している。大企業の経営者は