長井彬のレビュー一覧

  • 新装版 原子炉の蟹
    昔読んだのを再読。今年は原発の話題が多かったのでこの本を思い出して読みたいと思っていたところ、ちょうど新装版が出たので手にとりました。作者が元新聞記者だったということで、描写が細かくリアルな感じを受けました。哀しい話です。
  • 新装版 原子炉の蟹
    昔ながらのちゃんとしたミステリーっていう感じがした。でも複雑な条件設定にはついていけなかった。年だから。
  • 新装版 原子炉の蟹
    原子力発電所内での密室殺人を扱ったミステリです。社会派推理小説との評価ですが、「サルカニ合戦」の見立てがあって社会派だけに留まっていません。一見無理のある展開も、それほど違和感なく最後まで読み進めることができます。
  • 新装版 原子炉の蟹
    原子炉内の高線量地帯で、原発作業請負会社の社長が消えた。北海道にいる、殺されたなどの噂の飛び交う中、中央新聞の原田は作業員から殺人があったことを示唆され、担当者に当たることで確信を得て記事にするが、当の関東電力からの圧力で、捏造記事とされてしまう。そうこうしているうちに、担当者がまた原子炉内で殺害さ...続きを読む
  • 新装版 原子炉の蟹
    原子力発電所内で起きた密室殺人事件をかいたミステリー。
    原発の是非を問う内容ではなく、あくまでも事件がメイン。

    1981年に書かれたものと知って驚き。
    古さは少し感じるものの違和感は感じず。
    福島の原発事故が起き、原子力発電所内の映像を見る機会は増えたものの、やはり謎に包まれる場所。
  • 新装版 原子炉の蟹
    タイトルが気になって手に取った作品。
    原子力発電所内で起きた連続殺人を扱った社会派ミステリーってところ。書かれたのが1981年なので、舞台装置や台詞が古い感じがするのは仕方ないかな。でも、密室&見立て殺人と本格の要素を含み、ミステリーとしての古さはそんなに感じない。
    今でこそ世間の関心も高く、一般人...続きを読む
  • 新装版 原子炉の蟹
    タイトルに引かれて読んでみました。
    読みながら、登場人物の話し方が、「なんか、古風だなぁ」
    と思っていたら、1981年初版の作品でした。
    そりゃ、いまと違いますよね。
    でも、1981年だとしても、登場人物の話し方は、古風すぎる・・・。

    内容は、原子力発電所で発生した、連続殺人事件の話。
    でも、原子...続きを読む
  • 新装版 原子炉の蟹
     タイトルを見て311以降に書かれた本かと思いきや、1981年に書かれた本のようです。デビュー作ということなので、確かに若干性急な展開はあるものの、それでも骨太で読み応えのある物語でした。

     ……しかし、なんていうか、うん。若干出オチという気がしないでもない。