プレジデント社のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
各界で突出した成果を残し続けるトップランナー104人の「メモの取り方・使い方」を徹底解剖した一冊。登場するリーダーや表現者たちは、メモを単なる「忘備録」ではなく、「思考を深め、決断を加速させ、アイデアを具現化するための最強の武器」として位置づけている。「思いついた瞬間に1秒で書き留める即時記録」「事実(ファクト)と自分の気づき・洞察を明確に分けるフォーマット」「タスクを分解して行動へ直結させるToDo化の技法」「あえて殴り書きして定期的に読み返し、編集・構造化する習慣」など、多種多様な実践例を提示。記憶力に頼らず、外化した記録を通じて最大のパフォーマンスを叩き出すための再現性の高い型を明快に体系化している。
所感・深掘り
「一流のメモ術とは綺麗に記録する技術ではなく、脳のメモリを浪費させる『覚えておく』という重荷を先回りして外部へ逃がし、クリアな思考空間を保ち続けるための解放設計である」という本質を突きつけられ、日頃の情報管理と自己鍛錬の姿勢を根本から引き締め直される一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「『頭に入っているから書かなくてもいい』と記憶を過信する姿勢こそが、脳に莫大な認知的負荷を強いている」という指摘だ。未完了の課題やひらめきを頭の中に放置すると、脳のメモリは無意識に占有され続け、深い洞察や瞬時の判断力は著しく鈍ってしまう。浮かんだ瞬間に紙や端末へと客観的な事実として外化し、頭を常に空っぽにしておくこと。思考のノイズを物理的に削ぎ落とし、目の前の一点に全エネルギーを注ぎ込める状態をつくることこそが、精神的な消耗を防ぎ抜く極めて合理的なセルフマネジメントなのだと痛感した。
また、自らの思考や方針を曖昧な口頭で終わらせず、メモとして可視化して手渡す姿勢は、現場を率いる指導者やリーダーにとって不可欠な利他の実践であると感じた。リーダーが方針や指示を自分の頭の中にだけ留め、感覚で指示を出せば、現場には「何を意図しているのか」という忖度と推測が蔓延し、メンバーは手戻りと不安で自発的なエネルギーを奪われてしまう。指導者自らが思考を研ぎ澄まし、誰もが迷わず動ける明確な言葉と事実の型として先回りして差し出すこと。リーダーが確固たる記録と安心感の土台となり続けるからこそ、現場の仲間は安心して自らの役割に集中でき、組織全体が淀みなく自走するのだと確信させられた。
記憶への過信や自己満足の記録を捨て、超一流のメモの型で思考の迷いを削ぎ落とし、明確な道筋を現場の自走へと還元し抜くこと。
日々の情報過多に追われて思考が浅くなりがちなビジネスパーソンはもちろん、思考の外化と情報伝達の解像度を極限まで研ぎ澄まし、関わるすべての人を迷いなく確かな行動と自立へと導く不動の軸を確立したいすべてのリーダーにとって、常に手元に置いて立ち返るべき知的生産の教科書だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ着物について着付けから選び方、お手入れなどについてわかりやすく書かれた良書。
ただ、これまでいくつか着物の本は読んできたので、新しい発見がたくさんあるというより確認できた、という感じになった。
また、タイトルの大久保さんが着物を着ている写真がほとんどだが、年代が違うので”「ワードローブ」拝見”などが参考になりにくかった。これは次に本を選ぶときに気を付けたい。
それにしても、着物の本は衿芯や小物、肌着などを自分で手直ししたり作ったりすることを勧める物が多く、この本もそうだった。これは本当に勘弁してもらいたい。ボタン付けですら四苦八苦する超絶不器用なので「ちょっと手直し」なんて簡単にはいかないのだ。1週間に1回のお茶のお稽古用に半襟をつけるのも苦痛すぎて「きらっく」一択なのだ。自分で手直ししなくてもよい方法をぜひ紹介してもらいたい。 -
Posted by ブクログ
色々な時間術を見てきたが、例えば4時に起きなさいとか、5時に起きなさいとか、あまり本質的ではないが、強制的に体感することでわかることもあるのかもしれない。時間術の本質は、時間は24時間で変わらないし、公平なものだ。でも、時間の使い方は公平ではなく人によって違う。スケジュールは、自身で抑えるブロック時間を作り、作業と企画仕事を両方とも入れてしまう。その上で、空き時間を効率的に使えるように雑務であってもやることをリスクにしておく。
25分に一回休憩5分入れるポモドーロ方式も、集中力を高める上では意義あるやり方だろうけれど、忙しい人にとっては25分とかはどうでもいい。次から次に来る仕事をさばくことも仕事であり、それが遅れたら命取りだ。自分へのアポを上手にとることで、やりたいことをやる時間を確保。まあ、普通にやっていることだろうけど、夏休みの宿題理論が正しいと思う。いつまでにやればいいとなると、そこまでしっかり持ってしまうからだ。