領内修のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
近未来のロードマップを描くにあたってヒントになるかなと思い、手に取った本。
リーマンショックに関する説明の多い第1部。
実際にCFOとして最前線で立ち向かった経験をもとに、年度越え資金の確保、販売先・納入先の倒産に備えた売掛金のチェックを対策の第一歩とし、資金を早め、長め、厚めに確保することの重要性をうたっている。
企業の資金留保が進んでいるが、リーマンショックのような非常事態に備えているからだとしたら、それを責めることも出来はしないなと感じた。
仮想現実が新しい価値を生むとした第2部。
近未来の企業のあり方としては、ものづくりから価値の創造を、とうたっている。面白かったのは、宇宙で無重力 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1.「リーマン危機」はいまなお続く!
2.「仮想現実」が新しい価値を生む!
3.ネット時代は「ハチの巣型」に変わる!
【要旨】2008年9月のリーマンショックは、言うまでもなく世界の金融、経
済、そして政治にまで多大な影響を及ぼした。およそ10年前に金融マンから
転じ、メーカーの“金庫番”であるCFO(最高財務責任者)としてリーマン
ショックに直面した本書の著者は、その前後から社会や文化が根底から変化
しつつあることを感じはじめたという。本書では、そんな著者が自らの得意
分野である「金融」「デジタル社会」「組織」の3分野における“近未来”
がどうなるのか、考えを述べている。ここでいう“近