プロレス伝説継承委員会のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漫才師 浅草キッドの玉袋筋太郎らがプロレスラーにインタビューをしていく好評シリーズの第3弾。
そのジャンルを愛すること。
心から尊敬すること。
そして、楽しみきること。
浅草キッドの玉ちゃんは、それが全てやり切れる。
それは、彼自身が相方の水道橋博士とともに、明日を夢見ながら浅草のストリップ小屋での地獄の住み込み修業を原点としているからだ。
パワハラ、モラハラ、そんなものがなかった時代。
先輩は後輩を、虫けら以下の扱いでしごいていく。嫌なら辞めていけばいいじゃないか。
そこで生き残った物だけが、舞台のスタートに立つことが出来る。
だが、売れるかどうかの保証など全くない。
苦 -
Posted by ブクログ
プロレス取調室シリーズ第三弾。
今回はUWF・PRIDE関係者限定。
高田vsヒクソンの際の玉さんの「俺が行かなきゃだめだ」という気持ちでドームに観戦に行った、というコメントに当時を思い出して落涙。
僕自身、この時Uインターから気持ちが離れていたところ、リングス中継の試合後インタビューで田村潔司が「いろいろ言う人もいますが・・・皆さん、高田さんを応援して下さい」と言うのを聞いて、一度断った友人からの誘いに応じてドームに行ったのを思い出した。
あれから20年。
あんまり好きになれない菊田早苗が新日本に入門して馳にいじめられて逃げたエピソードなど、それぞれにシンパシーが抱ける内容となってい -
Posted by ブクログ
漫才師・浅草キッドの玉袋筋太郎とフリーライターの堀江ガンツ、椎名基樹による、昭和を生きたプロレスラー達へのインタビュー集。場所は大衆居酒屋。
かつてプロレスは、昭和のゴールデンタイムで放映されていた。
ジャイアント馬場の全日本プロレスは、日本テレビ。
アントニオ猪木の新日本プロレスは、テレビ朝日。
そして忘れてはならないラッシャー木村の国際プロレスが、東京12チャンネル(現在のテレビ東京)。
「いろんな苦労が、背中に出るし、レスラーの匂い、芸人の匂いが出るんですよ」浅草のストリップ「フランス座」で芸人修行積んだ玉袋にしか聞けない、珠玉の対談集。
玉ちゃんのプロレス愛に満ちた質問の数々に、 -
Posted by ブクログ
まだ夜と昼が分かれていて、堅気と堅気じゃない人々が棲み分けていて、強さの物差しがサイエンスじゃなくてファンタジーの領域にあった時代のレスラーたちのオーラルヒストリー。プロレスのリングは向こう側とこっち側の間に存在する「逢魔が時」を跋扈する異形の神々たちのステージだったと思います。それも絶対神じゃなくて八百万の神々、そんな妖怪チックなレスラーたちの思い出話は、ビールともつ煮と昭和LOVEの聞き手を得て、自分勝手なディテールに突入していきます。彼らの破茶滅茶ストーリーこそが昭和プロレスを成立させていた最大重要要素なのかもしれません。強くて面白くて可愛いい彼らの話が、寂しく感じるのそれが挽歌だからで